第3話 初夢

今年の初夢


わたしは猫になっていた。毛が艶々で、しなやかな黒猫。わたしは人々をおちょくって楽しく暮らしていた。いつものように人に悪戯して逃げるために屋根に登ると、下には黒いスーツを着た男がこちらに腕を伸ばして「おいで」と言った。

わたしはその男が気に入ったので、腕に抱かれるように飛び降りた。

なんとなく、その人についていけばいい事がありそうな気がしたのだ。

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夢の記憶 @yume365

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