雪の降る村

緋色ザキ

雪の降る村(上)

 明け方から降り始めた雪は、世界を銀色に染めていた。

 足跡一つない、その世界を白い着物姿の少女は踏みしめていく。ザクリザクリと小気味のいい音が耳に響く。

 呼吸をする度に、白い息が少女の顔の周りにぱっと現れは消えていく。


 しばらく歩いて行くと、眼下には白い砂浜、そしてその先には海が広がる。

 海岸線を眺めていると、なにかが打ち上げられているのが見えた。

 黒っぽく、ところどころ雪によって白いそれを、最初は鯨だろうかと思った。だが、どうにも違うようにも見える。


 雪でおぼつかない坂道を下り、近づいていく。

 その距離が、二十メートルほどになったところで、少女は思わず足を止めた。


 視線の先の倒れた存在は、人のようなかたちをしていた。

 波打ち際で倒れているということは、遭難したのかもしれない。少女は駆けだして、倒れているものの近くまでいく。そうして、じっと見つめる。


 体が微かにではあるが動いており、呼吸していることが分かった。生きている。

 少女はおそるおそるその横に座り込むと、簡単に雪を手で払った。その下には、黒い服の上からでも分かるほど筋骨隆々な背中があった。背丈は百八十くらいで、人間の男のようである。

 体は傷だらけであり、ところどころ服が裂けていた。服自体もこの寒さにそぐわない薄着だ。一体どこから流れ着いたのやら。

 


 不意に、男の体がびくっと大きく動いた。少女は驚きのあまり、尻餅をついてしまう。男はうつ伏せのまま顔を上げた。


「雪、か。ここは、そうか」


 それだけ残して男はまたどっと地面に顔を埋めた。

 途切れ途切れのその言葉にどんな意味があるのか。少女にはよくわからなかった。ただ、なんとなく気になってしまった。


「ふー、しょうがないなあ」


 手を後ろに着け、空を見上げながら呟いた。

 それからゆっくりと立ち上がり、懐の中からなにかを取り出す。それは、木彫りの魚だった。胸の前で両手でぎゅっと握りしめる。


「過去に生を成し、天上に生きしものよ、降り給え」


 次の瞬間、少女の体が青白い光に包まれた。

 周りを降りしきる雪がキラキラと光を映して眩く散っていく。


 少女はしゃがみ込むと、男の腕を持ち、その体をひっくり返す。

 背中と同じように、服が裂け、傷だらけの肉体が露わになる。胸に手を置くと、心臓はとくりとくり鼓動を続けていた。


 少女はふっと小さく息を吐く。

 それから、男の脇のあたりを掴んで、ぐっと上に持ち上げた。そうして、頭の上で支えるようなかたちを取ると、もと来た道へ引き返していく。


 来たときよりもその歩みは大きな音と深い足音を伴っていく。

 その痕跡に、空から舞い落ちてくる雪が積もる。そうしてまた、この村は生物の気配を消していくのであった。


❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ 


 バチッ、バチッという音が耳に届く。

 薄らと瞳を開くと、しみが目立つ知らない天井が見えた。体には、毛布が掛けられているが、体の所々が冷たい感触に覆われていた。


 ここはどこだろうか。ゆっくりと体を起こすと、全身に痛みが走る。男は思わず顔をしかめた。


「ああ、目が覚めましたか」


 右手から高い声が聞こえた。見れば、黒髪で見たことのない白装束の召し物を纏った少女が座っていた。

 少女はなにやら編み物をしているようで、その瞳はちらと男を見て、それからまた手元に戻った。


「ここは?」

「ミッドステア。しがない村です」


 聞いたことのない村だ。

 仕事柄、いろいろな土地を渡り歩くことも多かったが、全く知り得ない。


「それで、この状況を見るにあんたが助けてくれたってわけか」


 目覚める前の最後の記憶を辿ってみると、傭兵として船上で敵対勢力の魔術師たちと戦っていたことが思い出される。

 戦いは優勢だったが、爆破魔法の使い手の自爆により船は大破し、凍える海に放り出された。身体強化魔法と火魔法を駆使して、なんとか海の中で命をつなぎ止めようと動いたことは覚えている。

 だが、その後の記憶は完全にない。


「ええ。海岸に漂着していたので、私がここまで運んで介抱しました」


 この村は海と接しているようだ。海岸に流れ着いたのは、運が良かったとしかいいようがない。海流に乗って無限に海を彷徨い、藻屑となる未来であったかもしれないのだ。

 

