奴隷に売られる前に、実は日本語がチートと分かったら無双ターン
花下内アンクル@瀬井鵺
第1話
突然だが、俺は前世の記憶がある
それはどこにでもいるアルバイトだった記憶
だが不摂生が集って死んでしまった
その際に神様に会った時、チートはないらしい
だけど日本人だった頃の記憶はそのままにして生まれ変わらせると言われた
そして、目を覚ますと両親の死を目撃して、そのまま孤児院で拾われた
だがその孤児院は領主の代が変わった際に廃止される
そのまま奴隷に売られそうになったが、ある時魔法を聴いた
聴いたとは、魔法を唱えた際に言う魔法言語が日本語だったのだ
そして、試しに“開錠”と唱えると手にかけられた手錠が解放される
そして、隙を見て奴隷商から逃げ出した
その後の物語である
「はぁ、ここまでくれば逃げられるだろう
あいつらが使ってた魔法と言えば、“怪我を治せ、ヒール”だったか?
今、魔法が使えたってことは確信した
魔法言語は日本語なんだ」
自分の傷が癒えたことに気づいた俺は、チート無しで転生させられたけど、日本語自体がチートだったなんて
「噂では聴いたけど、魔法言語って難度高すぎるって
だけど日本語使える俺にはへっちゃらだったな」
魔力というエネルギーは誰しも持つことが可能
ただし、魔法言語を正しく理解できるものほど多い魔力を持つとされている
俺は理解どころか、知っているのだ
日本語の可能性について、考えただけでも美味しい
奴隷商人がおって来れないようにもっと遠くへ
まだ魔法については何も知らない
いや知らないだけで、日本語ならもっと簡単に扱えるんじゃないか?
「“リーンの街、冒険者ギルド前、転移”」
思いつきだったが、今の言葉を唱えると俺は冒険者ギルドの前にいた
街の出入りには身分証が必要だし、まずは受付でギルド登録してしまおう
それでも登録には金がかかる
「“手の中に銀貨3枚、盗む”」
すると俺の手元には銀貨が握られていた
明らかにチートで、バレれば危険があるのも承知だ
早いところギルド登録してしまおう
俺はギルドのドアを開けて入る
中では革の鎧を着た冒険者たちでごったがえしている
受付の前に歩くと、美人な猫耳の女性が一息ついていた
「ギルド登録したいんですけど」
すると女性は、え?と戸惑う
「ぼ、ぼく?いくつかな?」
「6歳」
俺が歳を唱えると、受付嬢だけでなく冒険者たちからも注目される
するとスキンヘッドでイカツイ男がズカズカ俺の元にやって来た
「おい、ガキは母ちゃんの母乳でも吸ってな!」
あからさま絡んでくる冒険者に、若干呆れを感じてしまう
するとそれに気づいたのか、男は顔を真っ赤にする
「テメェ!」
男は俺の胸ぐらを掴んでくる
「なんかようか?
俺は登録に来ただけだ
文句があるなら殴ってみろよ」
俺は男を挑発する
そしてさりげなく、“体鋼鉄化”と魔法を唱えた
「んだと!?」
男は俺を思いっきり殴った
だけど鉄にぶつかる鈍い音がする
「いてぇ!?」
男の腕が砕けたようだった
周囲の冒険者たちが騒然としている
あいつは、Bランク冒険者の〜だと言わんばかりに
俺は受付嬢に向きやった
「実力については問題ないだろう?」
「あ、はい!
魔法師様なのですね?
では、魔法師で登録しておきます
ギルドランクはFからです
依頼を10回受けることで次のランクに上がります
もし依頼を受けず1ヶ月経てば冒険者証は失効されます」
「わかった
感謝する」
俺は証をもらい首にくくりつけると、「“ラブタの都市、冒険者ギルド前、転移”」
早々にこの街から離れることにした
俺が急に消えたことでギルド内は騒然として、俺は既にラブタの都市のギルド前に転移している
ラブタのギルドにつくとまずは依頼を受けることに
受付嬢は俺の年齢の低さに驚いている
だが軽く魔法を見せると納得していた
とりあえず、ゴブリン狩りをすることに
武器や装備はギルドの支給品を使う
俺用にするために、ペンを借りて
試しに日本語で“自動防御”、“切断”の文字を加えた
ついでに不壊と記載しておく
見た目は初心者冒険者
だが装備には史上最高の魔法が付与されていた
都市を出て、森へ行くと
ゴブリンがいた
ゴブリンは俺に気づくと、石を投げてくる
だけど自動防御の魔法により一瞬で俺と石の間に結界が現れて回避する
「“刀身長化”」
剣を振り下ろす際に刃先を長くする魔法を放つ
するとゴブリンは5体いたが、すぐさま3体と2体の腕を切り落とした
ゴブリンはあまりの恐怖に絶望して失禁する
そこで俺は、隷属の魔法文字を書き込むと、ゴブリンは放心して目が虚になる
どうやらテイムしてしまったらしい
ゴブリンたちに、使役獣のスカーフをつける
これで誤爆は受けないはずだ
名前俺つけてしまおう
「太郎と次郎」
するとゴブリンは光出す
すると、人のようだがゴブリンの特徴を持った美形になった
胸がついていたので女性だろう
葉っぱに“服化”の魔法をかけてそれを着せてやった
亜人美女2人の奴隷が完成した
今日はこれくらいで帰ろう
門を通る際、その二人は?と聞かれたので亜人だからテイムしたという
従順だったのですぐOKが出た
門番はいやらしいことに、指に穴を出し入れする仕草をした
おい、俺はまだ6歳だぞ?
奴隷に売られる前に、実は日本語がチートと分かったら無双ターン 花下内アンクル@瀬井鵺 @nikucake0018
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