第5話 "友達"Ⅳ

五時限目の授業が始まりいつも通り過ごしていると時が経つのが早く気付けば六時限目の授業が終わり担任の先生が来て帰りのHRが始まった。そおしてまた担任が一通り喋り終わり放課後になった。私は玄関に向かいバス停まで歩くのだった。

バス停でバスを待っていると今朝会った男の人が来た。「今朝はありがとな。」ともう一度お礼を言われたので「いえ、助かったのは私ですから。ありがとう。」と私は言いいつも通りイヤホンを着ける。すると「ごめん、朝も聞いたけど歌を聞かないでイヤホンをすると耳痛くならない?」とその人が聞いてきたので「いえ、痛くなりませんよ。」と言うと「でも、折角イヤホンしてるんだから歌を聴こうよ。」とスマホを取り出してその人は「俺の好きな歌手。この人の唄を聴いているとね。傷ついた心が癒えるそんな気がするんだ。この歌手おすすめだよ。」と言われたので私はスマホで検索しその歌手の唄を聴いてみた。その唄は何処か暖かくて優しくて「温かい…。」と言葉を溢すと「そうだろ。だから凪も聴けよ。」とちょうどバスが来て私とその人はバスに乗るのだった。


バスに乗り私はいつも通りの場所に座り外を見る。何故だろう今朝見た雪よりも何処か綺麗に見えた。そおしてバスはバス停に止まり、その男の人がこちらに来て「"また明日"。」と言うので「そうですね。」と言うとその人はバスを降りていった。そおしてまたバス停に着き私も家に帰るのだった。


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