第7章 「ライバルたちの攻勢と決裂」

 夏の夕暮れは、まだ酷暑の熱気をわずかに残しながら街を染めている。加賀美玲奈(かがみ れな)は会社を定時で上がり、急ぎ足で最寄り駅へ向かった。最近はずっと、仕事終わりに何らかのトラブルが重なっていたため、こうして早く帰れる日は少しでも息抜きをしたい――そう思っていたのだが、どうにも胸騒ぎが収まらない。


 (杉野さんに「答えを出してほしい」と詰め寄られたあの日から、結局何も解決してないし、颯太(さきさか そうた)のほうも……)

 思わず溜息が漏れる。会社の同僚である杉野翔平(すぎの しょうへい)からのアプローチは日に日に強まっており、先日にはもう限界だというような口ぶりで迫られた。どうにか言葉を濁したまま一旦は収まったが、彼の苛立ちは明らかだろう。


 そしてもう一人――幼なじみの颯太は、大学時代から付き合っていた恋人・工藤千尋(くどう ちひろ)との別れ話が泥沼化しているらしい。夏祭りの夜に電話越しで言い争っていた光景が脳裏を離れない。こっちもまだきちんと切れていないからこそ、玲奈も彼に対して変に踏み込めないままでいる。


 (いったい私は、どうしたいんだろう……)

 足早に改札を出ると、辺りはまだうっすら明るい。駅前の広場は学生や会社員たちで賑わっているが、玲奈の気分は沈みがちだ。いつもなら、このまままっすぐ家に帰ってオンラインゲーム「ユニゾン・オブ・ファンタジア」にログインし、B級王子のソウ(=ソウ・クレイサー)に癒やしを求めるところだろう。だが、今夜はなぜかそれすら気が重い。


 そんな思いを抱えながら、大通りに出たところで、不意に後ろから声をかけられた。

 「加賀美さん! ちょっと待って」

 振り向くと、息を切らした杉野が駆け寄ってくる。どうやらずっと後をつけていたようだ。玲奈の胸はドキリとするが、嫌な予感が拭えない。既に職場を出ている時間帯のはずだが、まさか帰り際に直接話を持ちかけられるとは。


 「杉野さん……どうしたんですか?」

 「どうした、って……そりゃ話があるからに決まってるだろ」

 彼は眉間に皺を寄せていて、いつもの穏やかな笑顔は影を潜めている。周囲の視線を気にしているのか、なるべく人気の少ない脇道へ移動するよう、玲奈の腕を軽く引いた。半ば強引なその仕草に、玲奈の不安はますます増していく。


 「この前から、ずっと言ってるよね。俺、加賀美さんを本気で好きなんだ。だけど、ずっとはぐらかされてる気がして……誰か他に好きな人がいるのか? それとも俺は完全に眼中にないってことか?」

 まるで仕事の交渉のような口調で、杉野は立て続けに言葉を投げる。玲奈は気圧されそうになるが、どうにも答えられない。現状では「他に好きな人」という断言はしづらいし、かといって杉野を受け入れるわけにもいかないのだ。


 「すみません……正直、はっきり自分でも分からなくて。今はちょっと……」

 「ちょっと? いつまでも逃げてるようにしか見えないんだ。俺だってそんなに暇じゃない。真剣に加賀美さんと向き合いたいのに、全然踏み込めないじゃないか……!」


 普段温厚な杉野からは想像できないほどの熱量が伝わり、玲奈は一歩後ずさりする。内心、(ここで私が断れば終わるんだろうか、それとも……)と混乱が加速していくが、言葉が出ない。

 すると、彼はふと視線を逸らし、何かを見つけたように顔色を変えた。玲奈もそれにつられて目をやると、そこには颯太の姿があった。駅前の雑踏からちょうどこちらへ向かって歩いてきたところらしい。おそらく仕事帰りだろうか、カジュアルなビジネススタイルで足取りもやや疲れているように見える。


