幼馴染のアイドルが、入院した俺に付きっきりでいてくれてんだけど!?
井熊蒼斗
第1話
「ううっ…」
頭がぼんやりとする。右足が異常に重い。
目を開けると、真っ白い天井があった。
次いで、息をしようとするとゴム臭い匂いが鼻腔を刺激する。
ゴム臭い匂いのする物体は、俺の顔半分を埋めつくしていた。
これは、何だろう……
そして、ここは何処だろうか。
そう思って右手を動かそうとすると、右手は何かに優しく触れているのに気が付いた。
頭を少しだけ上げると、俺の右手は他の人に握られているようだった。
手を握っているのは、一体誰だろうか。
さらに頭を上げると、俺の手を握っていた人が判明した。
髪をお下げにして、黒縁の伊達眼鏡をかけ、地味な姿に変装しているつもりなのだろうが、ずっと長い間一緒にいた俺には解る。
俺の手を握っていたのは、幼馴染にして今や売れっ子の高校生アイドル、蒲生想乃香(がもう そのか)だったのだ。
………………
…………
……
想乃香は天使のような寝顔で、すやすやとうたた寝をしていた。
首には面会許可証のカードがかけられている。
……いや待て待て、何で想乃香がここに居るんだ。
状況を整理しよう。
俺は伊達泰雅(だて たいが)。陰キャでぼっちな高校生だ。兄弟はいないけど、幼馴染は1人だけいる……
よし、記憶の混濁は無さそうだ。
病室にかけられたデジタル時計は、朝の7時を過ぎていた。
俺は確か、交通事故に遭ったはずだ。それは朧気ながらも覚えているぞ。
俺が着けているこの臭いのは、酸素マスクだな。あと、俺の格好は手術服だ。股間めっちゃスースーするんだけど。
さっき重く感じた右足には、包帯が巻かれている。
……うん、そういうことか。
って事は……俺は交通事故に遭って、意識を失って、右足の手術をして今に至る……って訳か。
という事は……ここは恐らく病院なのだろう。
そこまではいいが……
想乃香が居ることには結びつかないな。
想乃香は大切な幼馴染だ。
だけど今、想乃香は売れっ子なので滅多に会うことは出来なかったはずだ。
年に片手で数えられる程度くらいしか会うことが出来ない程、彼女は忙しいのだ。
なのに何で、俺の病室に居るのだろうか。
それに何で、俺の手を握っていたのだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。これは夢か?いや違うな多分。
まぁいい。今は、想乃香との時間を楽しもうかな。
出来ることなら、想乃香の手を握り続けていたい。
繋いだままの想乃香の手は、とても暖かかった。
「すうっ……すうっ……」
可愛い寝息を立ててベッド横の椅子に座る彼女の寝顔を見ているだけで、時間が潰せそうな気がする。
……このまま、想乃香を見るだけで一生を終わらせても後悔はしないだろう。
そう思っていた時、いきなり病室の扉の方から声がかかった。
「想乃香ちゃん!?泰雅くんの点滴を変えるから入るわよ〜!?」
喋り終わる間もなく、扉が開いて看護師のオバサンがずかずかと入って来た。
看護師のオバサンは、俺が起きていることに気がついていないようだ。
オバサンは、俺の隣で何やらガサゴソと点滴を弄っていたが、点滴を付け替えると想乃香の前に仁王立ちした。
「蒲生さん!もう朝よ!?
うたた寝は風邪の元よ!?」
そう言って、オバサンは想乃香を強引に揺り動かした。
揺り動かした事で俺と想乃香との繋がれた手は解けてしまって、手元に残ったのは冷たい空気だけだった。
「ふぁぁ……??泰雅ぁぁ……?」
繋いだ手は解けたが、想乃香は起きたようだ。
起きた瞬間から俺の名を呼ぶとは……余程心配をかけたみたいだ。後でお礼を言わなきゃな。
そして、想乃香はオバサンの方へ向き直ると
「はああああっ……おはようございま〜す」
欠伸をしながら軽く伸びをして、想乃香はそう言った。
それから伊達眼鏡を外し、俺をじ───っと見つめ……あっ、やべ!目が合った!!
