12/29 日光浴
おはよう。
陽の光が眩しい。
今日は何をしようかと、思ったけど多分。
ああ、私の木に登っても意味なんかないよ。
手には逆剥けができるだけ。
叫んでいかないと、どこかに飛んでしまう。
指向性を狭めて叫ぼう。
ノイズとともに空気に溶けていく。
この瞬間が好き。
生きていて良かったと思えるのだ。
私はその人生への充足感を撒き散らしながら種の成長を待つ。
いつ始まったのか、いつ終わったのかも認識されることのない物の中で過ごす。
体に共鳴するビートを足裏で打つ。
変で、意味のない、興奮状態、文脈がよくわからない文章を頭の中で思い浮かびは出ていく。
そして、空気に溶けていく。
溶けていく。
おやすみなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます