第6話 "夜空"

今日も学校疲れたなと思い私は部屋を見上げる。見飽きた風景にため息を溢した。気分転換に夜空でも見ようかなと思い私は家の外に出た。雪があり余計に星が見えた。綺麗だなと思っていると風が吹き体が冷えるのが嫌なので家に戻った。玄関に戻り、靴からスリッパに履き替えて部屋に戻った。この家には母も父も居ない私一人の空間だけが在った。何処で道を間違ってしまったのだろう。答えの出ない過去を思い出すと私と言う存在が嫌になる。だから私は考えるのを止めてベッドに横になる。

そろそろ寝ようかなと思っていると佳奈から電話が来た。「大変だよ、流れ星が」と慌てた様子で言うので「佳奈、落ちついて。それで何があったの?」と私が聞くと「お外がね、流れ星みたいな流星群みたいなのが降ってるよ。」と言うので部屋から出て靴に履き替えてから外に出る。すると佳奈の言った通り星が流れていた。「本当だ。奇麗だね。」と私は電話越しに言うと「凪、その反応的に私の事信じてなかったでしょ。」と佳奈にはお見通しかと思いながら「ごめん、ごめん。私が外を眺めた時には無かったな。でも凄い奇麗だね。」と少し微笑みながら言うと「あ、今凪笑った。」と嬉しそうに佳奈が言うので「私はそろそろ寝るよ。」と言うと「そうだね。明日も学校だしね。おやすみ凪。」と佳奈が電話を切ったので私も部屋に戻るのだった。

部屋についてベッドに横になる。スマホを開くとそこには''正体不明の流星群''と書かれてあった。上空に観測もされていない。でも外に出ると流れている前代未聞の出来事だった。ページの下にいくと関連ページで''赤い鳥!、不死鳥か!?''とまるでニュースの記事がバラエティー番組のようになったいた。それを見て「はぁ。」とため息をこぼして私は目を閉じる。まるで"夢のように感じた。"でも夢なら覚めないでと私はそう願った。

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