第4話

「何で君が泣くの!…えっ!」


「うるせぇ…お前なんかに」


「私は、貴方を愛してる…」


「周りもだぞ!…ばっか…」


文房具のキャラクターがこちらを見ている気がする。壁のポスターの女優男優と目が合う。電車の走行音で頭上がビリビリ揺れた。私達は、軽く口づけをした。それぐらいは許して欲しい。私は独り事を呟いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『…メリー…クリスマ…うむむ…メリークリスマ…?あれ…メリークリスマ…だけが言えない…?』 @take-radio

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る