23-2-6 敗北令嬢の立ち居振る舞い

刺さらないカウント:1

1d100=31


また令嬢ものじゃねーか!


あらすじで登場したネームドの人物は3人でしたね。王太子とその婚約者、そして婚約者争いに敗れた主人公。人物関係も分かりやすく、物語を読み進めていけば覚えることになるだろう、という印象を受けました。主人公の姓がナミュールで競走馬がちらついたのは秘密。


婚約者候補だったところを他人に奪われて敗北。よりによって従者に奪われたわけですが、ここまでは婚約破棄令嬢もの(ってジャンルとしてあるかどうかは分かりませんが)の王道なのかなという感じ。

ここからがオリジナリティあって評価したいところなのですが、主人公のゴールは王太子と婚約することではなく、あくまで国を良くすること。今の国がどのような問題を抱えていて、どのように解決していくのかは書き出しでは明かされませんでした(明かすと文字数が大変なことになるので、明かさなくていいと思います)が、さあこれからどうしていこうか、というのを期待させる締めにもなっていて、物語の盛り上がりを予感させるいい書き出しだったと思います。


こういう勇ましいというか、カッコイイ女主人公を書くのに憧れるというのと、単純にボルテージが上がっていくことを予感させる書き出しが好み、というのがありそう。ぜひこのまま、突き進んでほしいところですね。

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