第九話「ゾンビのプロにわたしもなりたい」


--2027年5月11日 ゾンビパンデミックから7日目 AM 11:35 丘口知夏 --



「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」


知夏は二つの黄色い団子髪を大きく揺らしながら、四階から七階までエスカレーターを昇りきった。

息をつく間もなくそのままレストランの中を駆けていく。知夏は思い出したように一旦立ち止まると、厨房へと向かった。

両手で抱きかかえたカピバラのリュックサックを一度置いて、

冷蔵庫や棚からそのままでも食べれそうな食材をバッグの隙間に詰め込んでいく。

指はプルプルと震え、背中は重いし、足の裏もジンジンする。しかし知夏は一休みもすることなく厨房を後にした。

パンパンに膨れあがったカピバラを手に非常扉へと走っていく。


そして扉を開けて、二度と足を踏み入れたくはなかった非常階段へと出た。すぐ右手には屋上へ繋がる鉄梯子がある。

新鮮な外の空気を感じながら、知夏は目を閉じて一度大きな深呼吸をした。目を開けて梯子を見上げると、カピバラを床にやさしく置いた。

それからスマホを取り出して残り時間を確認した。


「あと二十五分」


スマホをしまうと、臆することなく知夏は梯子を昇った。背負っている大きなダッフルバッグをその場に置くと、

梯子をすばやく降りた。置いたカピバラを背負うと脇目もふらずに昇っていく。

高所への恐れは今の知夏の頭にはなかった。時間内に四階に戻ることと、もう一つの重要なこと以外はどうでもよくなっていた。


梯子を昇りきって置いたバッグを手に持ち、一直線に目的地へと走った。

色とりどりテントの群れを横目に、みんなに手を振り挨拶をしながら、自身が初めてゾンビを倒した場所へと知夏はついに辿り着いた。


原田さんはロープで胴体を金網に縛られていた。噛まれた右腕に巻かれた包帯は血が滲んでいる。

そんな状況だというのに、原田さんは落ち着いた声で話しはじめた。


「そんなに慌ててどうしたんだい、知夏ちゃん」


「んもう、原田さんが落ち着きすぎなんですよぉ……体調はだいじょうぶなんですか?」


両手に持ったバッグを置いて、その場に座り込んだ。


「それがね、山根さんが持ってきてくれた薬のおかげか、むしろ調子がいいくらいだ。腕はまだちょっと痛むけどね」


原田はそういって巻かれた包帯を軽くさすった。


「そんなことよりその重そうな荷物のほうが気になるな。いったい、中身はなんだい?」


頑張って持ってきた荷物のことを聞かれると、知夏はニヤリとした。


「フッフッフ~~、おどろきますよ~~。これはですねぇ」


知夏は両方の鞄から小説と映画を一つ取り出し、原田に見せつけた。


「じゃじゃ~~ん! 原田さんの好きなもの! 持ってきちゃいました~!」


原田は目を見開いた。口も半開きになってしまっている。よほど驚いたのだろう。


「まだまだありますよぉ~。モニターにぃ、DVDデッキにぃ、おお! さすがはエハルさん! 延長コードまで入ってます! 

