君と自分

@kai97

第1話

ん〜、はぁ〜


朝を迎えた、でもいつも来てくれるばぁばが居ない、

何かあったのだろうか、、、


そう思っていると、

コンコンコンとドアを叩く音がした


失礼します。おはようございます。かい様。

そう言ったメイドは初めて見たメイドだった。


誰だ、お前は。

そう聞くと、


初めまして、今日からかい様に仕えさせていただきます。田中と申します。よろしくお願いします。

と言った。


自分に仕える?ばぁばはどこにいる!


少し驚き声を張り上げてしまった。


かい様、どうされましたか?とばぁば🏠部屋に入ってきた。


ばぁばどういう事だ?今日から仕えるって言われたが、

本当か?


はい。本当です。かい様の専属のメイドでございます。


急に決まったのか?お母様とお父様は許可したのか?


はい。ご指示を受けております。


そうか。分かった。ばぁばありがとう。


とんでもございません。かい様にお仕えさせて頂きお幸せでございました。


ばぁばは誰かにまた仕えるのか?


いえ、メイド長として皆さんをまとめさせて頂きます。


そうか、それは良かった。

これからもよろしく頼むよ!


ありがとうございます。

朝食のご準備が整っております。


分かった。ありがとう。


ばぁばが去っていった。

その間、田中というメイドは自分とばぁばの会話を見ているだけだった。

何を思ったのか、表情が暗かった。


どうした?田中と言ったな、何かあったのか?


あ、いえ、仲がよろしいのですね、


自分が産まれる前からばぁばはこの家に仕えていて、自分の世話をしてくれていた。

だから、仲が良いのは当たり前だ。


それより、朝の準備をするから


はい。かしこまりました。



こうして、自分と田中の生活が始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

君と自分 @kai97

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る