 (まずい……)

 一瞬でそう思ったが、もう手遅れだ。杉野は勢いのまま、まるで颯太を呼び止めるように声を上げる。

 「……おい、ちょっと待って。そっちの君は、確か玲奈の幼なじみ、向坂さん……だよね?」

 颯太も驚いた表情で足を止め、あたりをきょろきょろ見回す。どうやら杉野と顔を合わせるのは初めてではないものの、こんな形で呼び止められるとは思っていなかっただろう。


 「え、ああ……確か会社の同僚の方、ですよね?」

 「そうだよ。……ちょうどよかった。ちょっと時間ある?」

 杉野が静かな怒りを滲ませながら近づき、颯太に対して声を落とす。玲奈は「や、やめて」と止めようとするが、彼らは意外なほどあっさり向かい合ってしまう。


 「向坂さん、あなたが玲奈の幼なじみで、何かと交流があることは知ってる。でも、俺だって好きなんだ。加賀美さんをどうこうする気があるなら、きちんと意思表示をしてほしいんだけど……」

 「え……いや、ちょっと待って。何の話をしてるんだ……」

 戸惑う颯太。杉野がさらに詰め寄るように声を強める。

 「はっきり言うけど、俺は加賀美さんとちゃんと付き合いたいと思ってるんだ。……もし君が彼女と特別な関係になる気がないなら、譲ってくれないか?」


 なんとも乱暴な物言いに、玲奈は固まる。まるで彼女を“モノ”のように扱う言葉だが、杉野も追い詰められているからこそ出た表現かもしれない。周囲の通行人たちがちらちらとこちらを見るが、おかまいなしに修羅場は続いていく。

 「ちょ……譲るとか、そういうの……玲奈は人だぞ?」

 颯太の声が険しくなる。もともと短気ではない彼だが、さすがにこれには怒りを覚えた様子だ。

 「分かってるよ、そんなことは。でも、一向に決着がつかないんだ。加賀美さん自身も、君とのことが吹っ切れないように見えるし……ならば、はっきりさせるしかないだろ!」


 まるで市場で商品を取り合うような言い方に、玲奈も思わず声を上げる。

 「杉野さん、やめてください! 私の気持ちを無視するのはやめて……!」

 杉野は一瞬ハッとした表情を見せるが、それでも引き下がらない。

 「じゃあ、加賀美さんはどうなんだよ。向坂くんと付き合うつもりなのか、それとも俺を受け入れてくれるのか……どっちかに決めてくれ!」

 これほど強引に迫られると、さすがに玲奈も耐えきれない。気持ちの整理が追いつかず、目頭が熱くなるのを感じる。そんな彼女を見て、颯太は杉野を睨みながら静かに口を開く。


 「……杉野さん、悪いけどそんな乱暴な話し方をされても困る。玲奈の気持ちを尊重してやってくれよ」

  「尊重? 君がいなけりゃ、もっと早く答えが出てたと思うんだけどな……」


 そこから先は、口論になる一歩手前だったが、玲奈がその場を逃げるように駆け出したため、強制的に終了した。杉野も颯太も、まさかこんな形で彼女が走り去るとは思っていなかったのか、しばらく硬直したまま追いかけることができなかった。


---


## ■ 千尋の突然の来訪


 その夜、玲奈は落ち着かない気分を抱えたまま自宅で過ごした。オンラインゲームにログインする気力も湧かず、ベッドに転がって天井を見つめる。頭の中には、杉野の「譲ってくれ」という言葉と、颯太の憤った表情が交互に浮かんでくる。

 (私……どうしたらいいの。もう、わけわかんない)

 泣きたい気持ちをこらえながら、なんとか眠りにつこうとしたが、深夜まで寝つけず、翌日はどんよりとした疲労感を引きずって仕事へ向かった。


 その翌日の昼休み、スマホをチェックしていた玲奈のもとに、思いもよらない連絡が入った。知らない番号からの着信で、出てみると女性の声がする。

 「……あなたが加賀美玲奈さん? 私、千尋。工藤千尋」

 息が詰まる思いがした。まさか直接電話をかけてくるとは想定していなかった。颯太の元恋人(まだ完全には別れていないが)である千尋が、なぜ自分に?

 「え……あ、はい。どうして私の番号を……」

 「颯太のスマホ見たら、あなたの連絡先があったから。ごめんなさい、勝手に探して。でも、言いたいことがあって」


 勝手にスマホを覗かれたのかという嫌悪感と、不吉な予感で胸が締めつけられる。電話口の千尋は一方的に話を続ける。

 「悪いけど、今から地元に行くから。ちょっと会えない? あなただって、颯太の幼なじみとして言いたいことがあるんじゃない?」

 「会う……? 急すぎますよ。私は仕事が……」

 「夜でもいいわ。今日中に会いたい」

 その強引な物言いに、玲奈はどう返事していいか分からず、結局曖昧に同意してしまった。千尋は「じゃあ夜にまた連絡するから」とだけ告げて通話を切る。


 (嘘でしょ……どうしよう、会いたくないけど、断ったら余計にこじれそう)

 仕事中に心臓がバクバクして落ち着かず、上司や同僚から「体調でも悪いの?」と心配される始末。杉野のことだけでも十分ストレスなのに、ここへきて千尋が現れるとは、まさに“ライバルたちの攻勢”という状況である。


 結局、その日の業務を何とか終え、夜の8時過ぎに地元駅の近くのカフェで千尋と会う約束を取り付けた。LINEのやり取りは短文ばかりで、相手の考えがまったく読めない。なんとなく一方的に怒鳴られる未来が見えて、手の震えが止まらない。


### ◆ 千尋との対峙


 駅前のカフェに入り、指定された席へ行くと、そこには端正な服装の女性が一人座っていた。髪を丁寧にセットし、ビジネスカジュアル風の服を着こなしている。工藤千尋――年齢は玲奈と同じくらいか、少し上かもしれない。

 「初めまして……加賀美です」

 「どうも。工藤です。急に呼び出してごめんなさいね」

 口調は硬いが、声のトーンは落ち着いている。睨みつけるような視線を想像していた玲奈は、意外と冷静な相手に戸惑う。


 メニューも見ずに千尋が切り出す。

  「単刀直入に言うわ。颯太とは最近うまくいってないの。これも知ってるでしょ? でも、私たちには大学時代からの付き合いがあって、簡単に切れない部分がある」

  「……はい、なんとなく伺ってます」

  「そこであなたにお願いというか、忠告があるの。颯太を……諦めてちょうだい」


 予想はしていたが、あまりにもストレートな物言いに、玲奈は言葉を失う。千尋の瞳は真っ直ぐこちらを見据えている。

  「颯太は、あなたのことを意識してるみたい。幼なじみだし、昔の思い出もあるからかもしれない。でも、だからって今さら割り込むのはやめてほしいの」

  「……割り込むなんて、私は別に……」

  「どちらにせよ、私と颯太はまだ終わってない。きちんと顔を合わせて話す予定だし、彼女ヅラして近づかれるのは困るわ。彼だって迷ってるだけで、本当にあなたを選ぶとは限らない」


 声の調子こそ落ち着いているが、その内容は鋭い刃のようだ。玲奈は震える手を必死に抑えながら、どうにか反論を試みる。

  「……私はただ、幼なじみとして応援してるだけで……その、別に邪魔する気は……」

  「応援? それであんなに颯太と連絡を取ってるの?」

  「……それは、地元に戻ってきたから、近況を報告したり……」

  「そうやってずるずると彼を誘惑してるんでしょ? 幼なじみって便利な言葉よね。正直、私から見るとあなたは余計な存在にしか思えないの」


 言葉の一つひとつがグサリと突き刺さる。たしかに、玲奈自身もどこかで「幼なじみだから」という理由を免罪符にして、颯太との距離を縮めていたのかもしれない。そう考えると、千尋の言葉が完全に的外れとも言い切れないだけに、余計辛い。

 「もし、まだ少しでも私たちがやり直せる可能性があるなら、その邪魔をしないで。……はっきり言って、あなたがいると颯太の気持ちが揺れるのよ。彼も優柔不断だから、あなたが割り込んでくるといつまで経っても決着がつかない」

 「私だって、別に……」

 「いい? 大学時代からずっと一緒にいたんだから、私が颯太を諦める気はない。あなたが余計なちょっかいを出さなければ、きっとうまくいくはずなの。だから――」


 そこまで言われて、玲奈の中で何かが切れかける。自分だって、彼の邪魔になりたくて近づいたわけじゃないし、単純に懐かしさや再会の喜びがあっただけだ。それをまるで“誘惑”扱いされるのは理不尽すぎる。

 「ちょっと待ってください……私だって、そんなに簡単な気持ちじゃ……」

 声を荒げそうになった瞬間、スマホが震えた。千尋のほうにも同時に着信が来たらしく、二人は一瞬顔を見合わせてから画面を見下ろす。どうやら同じ人物、つまり颯太からの連絡のようだ。


 「もしもし? 颯太?……ええ、今……」

  千尋が通話ボタンを押す。すると、玲奈のスマホにも「颯太」からの着信が表示されている。どうやら二人同時にかけてきたらしい。戸惑いながら、玲奈も電話を取るが、颯太の声はやけに動揺しているように聞こえる。


 「なあ、千尋は……え、まさか玲奈と一緒にいるのか? ちょっと待って……お前ら、勝手に会ってるのか?」

 同時並行で二人と話しているらしく、混線状態もいいところだ。千尋は「私は悪くない。あなたのスマホにあった番号を使っただけ」とさらりと告げるが、颯太は明らかに焦った声で「勝手なことをするな!」と強く制止する。


 そのとき、カフェの入り口が開き、息を荒らした颯太が姿を見せた。どうやら電話を切ってすぐ現場に駆け付けたらしい。千尋も目を見張り、玲奈は思わず席を立つ。三人の視線が交差し、カフェの中が一瞬で張り詰めた空気に包まれる。


### ◆ ついに破局宣言


 「千尋……なんで、玲奈と勝手に会ってるんだよ。いい加減にしてくれ」

 いつも穏やかな颯太の表情は硬く、明らかな怒りが滲んでいる。千尋は落ち着き払って返す。

  「あなたがはっきりしないからでしょ。私だって、こんな話は本当はしたくなかった。でも放っておいたらあなたはどこまで流されるか分からないもの」

  「流される……? やめてくれ、俺はもうお前とのことは……」


 そこまで言いかけて言葉を呑み込む颯太。玲奈はその場で立ち尽くしているしかない。周囲の客が何事かと注目しているが、誰も声をかけられない。千尋はさらに追及するように問いかける。

  「どうなの? もう私とは無理だって言うの? 本当にそうしたいわけ?」

  「……そうだよ。もうこれ以上は無理だ。前にも言っただろ、距離ができすぎたんだ。お互い仕事もあるし、考え方が変わったんだよ」


 はっきりと「無理だ」と言い切った颯太の声は苦しげだ。千尋の瞳が揺れたのが分かる。感情を抑えていたものが一気に噴き出しそうな空気が漂い、玲奈は息をのむ。

 「……そう。じゃあ、もう何も言わない。私に連絡ちょうだいって言っても、どうせ答えは決まってるんでしょ」

 膝の上で両手を握りしめながら、千尋はすっくと立ち上がる。横を通り抜けようとして一瞬、玲奈に目をやる。

 「まあ……あとはあなたの好きにすれば。私はもう用済みなんだって」


 皮肉めいた言葉を残し、千尋はスタスタとカフェを出ていった。後に残されたのは呆然と立ち尽くす玲奈と、軽く震える肩を下ろした颯太。周囲の客たちがコソコソと噂する声が聞こえ、店員も状況を伺っているが、声をかけられない様子だ。


