『四手マリヤ』の場合
今日はキャンピングなのでーす。
ワタシにピッタリのイベントなーのでーす。
ワタシは知っていまーす。
ハイキングに必要な3種の神器、長杖と安全靴そしーて麦わら帽を準備しました。
これで、万全、完全装備なのでーす。
ワタシに抜かりはないのでーす。
ワタシ、ハイキングなめてまーした。
とてもとても暑いでーす。
安全靴が重たいでーす。
暑苦しいのでーす。
頂上、やっと見えてきましたねー。
グロッキーでーす。
ひと休憩させてもらいまーす。
ウォーター、ありがとうでーす。
…って、涼の水筒ではないでーすか。
しかも間接キッスというやつでーすよ。
スィーツな、すぃーとぅでーす。
ウォーキング中は、ずーと後ろの方でしーた。
涼の周りは人がいーぱいで、一緒にウォーキングできませーんでしたが、ここにきて、ラッキーラッシュということでーすね。
コップには、まだまだウォーターが残っていまーす。
これをこのまま、涼に返すのでーす。
二重間接キッスでーす。
最高でーすね。
不衛生?
ワタシは清潔清楚でーす。
酷いでーすよ。
ここからは飯ごうタイムでーす。
日本食はデリシャスですよー。
日本式水道はどこでーすか?
あそこでーすね。
涼もいまーす。
最高でーす。
「ワタシが通りまーす」
「ドゲフッ!」
おっとお?
今何かに、2回ぶつかった気がしまーす。
でも何もいませーん。
幽霊でしょうか?
日本の山林怖いでーす。
優希さんがいつの間にか、ワタシの前にいまーす。
びっくりでーす。
もしやぶつかったうちの一人は
堂々としていまーすね。
バスケ部の体幹はすごいでーす。
本日のメインイベント、ファイヤーでーす。
ダンスもありまーす。
順番にペアを作っていくので、涼ともペアになりまーす。
前の
ワタシの番が来まーした。
ワタシを闇より救ってくれたフィアンセこと、涼の登場でーす。
ワタシのあとは
ダンス得意同士の勝負は負けられませーん。
ワタシのことを目に焼き付けさえすればいーのでーす。
今宵、この瞬間は、ワタシと涼だけのラプソディでーす。
数人から視線を感じますが問題ないでーす。
アメリカなめるなでーす。
一歩リードなのでーす。
───────────────────────
四手マリヤがクラスの人の名を言うときは、名前+さん付けです。男性の場合は、名前+くん付け。十方は名前のみ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます