第6話 筋肉ダルマ対人外
それから僕は訓練室に案内された。
この試験のルールとしては基本的に何でもありらしい持てる武器はすべてを使えってことらしい。
そうして案内されたは場所に着いた。
着いた場所は小学校の体育館2個分ぐらいの広さのグラウンドだった。
随分と人の割に基地が大きかったなぁと思ったらこんな物があったのか…
獅子堂と呼ばれた人がグラウンドに移動し始めるので僕も獅子堂の反対側に移動し始める。
そうしてお互いに離れた場所に移動し向かい合うとボスっぽい人が…
「両者位置についたな それではこれよりクロスオーバー入団試験を始める!!ルールはなんでもありだ! どちらかが戦闘不能になるか試験管が実力を認めたらこの試験はは終わりとする それでは位置について…始め!!」
「俺の名は獅子堂 群司(ししどうぐんじ)転移事故の初の帰還者…新井つったかぁ?俺はよぉ…あんまし加減が苦手なんだわ…だから…………
『死ぬなよ』」
そういった瞬間獅子堂はこちらに向かって大砲のような勢いで右手で殴りかかってきた。
これは…上位の異形型ぐらいのスピードはある。
昔だったら死にかけていただろうが今ではもう慣れたものだ。
これぐらいのスピードなら目を瞑ってもかわせる。
僕は相手の拳をギリギリで右に避けがら空きになった腹を手加減して殴りつける。
さすがに人間相手に本気はさすがにまずいと思い手加減はしたがそれは正解だったようだ。
獅子堂はくの字になって向こうの壁まで飛んでいっいき勢い良く壁にめり込んだ。
ふむ…やっぱりこれぐらいでも強すぎたか…
次からは気おつけよう。
お?相手が起きた…結構頑丈だな…やはり手加減はしていたんだなまぁ一般人なら即死は間違いないが…
「おいおいおい…新井…お前最っ高だな!!手加減はしたがよぉ俺の一撃かわしてなおかつ俺を吹っ飛ばす試験者なんてお前が初めてだぜ!?認めてやるよ…お前は合格だ!!だからよぉこっからは試験とか関係なしに戦り合おうぜ!いいよなボス?」
ボスっぽい人は頭を抱えながらため息をつくと僕向けてこう言った
「はぁ…新井君すまないがこの馬鹿は言っても聞かんのだ…だからお願いだがこの馬鹿と戦ってやってくれないだろうか?もちろん合格ははもうしているから安心してほしいメンバーには回復もできる奴がいるから怪我の心配は要らない。もちろん嫌なら辞めさせるがね…どうしたい?」
「僕はまだここの人たちがどれくらいの強さなのか分かりません。 だからやらせてください。」
「分かった…危なくなったら止める分かったな獅子堂」
「あぁ、んなこたぁ分かってるんだよボス!早く戦らせてくれ!!」
「分かった…両者位置について…始め!!」
そういった瞬間相手の姿が掻き消えいつの間にか僕の目の前に来てその拳は僕の体を貫いた。
「これでおあいこッ!ん?ヤバいッ!」
相手はすぐに貫通した腕を引き抜いた。
「新井ィオメェ…なんつー体してんだよ…」
獅子堂の前には先程居た男とは似ても似つかない姿の異形が立っていた。
「肉体変質 タイプ『炎の異形』」
肉体変質とは自分の異能、異食の効果によって異形の肉を食ったことにより発現した体質である。そうこれは能力でも何でもないただの体質。異形の肉は通常の肉と違い食べた物の体を乗っ取ろうとしてくるのだ。
だが僕は称号のおかげでこの肉や血を逆に支配できてしまった。そのおかげで食ったことのある異形ならば肉体を変えることができるようになってしまった。
僕は固まっている獅子堂に向けて言い放った。
「さぁ…またせたね…戦ろうか?」
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Side獅子堂群司
おいおいなんだありゃあ…あいつ人間じゃなかったのか? あんな禍々しい能力初めて見たぜ…思わず手を抜いちまった…てか貫通してたけど傷治ってやがるな…どうゆうからくりだ?あいつは2つ異能を持っている?それか何らかのスキルか?
まぁ…殴って蹴ってたらいつか終わるだろう…よし行くか!
「さぁ…またせたね…戦ろうか?」
「おう!戦ろうぜ!新井ィ」
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Side新井優
変身したわいいものの相手が超級異形型クラスの速力と速さを持っているとは想定外だ。
超級とは滅多にいない代わりに他の異形とは隔絶した強さを持っており人類を容易く滅ぼせるぐらいの奴らのことだ。
まぁとにかくやるしかないだろう相手が倒れればいいいんだからないつもとは違い殺す必要もない。
「来ないのかぁ? 新井ィこないならこっちから行くぜェ!!」
また獅子堂は超スピードで迫り拳を振るうだが炎で包まれた僕の体をいくら殴ってもそのたびに再生してしまう。
そして相手は気づくこの炎の能力に。
「あぁ…?なんだこりゃ?体がすっげぇだるい…さてはこの炎かあんまり熱くねぇと思ったらこんな能力があったとはな…お前一体いくつ異能持ってやがる?」
「さぁ?それは自分で考えてみてよ さて次はこっちの番だね」
「あぁ?やっとか待ちくたびれたぜ」
「じゃあ…いくよ…『我が炎よ…原初の炎よ相手の魔を焼き尽くせ…炎魔ァ!!』」
僕が詠唱が終わった瞬間巨大な炎の塊に触手が生えた存在が出現し獅子堂に向かって触手を伸ばした。
獅子堂も抵抗はしたもののさっきの炎の影響で避けれなく触手に触れてしまった。その途端に体に力が入らなくなり座り込んでしまった。
そのまま彼は炎に飲み込まれていく。
この炎は相手の魔力を吸い取る特殊な炎でてきている。
そしてこの呪文はその吸収力を上げた呪文になる。
僕は相手を倒すことはいくらでもできるがいきて残すとなると中々難易度が上がってしまう。
しかも相手は超級ときたもんだ。
中途半端に手を抜くとやられることはないがひき肉にされるだろうまぁそれでも僕は死なないが…
そうなると一番いい方法は魔力を枯渇させてしまうことだった。
なので早速実行に移しやってみたら案の定効いたのでそのまま呪文で全ての魔力を吸い取った。
な〜に魔力は明日にでもなったら自動で回復するはず…多分…まぁだから大丈夫だろう頑丈そうだったしそうしていると炎が消え獅子堂が意識を失い倒れているの姿が発見された。
それと同時にボスっぽい人が獅子堂の負けを宣言した。
「この勝負は新井君の勝利だ 新井君…獅子堂の我儘に付き合ってくれてありがとう感謝する」
「いえいえ助かったのなら良かったです。あのほうっておいていいんですか?獅子堂さん」
「あぁ…あいつなら数時間後には起き上がっているだろう何も心配しなくていい」
「そうですかそれで僕はこの後どうしたらいいんですか?」
「この後は基地の中にある君の部屋になる部屋まで案内するそこでこれから生活するといい」
僕の家がもうないことを知っていたのだろう。
めちゃくちゃ助かる提案だった。
「それは…助かります」
「素直なのはいいことだ…さて、それでは諸君! これで今日の試験は終わりとする!また3日後の朝8時から新人の入隊式兼顔合わせを会議室で行うので覚えておくように… 各自何かあるまでは何時もどおり過ごすように!!」
「「「イエッサー!ボス」」」
こうして僕の入隊が決まった。
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