幸せなハンス
増田朋美
幸せなハンス
寒い日であった。本当に寒い日であった。もうこんな日は、厚手のコートが必要になるなと思われる日であった。いろんなものが危険と判断されてしまうこの頃、幸せハンスのような、何も持たない人のほうが幸せなのかもしれなかった。
その日も、製鉄所は稼働していた。製鉄所と言っても鉄を作るところではない。理由があって、家や学校に居場所がない女性たちが、勉強や仕事をする部屋を貸し出す、福祉施設であった。そんなところだから、年末年始も稼働している。むしろ、年末年始だからこそ、そういう女性たちは、居場所が欲しくて製鉄所へやってくるのである。家族や親戚にいらない人扱いされるのが辛いからと言うのが、一番の理由であった。
そして、年末年始にも稼働しているものがもう一つある。製鉄所で間借りしている水穂さんは、全く動くことができず寝込んでしまって、杉ちゃんやブッチャーの世話を受けているのであった。ご飯を食べれば咳き込んで吐いてしまうことを繰り返すのだ。
「もう!いい加減にしてくださいよ!こんなに食べないで、畳の張り替え代ばっかりかかって、一体どうすれば良いのですか!」
ブッチャーは今日も、畳を汚してしまった水穂さんに言った。いくら食べ物を食べさせても、必ず咳き込んで吐いてしまう。そして咳き込むと、朱肉のような色の液体が口から出て、畳や布団を汚してしまう。水穂さんがご飯を食べるのは、その繰り返しだった。どうしても食べてくれない。何度もこれを繰り返すと、最後には、介護する人のほうが頭に来てしまって、怒鳴りたくなってしまう。人間はどうしても相手のことを考えてあげられるのはほんの少しで、自分の不幸のほうが勝ってしまうものらしい。
「水穂さん、たまには俺達のことを考えてくれませんか。いくら体が辛くても、食べるってことは本当に大事なことでしょう。それをしないで、こうして汚してばっかりじゃ、本当にどうかしてます!」
思わずブッチャーはそう言ってしまうのであった。この有り様を眺めていたジョチさんも、ここまで汚されたら、呆れてしまったのだろう。なにか少し考えて水穂さんに言った。
「そんなに体が辛いのであれば、温泉でも行って、ちょっと体を癒やしてきたらいかがですか?ちょっと違った場所へ行ってみるのも、体力を回復させるには良いのかもしれませんよ。僕が良いところをお探しして差し上げます。」
「そうだそうだそれが良い。俺も、どっかへ出たほうが良いと思います。水穂さん、ゆっくり二三日くらいのんびりしてきてください。立派なホテルよりも、もっとこじんまりしたところが良いでしょう。俺、調べますから、ちょっとまってくださいね。」
イライラしていたジョチさんとブッチャーは二人でタブレットを開き温泉を調べ始めた。もちろん暮だから、どの旅館も満席で当たり前である。伊豆や箱根などの観光地は、ほとんど希望者でいっぱいだった。ただ一軒、やっと泊まれそうな旅館が見つかった。箱根の山奥にあるとても小さな旅館だった。名前は大野屋と言った。
「よっしゃ、ここへ泊まらせましょう。でも、2名以上でないと無理なのか。」
ブッチャーが画面を見ながら言った。
「誰か一緒に行ってくれる方はいませんかね。」
ジョチさんがそう言うと、それを聞きつけた杉ちゃんが、
「はあい僕僕!」
と言ったので、杉ちゃんと水穂さんに二人で箱根に行ってもらうことにした。二人は早速、翌日にジョチさんが用意してくれた介護タクシーで箱根に向かった。どうやら大野屋は、塔ノ沢というところにあるらしいのだ。そこへ実際行ってみると、大変山奥の簡単には立ち入りできなそうな温泉街で、箱根湯本にあるような豪華な旅館は一つもなく、数部屋しか用意していない小さな旅館ばかりの、寂れたところだった。とりあえず、介護タクシーの運転手さんに大野屋の正面玄関でおろしてもらって、杉ちゃんたちは、大野屋の入口から中へ入った。
「いらっしゃいませ。ご予約のお客様でございますか?」
着物を着たおばあさんが、にこやかに笑って応対してくれた。もう、80歳を超えているようなおばあさんだけど、きちんとした着物を着ていて流石に旅館の女将さんという雰囲気は持っている。
「はい。僕は影山杉三で、こっちは磯野水穂さん。」
杉ちゃんがとりあえず名前を言うと、
「はい。影山様ですね。お待ちしておりました。それでは、お部屋へご案内いたします。」
女将さんはそう言って、杉ちゃんたちを部屋へ案内した。確かに古臭いといえば古臭い感じの建物なのだが、でも床の段差は一切ないし、障害のある人でもちゃんと泊まれるようになっている。
