1番好きなギャルゲーの主人公の友達に転生した俺は鈍感で人垂らしな主人公のハーレムを奪います。
白金豪
第1話 俺はこのゲームの主人公が嫌いだと
ここは夢の青春生活というギャルゲーの世界。
櫻坂高校の2年G組の教室において6人の男女の生徒が近く集まり、会話を楽しむ。
そのうちの1人の男子生徒が中心人物であり、このゲームの主人公である難波竜也。
高身長に整った顔立ちであり、なぜか美少女達からモテる。
現に、一緒にいる3人の女子は全て美少女であり、皆が難波にしか興味がない。
一方、もう1人の男子である俺、森岡修は難波の友人であり、美少女達の眼中にはほとんどない男子生徒である。
そんな生徒に俺は転生した。
おっと説明が遅れたな。
俺はこの世界のゲームの世界の人間ではない。なぜか目が覚めたらこの世界の森岡修に転生していた。そのため、本当のこいつの人格とは異なるものになっている。
そんな俺だが、普段は黙って難波と共に学校生活を過ごしている。しかし、俺は友人の難波のことが嫌いだ。最早、友人など1度も思ったことがない。
なぜなら、難波は鈍感で人垂らしな上、いい加減なところがあると言った、俺が1番嫌いなタイプの人間であった。その上、美少女達にモテてハーレムを形成していることが余計に腹も立つ。
俺は夢の青春生活が1番好きなギャルゲーだが、その理由はヒロイン達がすごい可愛く魅力的だから。決して主人公が好きわけではない。逆に大嫌いである。
他は分からんが、俺はこのゲームの主人公が大嫌いだ。
だから、口には出さないが、難波の言動に対して胸中で頻繁に悪態をついてたりする。実際に腹が立つ言動は多々ある。
そんな俺が夢の青春生活に転生したらすることはただ1つ。
機会を見計らって、主人公のことが好きなヒロイン達に頻繁に個人で接触し、ハーレムを奪うことだ。
そのために、俺は難波と共に学校生活を過ごしつつ、美少女達の性格や反応に敏感に目を光らせている。
全ては俺が難波からハーレムを奪い、理想の美少女達に好まれて囲まれるために。
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