少しずつでも
周りの目
体験入部の練習を終えて
家に帰る時間も勿体ないからなのか、ランドセルを背負ったままバスケットボールを投げ続けるキョンちゃん。その真剣の姿に声をかけにくい雰囲気すら漂っていた。
そしてキョンちゃんは振り向いた。
「
ツインテールが代名詞のキョンちゃんは練習している時真剣な顔からかわいい笑顔で話しかけてくれた。
思わず
「確かに
練習の時と話す時の表情のギャップが別人のように感じている。
「
タブレットでそれぞれ動画を撮ってフォームの確認をする。手の角度、離す位置か悪いとキョンちゃんは言っているが
「ランドセルの中身?私、学校に置き勉してなくて全教科書入れてタブレットも入れているよ。
ストイックで自分に厳しいキョンちゃんだが、天然でかわいい面もあってよかったと感じる。
とはいうもののランドセルを背負ってシュートが出来るというのは相当下半身が強くなければ出来ないだろうし、体幹も必要になる。
同じことが出来ないならば走り込みをしたり、神社の階段を駆け上がる方がよっぽど得策である。少しでもキョンちゃんに近くためには何をしたらいいのか聞いてみた。
なんだろうねと首を傾げる。
タブレットを持っていなかったため、キョンちゃんにIDを聞いて家に帰った。
もし
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