第3話 4文字続けんのが痛いことに気づいた
さぁ、いよいよ始まった姉妹スマ○ラ大会!
てか自分で自分の順応の速さに驚くわ。
「ふっふっふっ!!私はス○ブラ四天王と呼ばれた女!…罰ゲームは怖いから無しでね?」
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【あれ?四天王?】
【いくら何でも格ゲーまで強くないだろ】
【威厳…あれ?あったっけそんなん?】
「流石に俺…」
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【俺っ子きちゃー!】
【まさかの、だな】
あっミスった。まぁ俺っ子で行けばいいしな。
「…でも格ゲーはそんなに上手く無いぞ?」
「よっしゃー!なら安心だ!罰ゲームは告白シチュエーションボイスな!」
「お、おう」
こいつ…大丈夫か?
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【妹ちゃん…あ、でも聞きたい】
【すまないが負けてくれ、妹ちゃん。姉ちゃんのはさっき聞いたんだ】
「すたぁぁぁぁーとぉぉぉぉぉぉ!!」
「うるさ」
俺が使うのは煽りキャラで有名、ゴリラさんだ。
姉ちゃんは…こいつ課金キャラ使ってやがる。
「じゃあ行くぞ」
「こいやぁ!」
いちいちうるさいなぁハイテンションすぎん?
「おら!はめ技だい!」
避けてから逆にはめ技をかける。
「え?ちょ、は?」
「ボーン!」
3%ダメージしか喰らわず1ライフ削る。
そして煽りを入れる。
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【ボーン可愛い】
【てか強くね?】
【そんなに上手くないのレベルが高い】
【みんなが煽りを無視してるようなので無視することにしマース】
ふっ!俺はゲームの王と言っても過言では無いくらい上手いからな!
「…私の真の力はこんなものでは無いぞ!」
こいつメンタルつよいな。
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【その自信はどこから…】
【フラグ…】
なんとかダメージを与えようとしてくる。
距離のとり方は上手い、だが!
「無駄無駄無駄無駄!」
「へ?」
俺には勝てん!
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【レベチ…】
【流石に可哀想になってきた】
【元気出せよ、きゅら様】
【おい!妹ちゃんがいる時はお姉ちゃん呼びしかしない約束だろ!】
【知らんかった…】
「っう…ううううう!このやろ!ボッコボコにしてやる!」
だが奇跡は起きない。
「…もうXちゃんとゲームしないもん」
「Xちゃん呼びそろそろ変えない?」
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【じゃあお姉ちゃん泣かせたからナキで】
【天才】
【これ嘘泣きでしょ?】
「語弊がある!横でうっすら笑ってるよ?こいつ!」
計画通り、の顔してやがる。
「じゃあナキちゃんこれからよろしくねー!」
このやろぅ。
「はよ告白ボイスやれや」
「スキデース。はい終わり」
ん?こいつぅー!
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【は?】
【おい!】
【ふざけるなぁー!】
【バカヤロー!】
「おいおい…それはねぇぜあんちゃん!見本を見せてやるよ!」
ふっふっふ!俺の奥義!いくか。
「お、お兄ちゃん!まーたこんなに部屋を散らかして!本当、しょうがないんだから…え?大好きだよ?そ、そんなこと言ったって別に嬉しくないけど?…だけど、もっかいだけ、言って?」
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【ふぁー!】
【ひゃーん】
【アンビリーバボー】
【語彙力が壊れた】
【脳が破壊された】
「ふっ!どうだね、お姉ちゃん様よォ!」
「え?それ罰ゲームナキちゃんの罰ゲームになってない?」
サービスだよ。サービス。
「みんな、使っていいからね?」
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【使わさせて頂きます】
【丁重にね】
【ありがとうございます】
「あ、あんた何言ってんの!は、はしたない!」
「え?いいじゃん。お姉ちゃんが日頃からお世話になってるんだし」
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【ナキちゃんの小悪魔系発覚】
【惚れた】
【中一…?】
「中一でも中身はおっさんよ!」
ガチ目に。
「いつの間に、そんなに…可愛くなっちゃったんだい!」
可愛い?感性おかしいんか。
「エロかわいい美少女な妹って最高でしょ、眷属のみんなもそう思うよね」
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【羨ましい】
【俺の妹にならないか?】
【俺にくれ!】
「あげまちぇーん!私の物です」
「みんなの妹になってもいいけど?」
我ながら悪ノリしてる気がする。
「へ?」
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【よっしゃー!!】
【みんなの?】
【俺のだ!】
【勘違いすんな俺のだ!】
「わ、私はぁ?」
「勿論、一番の姉だよ?」
「惚れた」
おい、妹に惚れんな。
「あ、あともう俺寝る時間だしじゃーね」
「あ、ばいばーい」
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【え?】
【お姉ちゃんより妹ちゃんの方が可愛いのに…】
「おい今なんつったてめぇ!まぁ、認めるけど…」
何かと楽しそうだ。
そんなお姉ちゃんの声を背に俺は部屋に帰り、寝た。
次の日、その動画は切り抜きが大量に出され、またもや伝説化していた。
とくに、俺が軽い気持ちでやったボイスが…
今になって恥ずかしてなってきた。
…前の人格と記憶戻ったあとの人格が混ざったせいだ!
そうだ!きっとそうだ!
俺は悪くなぁーい!
「今、なんて?」
「ですから、ウチの事務所でデビューしてみませんか?と」
ハイハイOK…
こういうパターンね。
ご都合主義ね。
今世は運がいい!的なあれね。
つまり俺はナイトダークとか言う厨二病臭プンプンの事務所にスカウトされてると。
今世くらい楽しもうという気持ちはある。
だが!それよりも重要なことがあるのだ。
このマネージャー?さん。
黒髪ロングにキリッ!とした目。
クール系美人きたぁー!
カワイイ系はお姉ちゃんできたから後はツンデレきたらコンプ?
いや違う!まだまだ属性は多い…
だがせめてもうちょい…
そうか!俺がツンデレに!!!!
…作者が内容紹介でツンデレ文章かいてるからいいか。
って事で俺のしょうもない脳内会議終了。
「はい!是非俺にやらせてください!」
答えは決まっているのだ!
ご都合主義には乗るべきってな!
「俺…?」
「いえ、是非僕にやらせてくださいと言いました」
あかんやん!
どっちもあかんかった。
僕とか女子が言ってたらオタク丸出し…
よく考えろ。
俺は今超絶美少女。
それが僕っ子?可愛いやん。
大体俺がオタクなんは周知の事実!
結論!可愛い!
俺可愛い!
可愛いければ大抵のことは許される!
可愛い子がする事は大体絵になる!!!
これが今世での俺の座右の銘だ!
するとマネージャー?さんは顔を抑えて
「少しトイレに行ってきます」
え?引かれた?うそやん…
彼…彼女…どっちにすればいいのか…ナレーションは疲れるな…あっ!なんでもないです!
彼(?)は月下さんがトイレで「可愛いすぎるぅぅぅ!」とか言いながらクーデレかましてることを知らなかった…
そこの君!さっきの事!クビなっちゃうから!
お姉さんとの秘密よ!(*´³`*) ㄘゅ💕
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