あとおつまみに、サラミ? もちろんお酒もありますよ!!」


バッグから次々と戦利品を取り出し、原田の前に置いていく。


「知夏ちゃんもしかして……これを取りに……僕のために中へ入ったのかい? なんでそんな……」


まだまだある戦利品を取り出し並べていきながら知夏は答えた。


「だって原田さん、すごくつらそうな顔してたんですもん。だから元気になって欲しいな~、って思いまして」


原田は考え込むようにして一度顔をうつむかせると、顔を上げて知夏を見た。


「ありがとう、知夏ちゃん。でも、そんな危ない事はもうしちゃだめだ。もし噛まれでもしたら、僕はそのほうがずっと辛いよ。」


こらえているようだが、原田の目は潤んでいた。


「エハルさんがいっていた通りなら、僕はあと四、五時間の命なんだ。そんな人間のためにここまですることない。

そもそも僕は、還暦も近いというのに身寄りすらいないダメな男だ。君の命のほうが、ずっと大事なんだ」


知夏は手に取ったDVDを置くと、動きを止めた。


「そんなこと、ないです」


知夏は原田を見据えた。


「わたしはこの屋上に来るまで、ずっと一人でした。一人で逃げ続けて、生きていくだけで精いっぱいでした。

そんなわたしを森崎さんが見つけてくれて、皆さんも受け入れてくれました。それが、とてもうれしかったんです。

だからなにか、お返しがしたかったんです。原田さんにとって大事じゃなくても、わたしにとっては大事なことなんです」


「あと数時間の命しかないとか、年齢がどうとか、関係ありません。わたしはただ、

今この屋上で一番つらそうにしてる原田さんを笑顔にしたかったんです」


真剣に、それはもう真剣に原田さんを見た。

知夏を見続けていた原田は目線を外すと、口角を少し上げて、ふふ、と笑った。


「……ほんとうに、ありがとう。いや、違うな」


原田は正座をして姿勢を正し、深々と丁寧に土下座をした。


「ありがとうございました。知夏さん」


「ハイ!? いやいやいや! やめてくださいそんな!」


頭を上げた原田は、笑顔だった。


「今の僕にはもう、頭を下げて感謝を伝えるぐらいしかできることがない」


原田は知夏が置いた缶チューハイを手に取って開けた。


「なにせこれから、知夏ちゃんが持ってきてくれたものを全力で楽しんで、残りの人生を謳歌しないといけないんだから」


「原田さん……!!」


やってよかった、と知夏は心から思えた。自身の心の中が暖かくなっていくのを感じる。

知夏は満面の笑みで応えた。


「ハイッ! ぜひぜひ! おねがいしますです!!」


知夏は何気なくチラっとスマホを見た。時刻はAM11:55と表示されている。残り時間はあと五分しかなかった。


「ヤバッ! 原田さんすみません! わたしもういかないと!」


知夏はカピバラのバッグを背負い、黒い大きなバッグを手に持つと、すくっと立ち上がった。


「また、下に降りるのかい?」


「ハイッ! まだやることがあるんです!」


「そっか。知夏ちゃんゴメン、最後にひとつ、聞かせてくれないかな」


「ハイハイッ! なんでしょう!」


「なんで君は、そこまで人のために頑張れるんだい?」


「ハイ?」


知夏は考えこんだ。彼女は元々、人のために頑張ってしまう性格だ。

高校の同級生である親友からは、もっと自分のために頑張ったほうがいいとよく言われていたものだ。

ただ、頑張れている理由はそういう性格だから、というのは違うと思った。

今の彼女には目的があった。


「う~~ん、なんでっていうとぉ……目標があるから、ですかね?」


「目標?」


「ハイ。わたし、エハルさんみたいになりたいんです」


原田は疑問の声を上げた。


「エハルというと、あのフルフェイスで黒づくめの? 確かに凄い人だし、悪い人でもなさそうだったけど……

彼は通りがかったスーパーマンみたいなもので、もはや同じ人間とは思えないよ。

なろうと思ってなれるものじゃない」