俺と目が合ったのを確りと認識した想乃香は、イタズラっぽく嬉しそうに口角をにや───っと上げる。
想乃香は昔から、何か嬉しいことがあると直ぐにこの顔になる。
想乃香ファンの間では、「天使のおニヤケ」と呼ばれているらしいこの顔を、俺はずっと見てきた。
想乃香はその顔をキープしたままで、跳ねるような声で看護師のオバサンに言った。
「
それを聞いて、看護師のオバサンの目が恐ろしげに光った。
体を瞬時に180度回転させたオバサンは、
「伊達泰雅くん、起きたのね??」
そう、俺に問いかけた。
今まで寝たフリを続けていたが、もう白状するしかないな。
「はい……少し前から起きてました」
オバサンは、俺の顔と想乃香の顔、そして俺の右足をそれぞれ見ながら、口を開いた。
「泰雅くん、あなた昨日交通事故に遭ったの、覚えてる?」
真剣味を帯びた表情に、俺の顔は強ばった。
「はい……覚えてます」
6時半くらいに、自転車で駅へ行こうとして横断歩道を渡ったら、信号無視をした車に跳ねられたのだ。
それは昨日の事だったらしい。つまり、俺は24時間くらいは意識を失っていたことになる。
「あなたは足に全治2ヶ月の粉砕骨折をして、ここに運ばれたわ。
それであなたのご両親には連絡したんだけども、連絡がつかなかったの」
そういえば、俺の両親は想乃香の両親と仲が良くて、一緒にヨーロッパ旅行に行っていたのだった。あと2週間は帰ってこないだろう。
連絡がつかないのも、相手が海外にいるから仕方が無いといえば仕方が無い。
オバサンは想乃香の方をちらりと見た。
「で……警察の方がスマホを調べたら、トーク履歴に想乃香ちゃんが居たから、警察から事務所に連絡して貰ったの」
「そう……私は事務所から泰雅の事故を聞いて、急いで来たんだ……すっごく……心配したんだよ」
お下げ髪をくるくる弄りながら、想乃香は呟いた。
聞いてみたところ、想乃香は俺のために、仕事を投げ出してまで駆けつけてくれたらしい。
「仕事を投げ出してまで……
俺のためにありがとう……想乃香」
感謝を伝えると、想乃香の声のトーンが1段階上昇した。
「どういたしましてだよ〜!
だって……泰雅は私の大切な人だから!」
アイドルをする時には絶対見せない、俺にだけ見せる笑みを浮かべると、伊達眼鏡を付け直して想乃香はどこかへ行ってしまった。
部屋に残ったのは、俺とオバサンだった。
「いやぁ……青春してるわねぇ。
最初、受付に来た時に蒲生想乃香の名前で飛び上がる程だったのだけれど……
まさか想乃香ちゃんに幼馴染がいたとはねぇ〜!?
泰雅くん、運命に感謝しなさいよ!?
幼馴染は可愛いアイドルだし、君の入院を知った途端に仕事を放り出してまで駆けつけてくれるんだから」
俺と想乃香の、2人だけの世界を外から楽しそうに眺めていたオバサンがそう言った。
「ははは……ところで、今想乃香は何処へ?」
「あー、気になるのかしら?
居なくなったら寂しいの?」
イタズラっぽい笑みを浮かべたオバサンが、可愛らしいわねぇと呟く。
「そりゃ……気になりますし、寂しくはなりますよ」
ため息混じりに言ったその言葉に、オバサンの態度は更にイタズラっぽく変化した。
「想乃香ちゃんは朝食を買いにコンビニに行ったわよ。すぐ戻ってくると思うわ。
ところで……泰雅くん、あなた…想乃香ちゃんの事好きでしょ!?」
どきりと、俺の心臓は強く拍動した。
途端に、かぁぁっと頬が朱に染まる。
だが、オバサンの眼光に怯み───認めざるを得なかった。
「そりゃ、好きですよ。昔からずっと好きです」
すると、オバサンは真剣な表情で
「アイドルと一般人との恋愛はとても厳しいものよ。
それに、芸能界には沢山のいい男がいる。
そんなハードな恋愛を、頭が良さそうな君はもう理解しているだろうけど……」
と、言うのだった。
「会ったばかりの第三者が言うことじゃないかもしれないかもしれないけれど、私は応援するわよ。
……さて、話しすぎたわね。料理とか食べれそう?
