第3話 そうして始まる新生活
ガブッ
かぶりついた瞬間なんとも言えない血の味がした
とても不味い…噛めば噛むほど自分が人間ではなくなる感覚に陥る。
本当に食べてしまってよかったのだろうか?
でもきっとこれからのことを考えると食べなければ死んでいるだろう。
僕は帰るんだ!どうやっても!
肉を食べ終わり喉が渇いたので今度は増強血を飲む
これも血の味しかしないまぁそりゃあ血だからな…
血を飲み終えると体が軽くなったのを感じた。
本当に身体能力が上がるんだ…こんな形で上げたくなかったな…まぁそれも仕方ない生きるためだ…僕は生きる。母さん達のもとに帰らなきゃ…
そうして僕はあの家に戻るのだった。
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「さすがに…つかれたなぁ…ハァほんとになんでこんな目に…考えても仕方ないか…たまたまなんだろうし…ってそんなんで納得できるわけないだろ!!クソックソッ!! ………父さんたち今頃心配してるかなぁ…」
僕はこの家のベットを借り寝転がりながら考え事をする。
僕はこの世界でやっていけるだろうか?
そんな事を考えていると眠気が来たようで僕はその眠気を受け入れ眠りに入った。
こうして1日目の地獄の生活が終わった。
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〜2日〜
今日からあの家にあった余った日記帳に自分の日記を書いてみる。
日にちは分からないし天候とかもあるから分からないからそれは書かないことにした。
とりあえず今日も気は進まないがあいつらを殺して食べ物を調達しないといけないので外に出た。
今日は最初に会った普通のアンデット達とたくさん出会った。
僕はそいつらをそこら辺の石を投擲したり石を持って殴りつけたりすることでアイツラを殺した。
途中殺すことを躊躇してしまい逆に殺されかけた。
僕はやはり甘いのだろうか?次からは油断しないようにする。
後レベルアップした時にステータスをみてみると
異能が増えていた。
多分これは僕の異能力「異食」が関係しているだろうと踏んでいる。
一応ここは異世界だからそれが適応されたのではないか?と思う。
これでもしここに強いやつがいてもある程度は戦えるようになるだろう。
ちなみに今のステータスがこれだ
新井 優(あらいすぐる) レベル3
【異能力】
・異食
・身体強化
・精神回復
【スキル】
・鑑定
・アイテムボックス
・ステータス表示
・精神異常耐性レベル2
・深淵魔法レベル 1
【称号】
・異界へ来た者
身体強化はいかにも体育会系男子って人が持ってて精神回復は白衣を着た人が持っていた。
これはきっと生前持っていた異能なのだろう…
もしこの異能の中に転移系の機能があるとすれば帰れるかもしれない!!
これは僕にとってかなり大きいしかも強くもなれるので一石二鳥だ。
よし!これからも頑張って生き抜くぞ!
〜3日目〜
今日は朝起きたとき金切り声が聞こえて来て起きてしまった。
人がいたのかと思いカーテンに少し開けて外の様子をのぞいたがそこには四肢が蜘蛛のような女が金切り声を発しているだけだった…
僕は期待してしまった気持ちを返せと思った。
ああいう普通のアンデットではないものをこれから異形型と名付ける。
蜘蛛の異形型は僕の家の付近でひたすらに金切り声を上げている。
うるさくて叶わないこいつがいられると寝れないので倒した。
蜘蛛の異形型は僕に気がつくと素早く飛びかかってきたが身体強化や増強血を飲んでいるおかげで一瞬で片が付いた…
相手の飛びかかってきたところを殴っただけなのだが半分以上えぐれてしまった。
そのおかげで血でビシャビシャだだがここらへんでは洗えるところもないからこのまま過ごししかないだろうと思っていたがこいつが持っていた異能が浄化だったのでありがたく使わせてもらった。
だがこの見た目で浄化なんだなと思ったがよく考えたら元は普通の人なのだからそりゃあそうだ。
そうして今日は他にも普通のアンデッドから増強血と筋力強化や回復を手に入れた。
今日はこのぐらいで家に帰った。
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