第2話:葡萄月の4日に来た手紙への返事
この手紙は対象A(自称トゥードル・ゲンジー)がクレメリア革命暦648年9月21日(
お手紙ありがとうございます。右も左も分からない状況だった貴方が手紙を出すまでにクレメリアの言語を上達されたことに驚きと共に喜びを感じます。今、教えている言語は「イスティアン言語」と呼ばれているものです。この街、クレイマリーポートで話されている言葉ですので、覚えていけば覚えていくほど皆様と会話をすることができるようになりますので、一緒に頑張って覚えていきましょう。
それにしてもトゥードル。あなたが別の世界からこちらへやってきたという話を聞いて驚きました。最初は皆異界からやってきた魔神ではないかと怯えていましたが、困惑する貴方の姿を一目見て、「ああ、これは本当に予想外の出来事がこの人物にも起こってしまったんだな。」と思ったわけです。話す言語もコチラでは全く分からず、困惑したものです。
ただ、見た目こそこの世界に多くいる
ベーデン・モンバドゥール
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