等身大の言の葉を

まず、こちらの作品は、短歌とエッセイで構成されている作品である。

書かれた短歌は作者の素直な声が、そのままストレートに伝わってきて、エッセイは等身大の彼女の日常が、飛んだり跳ねたりしなが、楽しげなリズムで綴られている。

とにかく、文章から賑やかで楽しげな「声」が聞こえてくる、生きた文章が特徴的だ。

友達と会話をするように、コロコロと色を変える話題は、なんだかとても懐かくも感じ、微笑ましくなる。

学校の放課後、教室に残って他愛のない話で笑い合う。そんな空気が、この短歌とエッセイから伝わってくるのだ。

学生時代を終えている人でも、今まさに学生の方でも、共感できる言の葉が散らばっている事だろう。

あなたも、この星の瞬きのような言の葉を、一緒に楽しんでみませんか?

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