「さあお部屋へどうぞ。」
女将さんは、杉ちゃんたちを部屋へ案内してくれた。8畳の小さな和室であった。しかしそれだけである。テレビもなければ電話機もない。お茶を飲むためのケトルなどは用意してくれてあるが、それ以外家電製品は置かれていなかった。冷蔵庫も用意されていなかった。
「何もない部屋ですけど、ゆっくりくつろいでください。暖房は、言ってくだされば稼働しますので。」
女将さんにそう言われて杉ちゃんたちはとりあえず部屋へ入った。水穂さんがもう疲れ切った顔で、
「もう休みたい。」
と呟く。基本的に旅館の布団を敷く時刻は決まっていて、それ以外の時刻は布団無しで休むのが基本である。杉ちゃんがまだ早いぞと言ったところ、
「ああ、おふとん敷いて休まれますか?」
と女将さんが優しく聞いてくれた。そして、老齢の体であることを感じさせない動きで手早く布団を敷いてくれた。水穂さんは、どうもすみませんと言って、そのまま倒れるように布団に横になった。
「ここに来る方はみんな訳アリの方ばっかりなんです。だから、規則とか気にしないでよくお休みください。なにかありましたらお申し付けくださいね。お風呂は、廊下を渡って奥になります。何時でも入れますので、お手伝いが必要ならおっしゃっていただければ。」
と、女将さんはにこやかに言った。
「こちらには、娯楽室とか、そういうものはあるの?」
杉ちゃんが言うと、
「ございません。」
と女将さんは答える。
「じゃあ、カラオケとか、宴会場とかもないの?」
杉ちゃんがまた聞くと、
「はい。それもございません。テレビも、調子を悪くされるお客様が出たことがあったので、おいてないんです。」
と女将さんは答えた。
「カラオケもないしコンパニオンさんもいませんが、何よりも良質な温泉が目の前にあります。それを目的に来るお客様のための大野屋です。」
「はああ、なるほどねえ。」
杉ちゃんは、とりあえず言った。水穂さんが布団に寝たまま、もうそれ以上聞かないほうが良いと言ったので、杉ちゃんは、それ以上聞かなかった。
「それでは、ごゆっくりお過ごしくださいませ。なにかありましたら、お申し付けくださいませね。」
女将さんはそう言って部屋を出ていった。
「なんかがらんどうみたいな旅館だな。テレビもないし、カラオケもないしあるものはなんだろう?」
杉ちゃんが腕組みをしてそう言うが、水穂さんの方は完全に疲れ切ってしまったようで、反応しなかった。こうなると普通の人の感覚なら、退屈でしょうがないというところだろう。
「せっかく温泉旅館に泊まったんだし、おふろにでも入ろう。」
杉ちゃんは、用意されていたバスタオルを持って、部屋を出た。部屋は鍵を掛ける必要が無いようになっていた。女将さんに言われた通り長い廊下を辿って、浴室と書かれているドアを開けた。
と言っても、車椅子の杉ちゃんなので、一人で温泉に入るのは無理だった。男湯と書かれているドアを開けると、近くに御用の方はボタンを押してくださいと貼り紙がしてあって、小さな呼び鈴がおいてあった。杉ちゃんは何も迷いなくそれを押した。
すると、浴室の中から、一人の老人が杉ちゃんの前に現れた。
「大番頭の今井と申します。なんの御用でございましょうか?」
「ああ、お風呂に入りたいんだけど。」
杉ちゃんがそう言うと、
「さようでございますか。なんでもお手伝いできますので、どこからお手伝いしましょうか?」
大番頭さんは、杉ちゃんにそういった。
「そうか。じゃあ、着物を脱ぐのは自分でやるから、風呂にいれるのだけ手伝っておくれよ。」
杉ちゃんが言うと、大番頭さんはわかりましたと言った。とりあえず、杉ちゃんを脱衣室まで案内してくれた。脱衣室と言っても、かごのある棚があるだけの部屋。体重計も、体脂肪計も何も無い。
とりあえず杉ちゃんは、着物を脱いで、車椅子で裸になった。大番頭さんの話によると、浴槽にタオルをいれるのはだめだということだった。大番頭さんに浴室入口のドアを開けてもらい、浴室へ入る。小さな浴槽が一個あるだけで、露天風呂もないし、はやりの泡風呂などもない。大番頭さん、お年を召しているのに力持ちで、杉ちゃんをヒョイと持ち上げ、浴槽に入れてくれた。ちょっと浴槽から離れたところに、チョロチョロと音がして、ここから源泉が流れてくるという。特に水を入れて薄めたりすることはなく、源泉そのものを使っているということであった。そういうわけだから、大変熱かった。おそらく、45度は超えると思われる、熱い温泉であった。源泉を少しずつ出すようにしているのは、一気に出すと熱くて入れないからだという。
