第3話:ハイケイ、センセイへ

 異界転生学教授ベーデン・モンバドゥール氏に向けて、対象A(自称トゥードル・ゲンジー)が宛てた手紙。クレメリア革命暦648年10月4日(葡萄月グレーペスの16日)のものである。


 ハイケイ、センセイへ。

 サイショはムズカシイだった「イスティアン言語」ですが、ジョジョにナレテいきました。マチのヒトビトとカイワをスルのにもクロウせずヤリトリできます。ミナサマもワタシをオソレマセン。言治(読解不能)カラ、ナマエをトッテ「ゲン」とキサクにヨンデくれます。ムカシはチカラのシゴトをシテイタ。なのでフネにニモツをツムをスルシテ、オカネをモラッテイマス。クレメリアにもシヘイがアッタコトにはオドロキマシタ。センセイがオカネのカチをオシエテクレタ。ナノデ、カイモノでもフジユウがナクナッテキマシタ。

 ソウイエバ、キニナルコトがアリマス。センセイにイワレタオツカイをオエ、カエロウとシタトキ、ツルギをタズサエ、カワヨロイをキタオトコタチとツエをモチ、オオクのマキモノをカカエタオンナをミマシタ。アレはイッタイナンナノデショウカ。ワタシもヨクワカリマセンが、コスプレイヤーにはミエマセンデシタ。モシ、センセイがオワカリデシタラ、ゼヒトモオシエテクダサイ。オネガイシマス。

 綴流つづる言治げんじ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る