食事用意するけど」
「あ、じゃあ頂きます」
「わかったわ。30分くらい待っててくれれば出せるわ。味は期待していて大丈夫よ」
そう言うと、手をヒラヒラさせて部屋から出ていった。
オバサンが出ていって3分程しただろうか。エコバッグを片手に想乃香が戻ってきていた。
コンビニで適当にパンを買ってきたらしい。伊達眼鏡を再度外すと、お下げ髪を解いてポニーテールに結び直した。そこには昔から見ていた想乃香の顔がある。
俺は起き上がって、壁に背中を預けてリラックスする。
「泰雅……最上さん、病院食取りに行ったの?」
サンドイッチを片手に、想乃香の唇が動く。
「そうみたい……起きたばっかりで食事とって大丈夫なのかな?」
「泰雅の手術はもう半日以上前だし、怪我だから食事はして大丈夫なんじゃないの?」
ため息混じりに言った言葉と表情に、若干の負の感情を感じたのは間違いだろうか。
そう思った矢先、更に想乃香は口を開く。
「あーあ、泰雅の好きなカレーパン買ってきたのになぁ……
食べさせてあげたかったなぁ……」
と。
「マジかよ」
心底ガッカリしたような表情で、想乃香はもう一度ため息をついた。
そして数秒後に、俺の顔をまじまじと見つめた挙句、吹き出しやがった。
「あはは。
ごめん、食べさせてあげたかったってのは嘘で、食べるところを見せびらかしたかっただけ。
ほらほら〜!揚げたてだよ〜?」
負の感情に見えた表情は、演技だったようだ。一杯食わされたな。
カレーパンを俺の前でヒラヒラさせて、イタズラっぽく笑う想乃香。
揚げたてを食うとか、羨ましいぞ。
「おい…食えない俺の前でドヤるのはマジでやめてくれ…!
俺に食わせろ!」
「えっ!?やだよ!」
衣の香りと、スパイシーな香りが漂ってくる。
「冗談だよ泰雅。半分分けるからさ」
「ありがとうな、想乃香」
想乃香は上手く千切ろうと力を込めたが、カレーパンには切れ込みすら入らなかった。
「泰雅……ごめん、切れないや」
「だな……」
すると想乃香は、急に上目遣いで俺を見て……
「間接キス、久しぶりにする!?」
と、問うてきた。
「はぁ!?」
俺は、間抜けな声しか出せなかった。
些細なことを気にしなかった頃はしょっちゅう間接キスをしていたものだ。
だが、小学校高学年くらいからそういう事が恥ずかしくなる年齢になって、しなくなっていた。
それに、想乃香はアイドルだ。アイドルが男と間接キスでもしよう物なら、文〇砲の餌食になるかもしれない。
そんな俺の考えは、杞憂に終わった。
「んごっ!?」
想乃香は俺の口の中にカレーパンを突っ込むと、無理やり噛みちぎらせたのだ。
そして、その残りを大きな口で頬張ってしまった。
随分と強引な間接キスだった。
想乃香は口に含んでいたものを飲み込むと、丁寧にサンドイッチとカレーパンの袋を畳んで小さく縛る。
今日の想乃香、なんかおかしいぞ!?
……そろそろ、聞いてみてもいい頃だな。
「なぁ、想乃香」
「なに?」
「お前さ、今日おかしくないか?
何で俺の手を握ってたたんだ?
何で間接キスを実行に移したんだ!?」
「えっ…!?」
俺の一言で、想乃香は頬から耳にかけて真っ赤に染めて俯いてしまった。
「泰雅……手を繋いでたこと気づいてたんだ」
「その…起きてたら手を繋いでて驚いたっつーか」
想乃香はさらに顔を赤くして、
「手のことも、間接キスのことも…
なっ…内緒だから」
と、少し声を震わせながらもアイドルっぽくウインクした。
これは、必死の誤魔化しだな。皮を被っている演技に決まっている。その証拠に顔はまだ紅潮したままだし、目線は微妙に動いている。
「そこ、誤魔化すの…!?」
俺は起き上がって、想乃香の手をグイッと掴んだ。
よし、もうこれで逃げられないぞ。
目線を上に向けると、想乃香の真っ赤な顔と目が合った。
途端、俺の顔にまで紅潮は伝染した。
「っ!?」
2人はそのまま見つめ合い、暫く時が止まったかのような感覚に陥ったのだが……
「泰雅くん、入るわよ!!」
ノックしてきたオバサンが入って来て、その時は再び動き出した。
2人は互いに気まずくなり、俺は布団にくるまって、想乃香は窓の方へと歩き出した。
「ありゃ……想乃香ちゃん、もう戻ってたのね…」
俺の耳に口を近づけて、「2人の時間をごめんなさいね」とそっと謝ったオバサンは、体温計をさして、腕に血圧計を付けると電源を入れた。
想乃香は、カーテンを開いて窓の外の景色をぼんやりと眺めていた。
窓の外からは、一体どんな景色が見えるのだろうか。ってか、ここはどこの病院なんだ!?
