〇どんなキャラクターで書くのか?【主要キャラ編】



 本章では、主要キャラとなる主人公とキーパーソン(本作であれば主人公のパートナーとなる「初音ミクポジション」)を決定していきます。言わば、いなくては始まらない、物語の運転手とも呼べるでしょう。

 この辺りは物語に対して抱く欲求によって、『まずどんなジャンルで書くのか?』と前後する部分かもしれません。


 まず主人公ですが、言わずもがな、物語を動かすカメラ役……と言うと人称視点の問題となってややこしいですが、概ね間違いはないかと思います。

 第二作目『JuveniLOiD2.0 -ジュブナイロイド・ツー-』から付けた『君本侑キミモト・ユウ』をそのまま流用しました。元々ゲーム的な設定だったので、「君のもとに人は有り」と「YOUあなた」を合わせたプレイヤーキャラクター風のネーミングとなっています。

 前作、前々作が少々奇をてらった設定となったため、現状では転校してきたごく普通の高校生とするつもりです。とはいえ、第一作目から変わらず性別不詳設定は貫くつもりではあります。これは男女問わないファッション設定が可能となった昨今のゲーム事情を鑑みた際、「それならそもそも性別も規定しなくていいのではないか?」と思った出来事に起因しています。こういった性別、年齢の決定(世界観によっては職業や人種なども)は、キーパーソンを含めて必要な要素と言えるでしょう。


 続いてキーパーソンですが、物語の原動力となる中心人物と言えます。場合によってはメインヒロインとも言い換えられるのではないでしょうか。

 本作においては初音ミクに相当する音楽制作用ソフトウェアのバーチャルシンガーで、主人公と同じく第二作目『JuveniLOiD2.0 -ジュブナイロイド・ツー-』から付けた『音枝オトエダレンリ』をそのまま流用します。細かな性格に関しては要検討ですが、主人公達を非日常へと導くポジションは変わらないため、前作、前々作とも違うキャラクター付けをしようと考えています。

 これは他のキャラクターであっても言えることですが、序盤(出会い)に重きを置くキャラクターは中盤~終盤にかけて影が薄くなりがちなので、そうならないような埋め合わせをする必要性があるでしょう。これがメインヒロインであれば恋仲になることである程度解消されますが、本作においては主人公と恋愛関係にならないため、この手は使えません。思い付き次第、補記しようと思います。


 次章では主人公とキーパーソンを取り巻く仲間達を決定していきます。


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