「はあ、いい気持だねえ。僕熱い風呂が好きなので、良いんだよねえ。」
杉ちゃんはそんなことをいいながら温泉につかった。すると、入口のドアが開いて、一人の男性が浴室に入ってきた。なんだか疲れ果てた表情の男性。なにか病気にでもなっているに違いない。だけどこの温泉に迷いはない様子だった。
「今日はどちらからお見えになりました?」
杉ちゃんはその人に聞いた。
「東京です。」
とその人は答える。
「へえ、そんなところから来たんだ。僕らは静岡なんだけどね。その顔からすると、お前さんどっか悪いの?」
杉ちゃんという人は、何でも口に出して聞いてしまう癖がある。
「ええまあねえ。」
とその人は答えた。
「そうなんだ。この温泉は常連さん?」
杉ちゃんが聞くと、
「ええ、月に一度は来ています。」
とその人は答えた。
「そうなんだ。この温泉を知ったのは、インターネットで知ったのか?それとも、誰かの紹介で?」
杉ちゃんがまた聞くと、
「ええ、病院の紹介なんですよ。精神科の先生が教えてくれたんです。ここの旅館を利用する人はそんな人ばっかりですよ。みんな知り合いの人から聞いたとか、病院で紹介されたとか。」
その人はそう言ってくれた。
「でも僕らは、ウェブサイトを見てきたんだけど。」
杉ちゃんが言うと、
「ああ、家は公式ホームページもありませんから、おそらく、温泉マニアのためのサイトを見てきてくれたのでしょう。うちは、観光旅館ではありませんから、観光目的で来られると困るのでね。それで、電話予約だけ受け付けているんです。」
大番頭さんがそういった。
「それにしても、熱いお湯だな。なんか我慢比べしてるみたい。」
杉ちゃんがそう言うと、大番頭さんは無理しなくてもいいと言った。こちらの温泉では長風呂ではなくて、ちびちび短時間はいるのがお決まりであるという。杉ちゃんがじゃあ出してくれというと、大番頭さんは、手すりと浴槽にある坂を利用して、浴槽から出してくれた。そして手早く車椅子に乗せてくれて、体もすぐに拭いてくれた。
「本当に温泉だねえ。出ても寒い感じがしない。あったかい。」
杉ちゃんが感想を言うと、大番頭さんはにこやかに笑って、
「はい。それが家のウリなんですよ。温泉そのものですから、そうやって、すぐに湯冷めしないんです。」
と言ってくれた。そして、長襦袢を着たり着物を着たりするのも手伝ってくれた。お陰で杉ちゃんすっかりいい気分になって、風呂から出ていった。
杉ちゃんが風呂から部屋に戻ってくると、部屋で眠っていた水穂さんが目を覚まして、どこへ行ってきたのか訪ねた。杉ちゃんが風呂へ行ってきたというと、よく手伝ってもらえたねと、水穂さんは驚いていた。
それからしばらくたって、部屋のドアを叩く音がして、また先程の女将さんがやってきた。
「お夕食でございます。当館は、豪華なごちそうはありませんが、そのかわり暖かい家庭料理でおもてなしいたします。」
と、女将さんは言った。そして、お盆に乗った夕食を部屋のテーブルの上に出してくれた。もちろんふとんは敷いたままであるがそれでも良いという感じであった。確かに、旅館の夕食というとテーブルに乗り切れないほど豪華な食材が出てくるというイメージだが、ここはそうではなく、簡素な定食屋さんで出される定食という感じである。杉ちゃんの前に出されたものは、ご飯と猪肉のおでん、そして味噌汁とデザートであった。水穂さんのほうは、美味しそうな蕎麦だった。女将さんは、予約時に、肉アレルギーの方がいると聞いたので、おそばをお出ししましたと説明してくれた。
「猪のおでんと自家製の手打ちそばでございます。どうぞ召し上がってください。」
そう言われて、杉ちゃんと水穂さんはいただきますと言って、ご飯を食べ始めた。水穂さんは食べるのにちょっと躊躇したが、
「どうぞ食べてくださいませ。蕎麦は十割そばで、小麦粉は一切使っておりませんので安心してください。」
と女将さんが優しく言うので蕎麦を思わず口にした。その女将さんの顔がとても優しそうな顔だったので、水穂さんはそばを食べることができた。杉ちゃんがこっそり拍手をしてあげたくらいだ。結局、水穂さんはそばをちゃんと食べてくれて、しっかり飲み込んでくれた。そして、
「ごちそうさまでした。」
と女将さんに座礼すると、女将さんはにこやかに、
