第2話

新しい会社に入ってしばらくすると、


上司は営業の延長として


取引先に俺の身体を売った。


「いや、やめろっ。やだっ。あっ。んん。

助けてっ。」


そう叫ぶけれど誰も助けてはくれない。


「あっ。あぁ。うっく、ひぃっ。ぁん。」


苦しい。痛い。怖い。


大勢を相手にすることは身体的にも精神的にも


負担は大きかった。


何度も何度も、身体を売る。


なんのために


生きているのか。


俺はαの生理処理の道具。


感じたくないのに、垂れ落ちる感覚が


俺を壊していった。


「あぁ。アッ。そこ、、いい。良い。」


快楽だけが全身を駆け巡る。


必ず最後は壊れるように落ちていく。


頭はもうイク事しか考えられず


甘い声が、大きくなっていく。


「もう、、、いや、、、イキたい。

お願い、イかせて!」


いつも、あと少しのところで焦らされ、


パンパンで苦しくて、何もかも考えられなくなる


気づけば涙が淵をなぞってながれる。


こんな生活いつまで続くんだ、、、。

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