第6章 苦労の始まり

人生というのは、色々な人と出逢い別れて、傷付けあったり、涙流したりするけど、結局、良く言えば持ちつ持たれつ、悪く言えば、利用し利用されだ!


得する者とは付き合うが、損する者とは付き合わない。


ただ、物事の捉え方一つで、良くも悪くもなる。


感謝して生きていれば、人生は好転し、そうでなければ暗転する。


最近のYOSHIKIを見ていると

「どうもありがとう」という言葉をよく発する。


コンサートでもライブでもテレビでも、若い時に比べて、神に近づいているような気がする。


時に、お金という物が絡んでくると、仲間や友達を失い、兄弟姉妹が争い、親子の絆までも破壊してしまう。


事情は分からないが、ToshIの脱退やYOSHIKIとの確執もそのような事が書かれていた。


ただ、お互いに感謝していればそんな事にはならないはずである。


ToshIの新曲『 SAKEBE』を聴いて、最初は酷いと思ったが、もしかすると、ToshIの優しさなのかも知れない。


YOSHIKIに初心に戻って欲しいという嘆きなのかも知れない。


今のYOSHIKIは野望が大き過ぎて、当初の夢や希望が見えなくなっているのでは….。



先日、日テレでTHE MUSIC DAYが放映されたが、デビュー以来、初めてテレビで歌唱するとの事で、ファンの間では賛否両論あり、ネット上でTwitterやYouTubeで騒ついた。

 

YOSHIKIプロデュースのボーイズバンドとのパフォーマンスも素晴らしかったが、注目のピアノ弾き語りは、昨年亡くなったお母様を偲ぶ曲で、X JAPANの『Angel 』そして『Requiem』の生演奏だった。


怒涛のスケジュールの中、よくぞあれだけのパフォーマンスと生演奏、そして、初めての歌唱が熟せたものだ。


流石でした。


流石音楽の神様、完璧主義者。


全てが素晴らしかった。


「Angel 」を歌い終え「Requiem」の終盤、薔薇の花びらが右手に舞い降りたのは、偶然なのか、演出なのか、まるでお母様が傍にいてそうさせたようだった。


「親孝行したい時には親は無し」と言うが

YOSHIKIは親を無くして、漸く親孝行が出来たというものだろう。

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