「わたしもそうおもいます。でも、なるんです。もう、決めたんです」


原田はどこか納得したようにゆっくりと頷いた。


「そうか。決めたんなら、しょうがないね。引き留めちゃってごめん」


「いってらっしゃい、知夏ちゃん。飲みながらで悪いけど応援しているよ」


「ハイッ! ではまた、お会いしましょうね!! これにて失礼します! です!」


「そうだね……また会おうね」


互いに手を振りあいつつ、知夏はその場から立ち去った。


元来た道を戻りキャンプ群の横をかけていく。非常用梯子の前に辿り着き、手に持った黒いバッグを

持ったま梯子を降りるか、仮にも人の物を下へ投げていいものかとためらっていたとき、

見知った人たちの声が聞こえてきた。


「配信見たよ知夏ちゃん! 応援してるよ!」


「え……?」


知夏は声の方向に振り向いた。

八人の住民がテントの近くで集まり、知夏へ向けて手を振っている。


「絶対生きて帰ってきてね!!!」


「特製の美味しい料理! つくって待ってるから!」


「応援しかできなくてごめん!!でも原田さんのことは任せて!!」


なぜ皆は知夏がやっていたことを知っているのだろう。

その疑問の答えとなるものは一つしかなかった。


「もしかして、配信を見てくれた人たちって……?」


知夏のメンバーシップ限定配信は、特定のURLを知らなければ見ることができない。

自身を除いてこの百貨店でそれを知っていそうな人物は、朝の配信を見ていたエハルしかいない。


胸の奥が暖かくなっていく。自分の目標は正しかったと、知夏は強く感じた。


「期待に、応えなきゃ……!!」


知夏は手に持った黒いバッグを背負った。

それからくるりと反転して背を伸ばし、両手で大きく手を振った。


「みなさ~~ん!! ありがとぉ~~~う!!!! また見てくださいねぇ~~~~!!!」


再びくるりと反転し、素早く梯子を降りていく。非常扉を開け放ち中へ入った。


「危ないし、いちおうねぇ。えぇと、時間わぁと」


知夏は鍵を閉めてから、スマホを見た。

時刻はAM 11:58、からAM 11:59に切り替わる瞬間を目撃してしまった。


「ってあと一分!? いそげ! わたし!」


スマホを手に、全速力で七階『レストラン』を走り、エスカレーターを駆け降りる。

すぐ右手にある降りエスカレーターを順々と走り降りていく。六階『家具と生活雑貨』と五階『衣服と旅行用品』を抜けて、

四階『玩具と文房具、本と映像と音楽』の中にある本・映画・音楽コーナーへと到着した。


「エハルさん! わたくし丘口知夏! ぶじ帰ってまいりました!」


元気のいいよく通るその声に、返答はなかった。


「……そんな」


スマホの取り出し時刻を見たが、時刻はまだ変わっていない。

制限時間まで、まだ数十秒はあるはず。今までの経験から、エハルが指定した時間より早く行動を移すとは到底思えなかった。


「エハルさん!! どこですか!? どこにいるんですか!!」


辺りを走りながら呼びかけるも、やはり返答はない。

そんな、まさかここまできて。置いていかれたのかと知夏が思った瞬間――

知夏がいる場所とは反対の方向から重い足音が聞こえてきた。


「そう慌てるな。制限時間まであと十四秒ある。ゾンビ十体は倒せるほど、十分な時間がな」


「エハルさん!! よかった!! わたしてっきり、おいていかれたんだと思ってぇ……!!」


「そんなことはしないさ」


エハルは立ち止まると腕を組み、咳ばらいをした。


「知夏よ。ここに戻ってきたということは、先に進む覚悟があると思っていいか」


知夏は姿勢を正した。


「はい。でも、それだけじゃありません!」


「ほう。というと?」


「わたしをエハルさんの弟子にしてください!! わたしも、ゾンビのプロになりたいんです!!」


勢いよく深いお辞儀をしながら続けた。


「おねがいします!!!!」


「理由を聞かせてくれ」


理由を問われた知夏は、お辞儀をしたままの姿勢で考えた。


興奮してしまっているせいか、考えがまとまらない。

知夏は自分の心の思うままに話すことにした。


「わたし、ここの屋上が好きなんです。風は気持ちいいし、安心して寝転がれるし、一人ぼっちじゃないし。

全部が、うれしくて。こんなことになってしまいましたけど、この四日間はほんとにしあわせだったんです」


「でもみんなはいつも辛そうでした。明るく振舞ってくれててもそれは分かっちゃいます。

だからみんなを手伝ったり、おしゃべりしたり、配信もしました。けど、それだけじゃぜんぜん足りなくて。

どうしたらいいか分からなくて……屋上が襲われた時も、何もできませんでした。」


「ゾンビになった森崎さんを見たときだって、頭の中が真っ白になっちゃって。わたしがもっと頑張れてたら屋上を守れたかもしれないのに

もう全部ダメだぁって、そんなことばっかり考えちゃって、そのまま諦めちゃいました」


知夏はお辞儀の姿勢をやめて真っすぐエハルを見た。


「でもエハルさんのおかげで、わたしでもみんなのためになれるって、やっと本気で思えたんです」


「わたしがゾンビを倒せるようになって。配信を楽しく見てくれる人が増えて。

原田さんに笑顔でありがとうっていわれて! こんなわたしでも戦えるんだって、それも嬉しくて! 

笑顔が、どんどん増えてるんです!!わたしはもっともっとこの笑顔を増やしたいです!! 

そのためだったら、わたしはいくらでも戦えます!!」


エハルは腕を組み、うつむいたまま何もいわない。


「そのぉ、これが理由です……えーと、エハルさん?」


知夏が問いかけてから少し間を開けて、エハルは顔を上げた。


「弟子になる事を認めよう。その気持ち、決して忘れるなよ」


知夏は満面の笑みで返事をした。



「ハイッ!!!!」



「いい返事だ」


エハルは続けた。


「生半可な覚悟でないことは分かった。だが勘違いするな、死地で闘うことがプロではない。

生き残ってこそプロを名乗れるんだ。たとえ数千のゾンビが立ちはだかろうと俺たちは闘い、

人を助け、救い、そして感染せずに生き残る。それがゾンビのプロだ。心に刻みこんでおくように」


「ハイッ!! あっ、メモしないと……!」


「さて、と。ではさっそく弟子としての初仕事をしてもらおう。ついてこい」


エハルはそういうと、後ろを向いて歩き出した。元来た道を戻っていくようだ。

そこには玩具コーナーがあるくらいで、他に何かあるとすればエレベーターくらいだろう。

何をするかはまったく見当もつかないが、知夏は元気よく返事をした。


「ハイッ!!」


「いい元気だ。その意気で、昼飯を食べるぞ」


「ん? あっなるほど! ご飯の用意ですね!」


「用意はもうできてる。あとは食べるだけだ」


何をいっているのかよく理解できなかった知夏は一瞬固まり、口をひし形のかたちにした。


「ハイ? あとは食べるだけって……? も、もしかして三十分の準備って、お昼ご飯のことだったんですかぁ!?」


「もう十二時だ。二人分用意する必要もあったし、なにもおかしいことはないとは思うが」


知夏は肩の力が抜けていくのを感じた。てっきりゾンビ映画のように手作り感満載のカッコいい武器を造っていると考えていたからだ。


エレベーター前に近づくにつれて、にんにくとオリーブによる美味しそうな匂いがしてきた。

その匂いに知夏の心はがっちりと掴まれた。

すっかり忘れていたが、朝の目玉焼き以外は何も食べていないのだ。


二人はエレベーター前に到着した。知夏の目線はカセットコンロの上に置かれたフライパンの中に釘づけであった。

その料理はエビとブロッコリーと、小さくて丸いキノコがぎっしりと詰め込まれ、油で煮込まれている。

カセットコンロとフライパンは二つ並んであり、もう片方にはぶつ切りの肉と薄切りにされたキノコと玉ねぎが詰め込まれ、

同じく油で煮込まれている。

にんにくとオリーブオイルの匂い、そして油で煮込んでいる……つまりこれは、アヒージョだ!


「パンは見つけられなかったが、代わりに具を多めにしておいた。アヒージョだけで悪いな。

俺も……いや、"俺は"そんなに料理が上手くないんだ。だから安直にキャンプの定番を用意した」


エハルは座って手袋を外し除菌スプレーで手を消毒すると、皿を手にとった。


「肉が食べれるならいいんだが、無理なら海鮮の方を食べてくれ。飲み物はそこにある」


エハルが指さしたところを見ると、災害用の水二リットル一つとお茶五百ミリリットルが二つある。

そういえば朝からずっと何も飲んでいない。胃が空なだけでなく、喉もカラカラだった。


知夏はシュタッとフライパンの前に座り、フィンガーレス手袋を外して、シュッシュッと手を消毒した。

そして力強く掌を合わせた。


「どちらもいただきます……!!!!」


知夏は紙コップに水を並々入れると、一息に飲み干した。身体中に水分が染み渡っていく。

もう一度水をいれてから、そして自分の皿にお肉のアヒージョを山盛りに入れていく。

割りばしでかきこむようにして口の中へ放り込んでいく。

ハムスターのように頬を膨らましてモグモグとよく噛む。噛み応えのあるお肉に、キノコと玉ねぎの食感、

にんにくが香り立つオリーブオイルと肉の油が口の中で溶け合う。それらすべての美味しさが口いっぱいに広がる。

美味しいの洪水を飲み込んだあとに残る幸せの余韻。


そしてコップを口につけ、水を流し込んだ。口の中が爽やかになっていく。

まるで駆け付けの酒を飲んだおっさんのように、知夏は空になった紙コップを床に叩きつけた。


「ぷっふぁああ! んもう! めちゃめちゃうんまいですぅ!!」


「試しに牛肉と豚肉を混ぜて煮込んでみた。それぞれ味は変えてあるから、違いもわかりやすいだろう。

とはいっても基本は塩とニンニクの味付けだがな。辛味は鷹の爪だけでなく、別のスパイスも少し入れている。水がより旨く感じるはずだ」


知夏はまた肉のアヒージョを山盛りに皿に盛りつけると、再びかきこんだ。

口がハムスターになったままポーチからノートを取り出して、メモを取り始めた。


「んむんむ。んんむ、んんんむんんんむんんむ?」


「なんでこんなに美味しいのか、だって? 具材を油に入れる前に下味をつけているからだろうな。

下味をつけておくと肉に味が染み込みやすくなり、さらに肉の旨味も引き出せる。料理の味は下ごしらえで決まるとすらいえる」


知夏は咀嚼しながらふんふんと頷いた。


「さて、俺も食べるとしよう」


知夏の頭に"!"マークが灯った。食べるためにはヘルメットを取るか、バイザーを上げるかしなければならない。

つまり顔が分かるのだ。先ほどはうやむやにされたが、知夏はまだ彼が『フィジカル・オブ・ザ・デッド』の主演俳優で

あると信じている。顔を見さえすれば、それがハッキリするはずだ。

知夏は口に入ったアヒージョをゴクリと飲み込んだ。


エハルは左手でヘルメットの上を抱え、右手をヘルメットの顎に当たる場所に手を掛けた。

そしてヘルメットの"顎の部分だけが"外れた。


「そこが外れるんかいっ!!」


知夏は手にしていた割りばしを床に叩きつけた。

わずかに見えるエハルの口は笑っている。


「残念だったな。そうやすやすと顔を見れると思うなよ」


「ぐぬぬぬぬぅ~~!」


知夏は悔しがりながらエビのアヒージョを皿に盛り、憂さ晴らしでもするかのように頬張ってみせた。


(くっそぉ~~! こんな美味しい料理作りやがってぇ~~! 次は料理でぎゃふんといわせちゃうもんねぇ!!)


知夏のよくわからない怒りから、新たな目標が生まれてしまった。

美味いという意味でぎゃふんと言わせられるかどうかは、本人の努力次第だ。

ただ、ぎゃふんと言わせられる日自体はそう遠くはないだろう。

ゾンビのプロとその弟子として、二人はこの先も闘い続けることになったのだから。


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