第10話 Ride on

 Ride on


 朝、目が覚めた 

 気分が良くて

 車に乗って 街に出た

 お前を見て すぐに気付いた

 俺のモノだと 声を掛けたら

 気安くしないでって 

 目で見られた

 でも、分かったよ 

 嫌いじゃないと

 助手席の ドアを開けたら

 Hey!Ride on

 欲しいモノなら 

 有るところから

 いただけば良い 

 躊躇わないで

 邪魔な奴らは 

 消しちまえば良い

 

 昼過ぎるまで 

 寝て目が覚めた

 隣で眠る お前見た

 俺は起きて 

 シャワーを浴びた

 何のことだと 考えてたら

 お安くないわよって 

 言って笑う

 でも、分からない 

 満足なのか

 運命の 扉開けたら

 Hey!Ride on

 足りないのなら 

 欲しいモノから

 足してけば良い 戸惑わないで

 邪魔にされたら 

 逃げちまえば良い


 真夜中過ぎに 

 不意に目覚めた

 横のお前の 涙みた

 俺は知った 手遅れなんだ

 不安を抱え 迷っていたら

 逃げるだけは嫌だって 

 泣いて言う

 でも、決めたんだ 

 お前といると

 断罪の 扉開けたら

 Hey!Ride on

 消えて行くなら 俺の方から

 消しちまうんだ 

 思いのままに

 二人の事が 残らぬように

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