第2章 名前は『RUKI』

親が最初にプレゼントしてくれるもの、それは

かけがえのない名前。


名前は瑠華の瑠と瑠華の妹の桜を取って『瑠桜』(るき)。


何てロックな名前。


未来のYOSHIKI。

『THE FIRST ROCK STARTS 』


ちょうど桜が咲く頃でピッタシの名前だ。


色々な親の思いが込められている。


瑠華ちゃんが小学3年生の時に、岐阜県大垣市にある「奥の細道」で知られる松尾芭蕉ゆかりの地で、桜に関する俳句を詠み、入選した事があった。

『きれいだね まちをかこんで ピンク島』


そんな瑠華ちゃんが桜の咲く時期に赤ちゃんを産むなんて想像もしていなかった。


どこかパワフルな瑠華ちゃん。


突拍子もないエネルギッシュなところもあるので、頼もしいが要注意なところもある。


最初は嬉しい嬉しい、可愛い可愛い。

愛おしくて仕方がない。


だが、夜泣きが酷くて、瑠華ママちょっとお疲れ気味。


「もう無理!叩いたろう思った!」

と瑠華。


ママもロックな母親。


それでも寝顔を見るとホッとする。


パパもRUKIに釘付けで可愛いんだろうな。

仕事が終わると毎日のように会いに来る。


子は春日であって欲しい。永遠に … 。


子育て奮闘記はまだまだこれからだ!


瑠華のママ(以後ばあばと呼ぶ)と共に、お風呂に入れたり、抱っこしたり、オムツ変えたり、

おママごとのようだ。

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