「おそまつさまでした。」
というのである。お味はいかがですかとか、そのようなことを聞いてくることはなかったけれど、
「大変美味しいおそばでした。」
と水穂さんは言うのであった。杉ちゃんの方はそれに感激してしまって、
「ああ、今までずっと食べれないやつが、おそばを食ったぜ!」
なんて言うほどであった。
「きっと女将さんが優しい顔してくれたからだろうな。いつもは僕もブッチャーも、ぶっきらぼうな顔して睨みつけてるもんな。」
ブッチャーは今頃、大きなくしゃみをしていることだろう。杉ちゃんと水穂さんは、そうして夕食を食べ終わった。女将さんに食器を片付けてもらって、水穂さんはまた布団に入る。なんだか水穂さんも顔もほんのり赤くなって、ご飯を食べてくれたということが、実感できたようだ。
「いつも食べれないで悩んでいたから今日は良かった。こういうところに来て本当に良かったよ。」
女将さんが出ていくのを見ながら、杉ちゃんは言うのだった。とりあえず、その後は、ちょっとおしゃべりもしたけれど、早めに布団で寝ることにした。幸い呼び出しボタンはあり、それを押すと従業員さんを呼び出すことができるらしい。杉ちゃんがそれを押すと、大番頭さんが来てくれて、手早く布団を敷いてくれたり、杉ちゃんの着替えを手伝ってくれたりした。杉ちゃんも布団に入って、
「ああ今日はなんていい日なんだろうね。水穂さんが、やっとおそばを食ってくれた。それは変えられない事実だぜ。本当に本当に嬉しいな。」
というくらいだった。大番頭さんが、そんなに食べないんですかと冗談交じりで聞くと、
「おう。毎日食べるどころか。この窶れた体が証拠だよ。」
と、杉ちゃんは言った。大番頭さんは、それならどんどん来てくださいねと言って、部屋を出ていった。杉ちゃんも水穂さんも、その日はすぐに寝てしまったのでその後旅館では何が起きているのかはわからなかった。
翌日。杉ちゃんたちは朝食を運んでくる音で目が覚めた。また大番頭さんが手伝ってくれて、着替えをし、女将さんが用意してくれた朝ご飯を食べさせてもらった。朝ご飯は、焼き魚と、美味しそうな味噌汁、そしてご飯と肉じゃがである。特に飾り付けは無いけれど、こういう素朴なお料理のほうが、簡単に食べようと言う気持ちになるものだ。焼き魚の食べられない水穂さんには、大豆のお肉の入った豚汁が出された。女将さんは、大豆のお肉だから大丈夫だと言ったので、水穂さんはその通り豚汁を飲んだ。その通り飲んでも咳き込むことはなかったし、ちゃんと最後まで飲むことができた。
そうこうしていると、退出時刻になった。杉ちゃんたちを、介護タクシーが迎えに来た。女将さんと大番頭さんに見送ってもらいながら、水穂さんが宿泊料金を払い、丁寧に礼を言って退店した。水穂さんは、大番頭さんに、この旅館のことを、ブログにでも書かせてもらえないかと聞いた。大番頭さんが、観光旅館ではないので、むやみに紹介されては困ると言ったが、
「いえ、そういうことじゃありません。きっと、女将さんや、大番頭さんのような、優しい気持ちを求めてる人は、たくさんいると思うんです。」
「そうそう!だって水穂さん、ご飯を食べられたんだぜ。僕らはそれが何よりうれしかった。そういうのを求めてる人は、いっぱいいると思うんだ。別にできるやつはできるやつで放っておけばいいのさ。ただ、辛い心や身体のままで、こういう細かいサービス求めてる人に、紹介してやりたいんだよ。」
と、杉ちゃんと水穂さんの発言で、そうですねと女将さんが言ってくれた。
「あたしたちも、もうちょっと頑張らないといけませんね。もうこの旅館もおしまいかなと思っていたのに?」
確かに、便利なものは何一つ無い旅館である。カラオケもないし、コンパニオンもない。だけど、ここには。
「まだまだおしまいじゃないよ。こういう何もしないでも、それを幸せだと思わせてやれるような商売は、これから先運と必要になると思うよ。だから、これからも、楽しくやっていってくださいよ。」
杉ちゃんに言われて、女将さんと大番頭さんは、そうですねと言って、にこやかに笑った。水穂さんと杉ちゃんは、どうもありがとうございましたと深々と頭を下げて礼をいい、二人で介護タクシーに乗り込んで言ったのであった。まるでその顔は幸せハンスみたいだった。
幸せなハンス 増田朋美 @masubuchi4996
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