第3話
「アネットさん、この世界の川にいる生物って食べれるんですか?」
僕はアネットさんの家に戻って、聞く。
「あら、意外と早く戻ってきたのね。川にいる魚は食べれるのと食べれないのがいるの。そこの本棚に図鑑が入っているから、見てみるといいわよ」
僕は言われた通り、本棚の中から魚の図鑑を取り出して読む。元いた世界と同じでたくさんの種類がいる。魚の情報が頭にすらすら入ってくる。そして全て記憶され収納されていく。
能力【アイデンティファイ】一度魚の情報を取り込めば、全て記憶され、発動させれば自動でその中から検索する。
突然、能力説明が開示される。そういうことだったのか。だから、最初は発動させても何も起きなかったのか。納得がいった。
全て読み終えた。これでこの辺の魚は全て知れただろう。
「ありがとうございます。これでこの世界の魚のことがよくわかりました。ところで、図書館ってどこにあるんですか?」
「確か、そこの道を東に真っ直ぐ行けば街に着くわ。そうすればすぐ図書館が見えてくると思う」
「何から何とほんと感謝しかないです。また戻ってくるかも、戻ってこないかもわからないけど、行ってきます」
「いつでも帰ってきていいからね。気を付けて行ってらっしゃい」
また、アネットさんの家を後にする。だいぶ魚の知識はつけたが、もっと知っておきたい。図書館ならたくさんのことがわかるだろう。
一本道を振り返らず歩いていく。
ここまで読んでくれてありがとうございます
頑張ってほしい、続きを読みたい、面白いと思ってくれたら
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