自分で自分の心に蓋をすることかあります。
伝えられないから、言葉にできないから、現実を受け止められないから。
でも、心はみんな知っていて。
きっと、そんな時に涙はでるのです。
大好きな人に映画に誘われて舞い上がっていた時に、その人は自分を見ていないと分かってしまう。
あの時、希和子は恋を失ったのでしょう。
だけど、希和子のそばには百花がいます。
一緒に泣いてくれる存在がいます。
だからきっと、この子たちは大丈夫です。
この物語が届けるのは、切なさと愛しさ。
そして人を想う優しい気持。
この物語を読まれた方には、きっと届きます。私は、そう思っています。