第7話

沢山の言葉を飲み込みながら


俺は泣いた。


誰かの前で子供みたいに泣いたのは


久しぶりだった。


彼は俺が泣き止むまで抱きしめてくれた。


壊れたはずの心が戻ってくる。


壊れた分だけ涙を流し、流した分だけ


心が戻ってくる。


どうしようもなく身体は疼くけれど


今はまだ、この腕の中に抱きしめられていたい

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