第2話 事件発生

通報が来る少し前。

「清水、お前は秋山の班に入れ」


「分かりました」課長から指示を受け私は秋山さんのところに行く。


「秋山、頼んだぞ」


「分かりました」


「楓、よろしくね」


「よろしく、あとここは職場で私はあなたの上司なのだから係長と呼びなさい。分かったわね?」


「分かりました。秋山係長」


「課長、事件です」


「なんだと?」先輩の狭山刑事が課長に報告する。


「数分前に建物を占拠したという内容のタレコミがあったそうで」


「占拠?場所はどこだ?」


「最近、出来たばかりの塔です」


「ただちに現場へ向かう。狭山は近くに拠点として使えそうな場所を探せ」

「はい!」


「清田、車を回してもらえないか?」

「どちらへ行かれますか?」


「現場に向かう」


「分かりました」課長たちは現場である塔へ向かうため出発した。


「秋山係長、我々はどうしますか?」


「そうね、私たちも現場へ行きましょう!」

「分かりました」


「清水!行くわよ」


「はい!」今回の事件、もしかしたら長引くかもな。そう思いながら現場へ向かう私だった。


時間は集団が塔を占拠する直前まで遡る。


『皆さん、準備は出来ましたね?』ボイスチェンジャーを使った人物が仲間たちに話しかけている。


『もちろんだ!』


『では、始めましょう』リーダーらしき人物がそう言うと集団は裏口から建物の中に侵入する。


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潜入任務 柴咲心桜 @pandra

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