【高校・ポエマー同級生が伝えたかったこと】
@kakonikki
【高校・ポエマー同級生が伝えたかったこと】
様々な感情を経験する学生時代。
あなたの学年にも1人、ポエマーがいなかったですか?
私はいました。
彼女はLINEの一言によくポエムを書く子でした。
ある日、新作のポエムが更新され見てみると当たり前のことが書いてました。
「ごめんなさいとありがとうを言える人になりたい」
彼女は特別悪い人じゃない、そして人として当たり前の行動を書いていた経緯が
謎で、本当に謎でした。
その謎は解決されることもなく、またポエムは新しくなり私の心のモヤモヤもなくなり、記憶からも消えていきました。
社会人になり、色んな人に出会いました。学生時代は自分がいたい人といたんだと気づくぐらい、嫌味な人、性格が本当に悪い人、仕事の質問をしても首を縦横に振るだけでアリエルのように声を私の前だけで封印している人、本当に多くの方に出会いました。
ありがとう、ごめんなさいを言えない人にも出会いました。たった一言「ありがとう」を言えない人に遭遇した時、彼女のポエムを思い出しました。
「ごめんなさいとありがとうを言える人になりたい」
この言葉をぶつけてやりたい、そう強く感じたときこの言葉は彼女自身にかけた
ものではなく、誰かにぶつけた言葉だったのではとふと考えました。
きっとこのポエムを書いたとき、辛い思いをしたに違いないと。
時を超えてあなたのポエムが届きました。
10年経った今もLINEはほとんどの人が使用する生活必須アイテム。
そんなLINEの一言を変えたい。
「ごめんなさいとありがとうを言える人になりたい」と。
【高校・ポエマー同級生が伝えたかったこと】 @kakonikki
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