滅多に雪が降らない土地柄で・・・
綺麗な風景写真が撮りたい
第1話 雪の日はノーマルタイヤの車には乗ってはいけない
私の住む地域では、空っ風は吹きますが、『雪』なんて、滅多に降ることはありませんし、どんなに多く積もったとしても、精々5~10cm程度です。
だから『雪』に対する日頃の備えが、とっても甘い緩いのです。
私が勤めていた職場に行くのには、およそ40~50分をかけて、車で通勤していた訳ですが、都会では無いので『農免道路』と標識がある、道路規格が緩いアップダウンが一般道路よりもかなり激しい道路を通っての、通勤なんですよ。
農免道路の正式名称は、「農林漁業用揮発油税財源身替農道」といいます。
民主党政権で有名になった事業仕分けによって廃止となり、今は無い制度ですが、農林漁業の従事者から「農業や漁業用機械に消費される揮発油税については免税して欲しい」という要望がありました。しかし、税金を免除することはとても困難です。そのため、農林漁業の従事者のために揮発油税を財源とした道路が身替りとして作られたみたいですよ。
要は農業や漁業で使う燃料にまでも、道路財源となる税金が取られるのは、やはり納得が出来ないから、その代わりに農免道路を整備してもらったってことみたいですね~ 便利な道路が出来たな~って有難く思っていましたが、調べてみるまで大元の理由は全く知らなかったですよ~
多くても年に1~2回程度しか雪は降りませんが、アップダウンが激しい農免道路なので、夜から朝にかけてほんの少しの雪が降った積もっただけでも、タイヤがスリップしてしまい、車が坂を登れない降れないが発生する、冬期にスタッドレスタイヤに履き替えしていない車には、中々に厳しいのが農免道路なのです。
それなのにノーマルタイヤ(夏タイヤ)のままで、雪でツルツルの農免道路を平気で走行してしまう迷惑な輩が数多く居るため、揚げ句の果ては立往生やスリップ事故で大渋滞・・・夜中に雪が降った日の翌朝、早朝の風物詩となっています。
甘い判断で農免道路に進入して、坂を上り切った頂上付近と坂を降りきった底付近に、坂を登れない車や、坂を降れないままで立往生してしまった車が何も対処できず、そのままその場で停止してしまい、農免道路を塞いでしまう訳です。
そして、例えほんの数台であっても走行不能となり道路を塞いでしまう車が発生してしまえば、通せんぼとなってしまうため、一気に大渋滞になるのですよ。
その先の通せんぼなんて知らずに農免道路に進入してきたわけですから、そんなに都合よく、迂回なんて出来ませんね。
街中と違って農免道路には、迂回路も都合よくありませんし・・・
毎回毎回大渋滞を発生させる場所は判っているので、もしも可能ならば、定点カメラで大渋滞の様子をネット配信で、農免道路の状況をライブ中継して貰いたいほどですね。絶対に無理でしょうが・・・
そうすれば、事前にチェックして農免道路に進入しない選択肢も選べますよね。
そうなればそうなったで、他のいつもよりももの凄く混んでいる一般道をノロノロ走ることになるので、その時点でもう遅刻間違いなしなのですが・・・
私の場合は冬山に風景写真を撮影に行ったりもしますから、冬は12月上旬からスタッドレスタイヤを必ず履いています。
立場上、朝は早くから出勤して「職場に通勤する方たちのために歩道の除雪」等の対応をしなければならなかったので、他の方たちが多く通行する時間帯よりもかなり早くに農免道路を通過してしまうので、幸いにも大渋滞で困ることは殆どありませんでしたが、いつもこの農免道路を走って通勤する方たちは、ほぼ皆さん数時間の遅刻です。
そうは言っても、いくら朝早くても、既に走行不能になった車が何台も何台も農免道路の彼方此方に停止している、側溝にタイヤが落ちてはまっているのですよ。
更に、急に動くこともある危険なシケインたちを避けるの如く、ゆっくりと走行する必要があり、とても気を使って走る必要はありましたよ。
なにせノーマルタイヤでスリップしているのに、車を無理して走らせるような無謀な方たちなので、車が坂を登れずズルズル滑って下がってきたり、急に目の前でスピンしたりするのですから、本当に怖いのですよ~
お願いですから、雪が降ったら積もったら、ノーマルタイヤの車の方々は、車に乗って通勤なんてことは絶対に考えないでくださいね。
「ノーマルタイヤでも、ゆっくり走れば何とかなる」なんて浅はかな考えで行動したことにより、大勢の方が本当に迷惑しているのですよ。
スタッドレスタイヤ&AWDでもそれほど万能ではなく、いとも簡単にスリップしたりもするのですからね。
雪道のノーマルタイヤは本当に危険なんですよ。
滅多に雪が降らない土地柄で・・・ 綺麗な風景写真が撮りたい @ALICE1961
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