第8話 "夢"
授業が終わり担任先生が来て帰りのHRが始まった。担任が日程などを話放課後になった。私は玄関に行くとその人が待っていた。「待っていたぜ。友達におすすめの場所聞いたから時間かかるけど付き合ってくれ。」と一輝が言うので「ええ、時間あるので良いですよ。」と言い一輝について行く。「少し山の中入るけど平気か?」と言うので「別に平気ですよ。」と言い山の中を少し歩く。すると雪がまで積もっているもで雪の上を歩くと「シャリ、シャリ」と音を立て「なんか、ごめん。」と一輝が言うので「何で謝っているのですか。」私が聞くと「いや、こんな道を歩かせたから。」と言うので「田舎ではこのくらい平気ですよ。それにこの何気ない''雪''も良いかなと最近思い始めました。私前まで雪を見ていると自分を見ているように感じて嫌いだったんですよ。でもきっと彼方と佳奈のおかげです。」と言うとほっとしたのか「そうか、そんなに俺の存在が影響してたなんて思わなかったよ。ありがとう。」と言われたので「いえいえ。」とそんな会話をしていると開けた土地があった。でもその土地には雪が積もっていなかった。
そしてその人は「ここがそのおすすめされたところ。」と言うので「すごい場所ですね。''流星群''が奇麗で。まるで夢みたい''。」と私が言うと一輝は私の前に来て「そうだな。''最後はこの場所が良いと思って。なあ凪、俺はもう''此処に居られないんだ''。」と言った。「そうなんですか。」と私がそれに反応すると「驚かないんだな。」と一輝が言うので「ええ、驚きませんよ。彼方と此処で出逢った時、また居なくなるんだろうな。と予想していましたから。」と本音を言うと「そうか、でも今から言うことは予想も出来ないことを言うぞ。」とこの人の真剣な顔初めて見たなと思っていると「凪、''そろそろ時間なんだ''。」と私は頭に疑問を持ち「''時間''ですか。」と言葉を零した。
「ああ、この''流星''が流れたとき、死者は逝かなければならない。」と一輝が言う。「何でそこで死者が出てくるの?」と質問すると「凪、君は亡くなっているんだ。」とその言葉で私の心臓が痛み始めた。でも何故か私はそれを否定したくて「私は此処に生きている。今日だって学校で佳奈に会って授業を聞いていた!」と叫んだ。でも彼方は私に「凪、君は私達二人を守って凪だけ間に合わなかった。」と何故か彼方は悲しそうに言う、「何で二人?」と私は心奥深くでは分かっていたことを聞く。「あの日、俺と佳奈を守ってくれたのは凪だろ。」とその発言で私は全て思い出す。私には二人大切な人が居た。幼馴染の一輝、そして大好きな佳奈。そして私の家族。父、母とそしてあの日の記憶も。そおして私は此処で初めてその名を呼ぶ「ねぇ、一輝。佳奈は元気?」とすると何故か一輝は涙を零しながら「ああ、凪のおかげで元気だ。」と言うので「なら良かった。」と私が言うのだった
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