ありがとう
翠
第1話 ありがとう
お礼を言いたい人が多くて、ありがとうを伝えたいと思い、書きます。
もう一度会うことは叶わないので(一期一会)、ここに記します。
〇ある晩電車に乗っていました。結構混んでいたので、その時持っていたリュックを網棚に載せました。降りる駅の手前で取ろうとしたら、紐が網に絡まって、取れませんでした。そうこうしている内に、停車駅に着き、ドアは閉まり発車してしまいました。困っていると、隣に立っていたおじさまが、大丈夫?と声をかけてくれて、絡まった紐をほどいてくれました。なんとか次の駅までに間に合い、次の駅で降りました。あの時は、鞄を網棚から取るのを手伝っていただき、誠にありがとうございました。網棚も背が微妙に届かず、困っていました。助かりました。
〇ある時精神的に不安定で、ビクビクオドオドとした気持ちが取れず、その日もズーンと暗い気持ちで買い物していました。とある百均で買い物した時、レジのお姉さんがお釣りを渡すのに、手を包んでくれました。その時、お姉さんの温かい手、体温に安心し、落ち込んでいたビクビクしていた気持ちが薄らぎました。とても安心しました。あの時は、手を握ってくれてありがとうございました。その当時、レジで両手を添えてお釣りをくれる人が嫌だ、的な投稿もありましたが、私は安心しました。とても心強かったです。一人じゃないと思えました。
〇とある町に旅行に出掛けた際、目的の美術館だけでなく、別の美術館にも行きました。あまり地理を分かっておらず、受付の方に次のところまでどう行きますか?と聞かれ、歩いて行くかタクシーを拾いますと言うと、少し困ったようにされました。というのも、歩いていくには暗く危なく遠く、かといってタクシーもそんなに捉まりにくい(呼べば来るとは思いますが)場所だったからです。するとその場に居た職員の方が、私が送っていくよ、と言ってくださいました。旅先で道も明るくない私を自家用車で目的地まで送っていくという、なんとも幸運なことに出逢いました。車に乗っている時、これは歩いてはいけないな、と痛感しました。自分の浅はかさを恥じました。それと同時に、送っていくと申し出ていただいた方に感謝しました。ガソリン代も払わず、お礼もしどろもどろにしか言えず、失礼な奴だったと思います。飲み物の一つでも渡すべきだったと思っております。あの時は車で送って下さり、ありがとうございました。夕方頃で暗くなっていて、道も分かっていない私に優しく手を差し伸べていただき、ありがとうございました。多分本当に御厚意だったと思います。むしろキチンとタクシーを呼べば良かったかもしれません。何かを躊躇した自分を殴りたいです。なので、旅行先でこのようなことに出逢うのは、幸運だったと思っておりますし、されるべきだとは思わないでいただけると有難いです。こんな嬉しいことをしてもらった、ありがたかった、と言いたかっただけなのです。
文章が分かりづらく、意図を汲みにくかったらすみません。
ただ、昔こんな嬉しいことをしてもらったんだ。
ありがとうが言いたいんだ。
それだけです。
この他にも嬉しいことをしてもらったことは多々あります。
優しく声掛けしていただいたこと、謝ったら気にすることはないと優しく言って下さったこと。小さな友達にほっこりしたこと。
人に傷つけられて、精神を病んでしまったこともありますが、その分以上に人に優しくしてもらったこともあります。
カクヨムで投稿した際に、コメントをいただいたり、星評価をいただいたことも、優しさだと思っております。
私も少しずつですが、人に優しさを返せる人になりたいと思い、行動していきたい所存です。
読んでいただき、ありがとうございました。
読んでいただいた方にも、幸運がありますように。
ありがとう 翠 @Sui_00
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます