第7話 ツワモノ

重い一歩を踏み出した俺は、入るなりゴクリと唾を飲む。

見ればわかる、中学生にふさわしくない場所だと。どう見ても強者つわもの揃いで、半端じゃなく怖い。そんな俺に神楽は声をかける。


「大丈夫、確かに身長差とかもあるし、見た目的にも怖い人はいるけどほとんど霊媒師、諜報員もいるけど。」


「そうなんだ...。」


俺はここで強くなると少し意気込んだ。


翌日。俺は能力を発現させるための訓練を受けることとなった。

そこには高校生っぽい人たちがたくさんいた。


「あれ?もしかして中坊〜!?うっそ!」


「こ、こんにちは…」


「あっはは!笑 おもしろ〜、あたし朝霧あさぎりカレン。よろしく♡」


「はい...」


グイグイくる謎の女子高生に戸惑いながら訓練を受けた。


「っはぁ、はぁ...はぁ、」


「き、み...中坊なのにすごいね...笑」


カレンもだいぶ息が切れてるようだった。確かにきつい。でも俺はまだ能力の発現すらしていない。行き詰まるところもあるが絶対にあきらめない。


そのころ本部の上層階では...


「なぁ、神楽。」


「なんでしょう?長官…」


「あいつ、本当になのか?」


「はい…です…」

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