じぃじへ

@kawamuraka-kun

第1話

じぃじが死んでからどれくらいたつんだろう。

今だに無性に会いたくなる。

けど少し、こんなに誰かが忘れられないと成仏的な事ができないのかなとか思ったりして。

昔はじぃじの家に行った時しか行かなかったスーパーに最近行ったりする事があります。

なぜか無性に行きたくなる。

じぃじと一緒に行った所は全部すき。


俺が小さい時。何歳だろう?きっと小学生の低学年くらいだろうか。

よくじぃじんちの目の前にあった文房具屋さんに行きましたね。

そこにはなぜかプラモデルがあり俺はじぃじについてきてもらいじぃじにプラモデルを買ってもらいましたね。

てかそもそもプラモデルを買いに行こうと言って文房具屋さに連れて行ってもらってたね。

じぃじんちに行くたびに買ってもらっていた気がします。

あのプラモデルは今ないです。いったいどこに行ってしまったんだろう。

記憶に少し残っているのはいつもじぃじんちに置いてったような…

じぃじもしかして!

まぁいけど。


プラモデルを作る時俺は説明書を読まずに作ってたのを覚えていますか?

じぃじからニッパーを借りて。

あのニッパーは使いやすくて。

そんなどうでもいいような事を覚えてます。

ある時じぃじが俺が説明書を読まずに作ってるのを見て「お前は頭がいいな」と言ってくれたよね。

けど残念ながら頭はよくありませんでした。

中学に入ってからは勉強もしませんでした。

あ、けど姉は頭が良かったですよ。

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