第0.5話
そこから一月が経った。
目ぼしいものは
デカ鼠から 革の鎧✖️1
狼から 革の鎧✖️1
ゴブリンから石の盾✖️1 革の帽子✖️1
が出た。無茶苦茶運がいい。ゴブリンに装備できるものは装備した。
デカ鼠と狼の革の鎧はゴブリンに装備できないので、売った。
それぞれ、1万円で売れた。
借金を返しても一月で1万円の稼ぎだ。
ちょっと待てよ。死ぬ思いでダンジョン探索してるのに月一万円の稼ぎ?
まあ、いいや。
そんなことより、期末のテスト勉強しよ。
期末試験は普通に60点くらい取れた。
まあ、なんでかというと、結構がんばったから。
さあ、夏休みだ。
今までも全く登校しなかったけど、さらにダンジョンに潜れる。
ーーーーーーーーーーー
田中さんに褒めてもらって、いつも通りダンジョンに入る。
ゴブリン(G)
レベル12
装備 石の盾 木の槍 革の帽子
スキル 回復速度上昇(小) 素早さ上昇(小)
「今日から3階層に入るぞ。」
「ギィ!」
「3俺とお前なら大丈夫だろ。」
「ギィ!」
2階層と3階層の違いはゴブリンの進化系であるホブゴブリンが出るかどうか。
大人版のゴブリンで身長は180cmは超える。
僕が170cmくらいだからダンジョンに入って初めて自分の体格以上の魔物が出る。でも1匹ずつしか基本は出現しない。
なので僕とゴブ吉で戦えば基本負けないと思う。
ーーーーーーーーーー
「ガァ!!」
ホブゴブリンのパンチを避けて、金属バットで足を払う。
「ギィ!」
体制が崩れたところをゴブ吉が木の槍で腹を刺す。
「ガァ!?」
僕は金属バットで頭を何度もぶん殴る。
ゴブ吉は木の槍でさす。さす。
ホブゴブリンは灰に鳴って消えた。
「よし、やったな。」
「ギィ。」
ホブゴブリンも、なんとか倒せそうだ。
この日は、ダンジョン3階層の道を覚えて、適度に魔物を倒してから、 階段を登りダンジョンを抜けてダンジョン基地の食堂で宿題をして帰った。
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ダンジョン内で出たものは基本ダンジョン内でしか使用できないが、たまにダンジョンの外で使用できるものがドロップする。通称『ダン外』
有名なのはエリクサーどんな病気でも治る。
ドラゴンの肉、無茶苦茶うまい。
世界樹の種。少し若返る。
まあ、これらは大金が動く。
今の僕には関係ない話だけど。
でも、いつかはこれらが欲しい。
その思いが届いんたんだろう。ついに僕にも『ダン外』が出た。
『狼の毛皮』2万円で売れた。
「よっしゃァァァァ!!!!」
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