上司が恋愛対象です。

第1話

「信じられない。俺ってすげ〜じゃん。」


そう言って内定通知○を大事に持って店へ行く


店のオーナーとは5年くらいの付き合いだ。


ぶっ倒れているところを店の商売道具として

拾われた。


男の相手をして金を貰う。


発情期の時は辛いけど、休まずに


身体を売る。


オメガの俺にとってそれでしか生きられないと


思っていた。


でも今回、普通の会社に見事合格した。


嬉しかった。認められた気がしたから。


だから、オーナーには悪いけど


店を辞めさせてもらうんだ。


オーナーは快く応援してくれた。


おめでとうと涙まで流してくれた。


だから、よけいに俺は頑張るんだって思った。


でも、それは間違いだった。


入社することを後悔するなんて思わなかった。

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