『教国の剣』が本作の過去編であったと知り、本作に飛びついて参りました。
元は人間のシードと、女神であるラナスオル。
二人の価値観による感覚のズレや、それぞれが抱える“想い”によるすれ違いなどを経て、傷つけ、傷つけられながらも進むこの物語。
二人に襲い来る試練は壮大で、彼らの戦闘は手に汗握ります…!
壮大なスケールで展開されていながらも、丁寧でわかりやすい描写が上手くストーリーをまとめられ、サクサク読めちゃうのが魅力の一つです!
そして何より心理描写。シードとラナスオルのどちらにもその言動には考えがあり、二人には感情移入しまくりでした…!
彼らが何を思っているのかわかるからこそ、そのすれ違いがもどかしく、毎度毎度「ア゛ーッ!!」と叫びたくなりました…笑
神でありながら、どこか人間らしさを感じる二人。絶対に好きになりますよ。
えぇ、私はこの二人が大好きです。推しです。尊い。
……からの、ラストシーン。
思わず泣きそうになりました…。まさかまさかの展開に、涙なしでは見られません……。
しかし、どこか満たされたような気もして……。
更に番外編では、娘・セラの旅が綴られています!
そこで繰り広げられる物語、そして、『わがまま女神』の真実。
「そういうことか!」と頷けました…!めっちゃ面白い!!
綺麗な終わり方で満足感が半端ないです……!!!
読んで損なし! 衝撃的かつ圧巻の、重厚な感動の物語です…!!
もうね、本当に大好き!!!!!
ぜひとも、ご覧ください…!