 それはそうと、この少女がここまで運んできたというのは、どこまでが真実なのだろうか。

 体躯は男の何回りも小さい。海岸からこの家までの距離は定かではないが、短い距離とて無理なのではないだろうか。


「魔法を使ったんです」


 そんな疑問を察してか、少女はそう答えた。

 つまるところ、この少女もまた男と同じで魔術師なのだろう。

 この世の人間には、魔法が使えるものと使えないものがいる。魔法を使えるものは、魔術師や魔導師、魔法使いなどと呼ばれる。


 果たして、どれくらいの使い手なのだろうか。男は少女の魔力を感じ取ろうとしてみる。そうして、あることに気づいた。


「あんた、さては魔族だな」


 見た目は人間にそっくりである。だが、ほんの微かに感じるぴりぴりとしたひりつきと邪悪さは魔物特有の魔力である。そして、魔物の中でも知性を有しているものを、人間の多くは魔族と呼んでいる。


「ご明察です。こんなに早く見破られたのは初めてかもしれません。ちなみにどこで気づいたのですか」

「魔力でなんとなくだ。俺は仕事柄、人間や魔物と対峙する機会が多くてな。それで、魔力から様々なことを察知する能力に長けているんだ」


 死線をくぐり抜ける度に、感覚は研ぎ澄まされていった。そうでなければ、とうの昔にくたばっていただろう。それほど、傭兵という仕事は過酷で、これまでも一緒に仕事に従事した多くの人間が死んでいく姿を目の当たりにしている。


 それはさておき、いまの魔族の住処にいるというこの状況は一体何だろう。


「魔族は人間嫌いと相場で決まっている。なぜ、俺を助けたんだ?」


 人間と魔族の間には、非常に大きな溝が空いている。

 西の国への魔王襲来から今まで、幾多の殺し合いを経て、多くの血が流れた。だがそれでも両者に歩み寄りはなく、戦いは続く。


「たしかに、大半の人間は魔族を憎み、また、大半の魔族は人間を憎んでいる。幼子ですら知る定説です。私も例に漏れず人間嫌いです。ただ、その尺度がおしなべて適用されるわけではないことも知っています。それに――」

「それに?」


 少女の瞳は、男を捉えていたが、やがてぱっと横に視線を外した。


「いえ、なんでもありません。それより、あなたはなぜ助けた、と言いましたね。ですが、魔族の家で寝かされている状況で、助かっていないという可能性もありますよ」


 生かされて、死よりも辛い目に遭わされる可能性。それを少女は指摘した。

 たしかに、人間を捕らえ、非道な方法で苦しめ、殺める魔族がいるという話は聞いたことがある。


「もしそうだとしたら、俺は手当をされて寝かさるのではなく、鎖につながれているはずだ。そもそも、俺を殺したいならそのまま見殺しにすれば良かっただけだしな」


 少女は男を助けた。

 それは揺るがない事実であろう。その裏にどんな魂胆があるのかは定かではない。

 性善説で楽観的に考えているわけではない。だが、もし少女が詐欺師のように人を狡猾に騙す存在で謀られているとして、どうせ拾った命なのだからここで死んでも致し方ないと感じていた。


「助けたのは、ほんの気まぐれです。あなたこそ、魔族の住処にいるいまの状態でやけに暢気ですね」


 少女から見ると、どうやら男は平然としているように見えているらしい。

 恐ろしさや不安が全くないかといえば、それは嘘になる。とはいえ、いまの状況ではどうしようもない。


「この怪我だからな。いまの俺ではお前に勝てそうにない」


 どうしようもなければ、もはや流れに身を任せるしかない。

 そうすれば、なんとか運良くどこかへ流れ着くかもしれないわけだ。


「あなたは変わった人だ。まあ、いいでしょう。別に私もあなたを殺す気はありません。しばらくは、ここに住まわしてあげます」


 不思議な巡り合わせで、男は住む家を得ることとなった。

 傭兵の仕事をしていたときは、一つの場所に留まることはなく、住処を転々としていた。しかも、住む場所は決まって劣悪な環境だった。

 だから、しっかりとした居住空間に腰を据えるのはひどく久しい気がした。それこそ、幼い頃、故郷の村で暮らしていたとき以来だ。


「それはありがたい話だ。そうだ、あんた、名前は?」


 少女は一瞬、呆気に取られた顔をした。それから、ゆっくりと口を開いた。


「ウズメです。あなたは?」

「マクガンだ」


 こうして、人間の男、マクガンと魔族の少女、ウズメの一つ屋根の下での生活が始まったのであった。


❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ ❅ 


 マクガンが少女と過ごし始めてから一ヶ月が経過した。


 その間、マクガンはずっと家の中にいて、傷や凍傷の回復に努めていた。

 これまで、数多くの負傷をしてきたが、その中でも今回が最も身体へのダメージが深かった。そのため、想像以上に治癒に時間がかかり、部屋から出たくとも、満足に動けないでいた。


