イヤだ
優しさ
いつもように幼稚園に通っていた
幼稚園の先生、それを手帳越しで知らされた保護者たちはこの時にイヤな予感がしていた。それは新型コロナウイルスがこの幼稚園で
その日の夜にそれぞれの家庭に登録されているメールや電話で検査をするようにと伝えられた。翌朝、
これだけ流行っているからいつ誰か
この日から
隔離されて食事も部屋の前に置いて、食べ終わったらそこにおいてパパやママが回収をする。お風呂も1番最後に入り、触ったところは随時消毒をする。皿やコップは共有しないという2次感染を防ぐようにしていた。
そのような状況に思わず
家を出ることも出来ず、咳込む、冷蔵庫にある飲み物と食べ物を取りに行くくらいで基本的には自分の部屋に篭って泣き続けた。
その時だった。足音が聞こえたので買い物からママが帰ってきたと思って体を起こした。
するとそこにいたのはママではなく、サモエドの
ガチャン、そう家のトビラが開く音が聞こえて起きるとそこには
その間、
自分が咳込んで体調悪いことを忘れて思わずありがとうと
返事が返ってくることはないと分かっていながらも思わずそう言わずにはいられなかった。犬だからワン、としか鳴かないがその表情はニコリと笑顔で
この表情を見て、
早く良くなっていっぱい遊ぼうね。沢山お散歩しようね。治ったら
それが通じたからなのか、
この時、犬は新型コロナウイルスに感染しないのかと心配をしていた。
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