「あの…ここってどこ病院ですか?」
「喋ると血圧が上がるわよ……?」
呆れたようにオバサンは呟くと、
「ここは、あなたが定期検診を受けている四聖人病院よ」
と、教えてくれた。
四聖人病院は、アレルギー性鼻炎の定期検診のために月イチで行っている大きな病院だ。
話を聞くと、医院長の先生が俺の足を固める手術をしてくれたらしい。
8時くらいになったら、先生がいらっしゃるみたいだ。その辺までは、ゆっくりしていたい。
それから数分が経過し、窓に張り付いたままだった想乃香は気づけばこっちへと戻ってきていた。
「泰雅……さっきの2つなんだけど…
退院したら、しっかり説明する。だから、私に時間をくれないかな…??」
ベッド脇の椅子に座って俺を見つめる目線に、俺もしっかりと目を合わせた。
想乃香の顔は、大分真剣味を帯びた表情になっていた。
「解った」
俺は、真剣な表情に若干驚きつつも返事した。
その後は、想乃香の芸能の話、俺の高校の話や昔の思い出などを、他愛なく話し続けた。
その後すぐに出された食事は自分で出来たが、その他の動き───例えば、トイレに行きたいときは想乃香が手伝ってくれた。
俺は、片足が使えないので車椅子で移動するしかなかった。
想乃香はたった1人で、俺が車椅子に乗るのを補助してくれたし、トイレまでの行き帰りの道のりもしっかりと押してくれた。
「ありがとう、想乃香。もう、どうやって感謝を伝えればいいか解らなくなるくらい尽くしてもらって」
「全然大丈夫だって!
困った時はお互い様、でしょ?
そうやって助け合っていこうねって、昔に約束したじゃん!?」
「お前…覚えててくれたのか」
「当たり前だよ。あと…もっともっと大切な約束も」
もっともっと大切な約束。
それは、「ずっとずっと、一緒にいようね」という約束だったのだが───
想乃香はその約束をすっかり忘れていると思っていた。
実際、想乃香は俺の手の出せないアイドルという高みまで登ってしまっていたからだ。
俺の事など、ただの幼馴染としか思ってないのだと、勝手に決めつけていた。
すると、俺の考えていることを察してか、想乃香は少し遠くを見ながらも口を開く。
「私、アイドルとして活動していたけど、泰雅との約束は忘れたことは無いよ。
アイドルも、いつかは辞めるだろうし」
実際、アイドルの仕事を全て投げ出してまで俺に付き添ってくれたのだ。
「今も……泰雅と一緒にいたいから」
ぽつりと言った一言に、俺の頬は完全に染まっていた。
………………
…………
……
それからの時は、飛ぶように過ぎた。
あっという間に2週間が経ち、両親が帰ってきたことで想乃香の役目は終わった。
想乃香は一言、「退院の日に会いに行く」と言って去っていってしまった。
そしてそれからも数週間が過ぎ、気がつけば退院日になっていた。
退院の手続きを済ませ、松葉杖をつきながら病院のエントランスを出ると、帽子を目深に被った1人の少女がいた。
「退院おめでとう、泰雅」
俺を待っていたその少女は、1度だけ帽子を外してにっこりと微笑みかける。
「こちらこそありがとう。想乃香」
俺が想乃香の方へ向かっていくと、再び想乃香は帽子を被った。
「この近くに公園あるからさ、そこに行ってもいいかな?」
提案した想乃香に、俺は頷いて2人並んで並木道を歩む。
そよ風が吹き抜ける。
思えば、こうやって2人並んで歩いたのはいつまでだっただろうか。
「ねぇ、泰雅」
公園のベンチに座った俺に、想乃香が
「隣、座るね」
と言いながら、スカートを軽く抑えて座り込んだ。
「帽子……取っちゃってもいいのか?」
スカートから露出している太ももに、帽子を軽く乗せている彼女にそう問う。
「うん、大丈夫。平日だし誰もいないしさ」
笑顔で答えた彼女の瞳に、俺の顔が映る。
「泰雅…私ね…」
「想乃香、お前が好きだ」
気が付いたら、言ってしまっていた。
俺の心臓は、早鐘のようにビートを刻む。
「え!?えええええええ!?」
頬を染め、想乃香は少し俯いた。
が、彼女も覚悟を決めたのか、口を開いていた。
「泰雅。私も好き。
病院で手を繋いでたのも、間接キスをしたのも……泰雅の事が好きだからだよ」
そう言うと、想乃香は俺に抱きついた。
立て掛けていた松葉杖は、想乃香の移動で振動したのか、ガタリと地面に落ちる。
俺は、両腕でふんわりと想乃香を抱きしめた。
柔らかい身体からは、自分と近い、自分のじゃない温度を感じ取った。
「想乃香。昔の約束を、今もう一度約束しよう」
こくりと頷いた想乃香に───
「想乃香。ずっと一緒にいよう」
「はい。喜んで」
唇からお互いの愛を感じ取る。
もう、放しはしない。
風は、俺たちの背中を押すように吹き抜けていた。
幼馴染のアイドルが、入院した俺に付きっきりでいてくれてんだけど!? 井熊蒼斗 @Ikuma_Aoto1123
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