 一月、療養に専念することで、ようやくある程度体を動かすことができるようになった。

 立ち上がって、入念に体を伸ばしていると、後ろから声をかけられる。


「今日は出かけますよ」


 マクガンが動けるようになると、ウズメはそう持ちかけた。


「どこに行くんだ?」

「これから村長に会いに行くんです」


 どうにも断れそうにない雰囲気だった。

 マクガンはこくりと小さく頷いた。


 家を出ると、ところどころ白に覆われた大地が広がっていた。家はぽつりぽつりと建つのみで、木々や山、海など悠々とした自然に囲まれている。


「ここは、不思議な地形をしているな」

 

 いま、マクガンが立っている場所の正面には海が広がっていた。

 そこから傾斜のある坂を経て、平地が現れる。そして、左右と後方を山々が挟むかたちとなっている。


「そうですね。ここは海と山に囲まれた場所です。周りからは隔絶されているといっても過言ではありません」

 

 なぜ、こんな辺鄙な村に住んでいるのか。

 きっとそれは、彼女が魔族であるからだ。自身の身を守るために、ここの村は外界との接触が絶たれるような場所に作られている。


「では行きますよ」


 ウズメは海に背を向けると、歩みを進める。

 マクガンもそれについていく。


 少し歩いたところでウズメは足を止めた。そこには、このあたりでは一番大きく、かなり古びた家屋が建っていた。

 

 ウズメは戸を叩く。

 扉の奥から誰だ、という低く落ち着いた声が返ってくる。


「ウズメです」

「ウズメか。入りなさい」


 ウズメがその扉を開くと、ぎいと軋む音がした。見た目通り、相当の年季が入っているようだ。

 玄関を超えると、木張りの床の一間が広がり、その先には柔らかそうな毛皮に全身を覆われ、鹿のような立派な角が生やし、年老いた獣人が座っていた。


「座りなさい」


 低く落ち着いた声音であった。

 その言葉に従い、獣人の前にある座布団の上に腰をかけた。


 横にある暖炉の火の音が、静寂に包まれた空間に響く。


「私はここの村長をしている、アマヤだ。君は、人間だね」


 重々しい口ぶりで、アマヤが静寂を破った。

 その言葉の奥で、目の前に座る男がなにを感じているのか、そのたしかなところは分からない。だが、複雑に絡み合ったいくつもの感情が生じていることは理解できた。


 マクガンはゆっくりと首肯した。

 老人はそんなマクガンの反応を見てか、ふっと視線をウズメへと移した。


「この村のことは、どこまで話しているんだね?」

「とくになにも」


 そうか、とアマヤは小さく返した。

 そこには、僅かだが怒りや不信感が見えた気がした。


 村のこと。アマヤはそう言った。つまるところ、この村にはなんらか特殊な事情が存在するようである。しかし、この一ヶ月を思い返してみても、ウズメは一向にそんな話をしなかった。


 そもそも、療養のために寝ている時間が多く、あまり密に喋るということをしていなかったのもあるが、話に出る話題は魔法のことや魔物のこと、食事のこと、昨今の情勢など、とりとめもないことばかりであった。


 たしかに魔族が住み着いているあたり、おかしな村だとは感じていたが、とくにそれを指摘することはなかった。

 そうして後回しにしたツケがいまこうして巡り巡って目の前にあるわけだ。


「では、私からこの村の話をさせてもらおう。少し長くなるが、御静聴願うよ」


 そうして、アマヤは昔話を始めた。

 遠い昔、この村では人間や魔族、魔人らが共存していた。だが、魔王と人間の戦いを経て、それぞれの関係に暗雲が立ちこめ始める。

 それでも、しばらくの間はなんとかその関係を維持し続けることができた。大きな争いも起こることなく、それまでと同じように相互扶助的な暮らしが続いていったのだ。

 しかし、ある日、村に一人の人間が住み着いたことで、その関係は完全に破局を迎えることとなった。


 その人間は、魔族に対し強い憎しみを持つものだった。彼は村で魔族や魔人を惨殺した。そうして、かろうじて保たれていた均衡を完全に破壊したのだ。


 その人間はすぐに始末されたが、事件を契機として、村では争いが勃発し、そんな状況に嫌気がさして出ていくものも絶えなかったそうだ。

 

 そんなことが繰り返され、村の存続に限界を感じ、時の村長であったアマヤの祖父が、魔族と魔人以外の在住を禁じた。

 それ以後、外界との接触はほとんどなくなり、自給自足の生活が営まれるようになった。ときおり他所から魔族や魔人が村の一員として加わることはあれど、人間は誰一人として住んでいないそうだ。


