第3話

終わりがない生活に嫌気がさしてくる。


結局は体目的で会社は俺を雇ったんだ。


認められたなんて舞い上がってバカみたいだ。


誰も信じられない。


もう誰も信じない。


スッキリすれば彼らはさっさと帰っていく。


体で契約が取れるなら


それで良いなんて、誰が決めたんだよ。


腰も心も痛い。


皆が帰って、誰もいない部屋、


精子だけが散らばった部屋で


俺は静かに声を押し殺して泣いた。


何度されても慣れる事はないと思ってた。


でも、心とは裏腹に快楽に堕ちる。


心が壊される。


その屈辱に慣れてきてしまっている事に


絶望した。


俺の身体は俺だけのものなのに、、、。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る