 「……ごめん。俺、最低だよな。千尋にこんな形で言わせてしまって……」

 「ううん……私、何もできなくて」

 玲奈は半分混乱しながら、テーブルに視線を落とす。颯太は何か言おうとしたが、店内ではプライバシーが気になるのか、それ以上は口を開けなかった。


---


## ■ ゲームに逃げ込むことさえできず


 その日の夜、玲奈は心が限界に近づいているのを感じた。杉野の激しいアプローチ、颯太と千尋の実質的な破局宣言――まるで“ライバルたちの攻勢と決裂”というテーマの映画でも見ているようだが、現実には目の前で起きている惨状である。

 いつもなら、こういうときこそゲーム「ユニゾン・オブ・ファンタジア」でB級王子とやり取りするのが気晴らしになるかもしれない。だが、今夜はどうにもその気になれない。ログイン画面を開いてみたものの、“ソウ・クレイサー”の顔を思い浮かべた途端、妙な罪悪感や虚無感が襲ってきた。

 (こんなに現実がめちゃくちゃなのに、ゲームで戯れてていいのかな……)


 結局、パソコンを立ち上げただけで何もせず、リビングのソファに倒れ込んだ。何も解決していないし、自分自身が彼らの気持ちにどう応えるべきか答えが出せない。頭の中はぐちゃぐちゃだ。


### ◆ 王子もまた苦悩を抱えて


 一方、向坂颯太もまた自宅でパソコンの前に座っていた。大きくため息をつきながら「ユニゾン・オブ・ファンタジア」のアイコンにカーソルを合わせるが、クリックする手が止まる。千尋との別れを、ああいう形で正式に言い渡した以上、さまざまな煩雑な手続きや話し合いが今後控えているだろう。彼女の気持ちを傷つけた罪悪感と、自分の優柔不断さを責める気持ちが混在している。

 (今さら王子キャラでB級台詞を吐いても、心が晴れるわけじゃないよな……)

 そう思いながらも、ゲームのアイコンを見つめる時間がやけに長い。そこに入れば、少なくとも“ソウ・クレイサー”としての自分は自由になれる。思考の迷いを吹き飛ばすようなB級ノリが待っている。実際、それで救われてきた面は大きい。


 (だけど、玲奈……いや、レナともちゃんと話したいし……)

 結局、今夜はインしないことに決め、パソコンをシャットダウンする。考えがまとまらない状態で王子を演じるのは違う――そんな気がするのだ。


 こうして、玲奈も颯太も、ゲームの世界に逃げ込むことさえできないまま深夜を迎える。今夜もまともに眠れる気がしない。ライバルたち――杉野と千尋――の行動によって二人は翻弄され、お互いへ気持ちを確かめ合う暇すら奪われている。


 まだ何も解決していない。ただ、颯太が千尋との関係を「もうこれ以上は無理だ」と告げたのは確かだ。それが真の決着を意味するのか、それともさらにこじれる火種となるのか――それは誰にも分からない。杉野の激しい要求は、玲奈の気持ちをますます追い詰めているし、王子(ソウ)とレナとしての繋がりも、次に会うときには何かしらの影響を受けるかもしれない。


 息苦しい夜が静かに更けていく。B級映画さながらの泥沼展開が、これからどんな結末へと向かうのか。現実の“ライバルたちの攻勢と決裂”が、一方でゲームの世界をも左右する日が来るのかもしれない。いずれにせよ、今はまだ誰も前へ進む術を見いだせずにいた――。

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