 話し終えたアマヤは、ゆっくりと顔を上げた。その瞳はやけに鋭く、マクガンを捉えて放さない。


「さて、人間。ここまでですでに理解したと思うが、おぬしにはこの村から出て行ってもらおう」


 人間は異分子。村の秩序を乱すもの。

 であるから、ここにいてはならない。ひどくわかりやすい理論だ。この村の事情を聞くに、それ以外選択肢はないのであろう。反発すれば、殺されるか痛めつけて放り出されるか。


 だが、アマヤの言葉には一つ大きな疑問を持つ。

 そのことをウズメは知っていたはずだ。だというのに、マクガンを自宅で匿った。

 ここに矛盾が存在している。それは一体どんな意図か。


 マクガンはちらと隣に座る少女の顔を見た。

 少女の瞳は真っ直ぐにアマヤを見据えていた。


「村長。よろしいでしょうか?」


 その言葉で、マクガンを捉えていた瞳は右横に座る少女へと移る。


「なんだね、ウズメ」


 マクガンは、少女の言葉に耳を傾けた。

 そこから紡がれるものが、マクガンの今後を左右するものだと、ひしひしと感じていた。


「私は彼を、村へ置いておいた方がいいと考えます」

「続けなさい」


 不満げな顔をしつつ、アマヤはその先を促す。


「理由は二つ。一つ目に、情報漏洩のリスクがある点。彼を逃がしたとして、この村の所在が公に明らかにされた場合には、排他主義の人間たちの襲撃がまず間違いなく起こるでしょう。であるならば、ここで囲ってしまう方がよいのではないでしょうか。二つ目に、労働力として利用できる点。この村は年配のものが多く、村落運営にやや支障を来しているのが、ここ数年の課題です。この男は屈強な肉体を持っており、畑仕事など様々なことをこなしてくれることが期待できます」


 ウズメは、マクガンを村へ迎え入れるべきと進言した。

 何故という疑問は生じつつも、マクガンは黙って行方を見守ることにした。 


 アマヤは、ふーっと小さく息を吐く。


「なるほど。ウズメ、おぬしはそちら側につくのか。一ヶ月、なにも話さないわけだ。どういった心境の変化かはわからないが、それは悪手でしかない。その人間の素性を調べたわけでもあるまい。たしかに、その男が情報を漏らす可能性は否定できない。だが、そもそもこの村で恨み辛みから殺戮を行おうとする可能性もまた否定できない」


 ウズメは、マクガンのことを黙っていた。そうして、いまに至るというわけか。

 それはまず間違いなく、村の規則に反するものであろう。この村は人間を入れないことで成り立っているのだから。


「たしかに、細かい素性など知り得ません。ただ、瞳を見ればなんとなくは分かります。彼から、種族の差異による嫌悪を向けられることはありませんでした。それは、これまで多くの人間と関わってきた村長も分かるのではないでしょうか。もちろん、それを巧妙に隠していると言われてしまえば、反論はできません。ですが、私は彼より強い。なにかあれば全責任を持って私が彼を殺します」


 マクガンの瞳に映る少女の横顔。

 その瞳には強い信念が浮かび、幼い顔立ちではあるがこれまで長い人生を歩んできた者であるような錯覚に捕らわれる。


 マクガンは少女の魔法を知らない。

 そして、少女とマクガンの力関係もまた、知らない。

 ひどいはったりだと感じた。そうまで少女がする理由はなんなのだろうか。

 マクガンは、これまでの人生で与えられるという経験をほとんどしてこなかった。

だからこそ、少女の行動の根源が気になってしまう。だが、いま口を挟める空気ではない。


「むう。そうは言っても、なにがあってからでは遅いし、この村の密偵で、村について調べきってから、下山して仲間を呼んでくるやも分からないではないか」


 アマヤもまた、舌戦を仕掛ける。しかし、先ほどと比べてキレが落ちてしまっている。


「そもそも、彼は村を下ったところの海岸で瀕死な状態で打ち上げられているところを私が見つけたのです。密偵の可能性は限りなく低いでしょう。それに、村長のいまおっしゃった可能性については、村長の魔法で潰せるはずです」


 アマヤはそれで、ぐっと口を噤んでしまった。ウズメに軍配が上がったようである。


「村長」


 ウズメは前方の床に手をつき、アマヤヘ詰め寄った。


「分かった。おぬしの言うとおりにしよう。しかし、この男がなにか少しでも不審な動きをすれば、その時は――」

「ええ、煮るなり焼くなり好きにしてください」


 こうして、マクガンは正式に村での居住権を得たのであった。

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雪の降る村 緋色ザキ @tennensui241

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