等身大の言の葉を
- ★★★ Excellent!!!
まず、こちらの作品は、短歌とエッセイで構成されている作品である。
書かれた短歌は作者の素直な声が、そのままストレートに伝わってきて、エッセイは等身大の彼女の日常が、飛んだり跳ねたりしなが、楽しげなリズムで綴られている。
とにかく、文章から賑やかで楽しげな「声」が聞こえてくる、生きた文章が特徴的だ。
友達と会話をするように、コロコロと色を変える話題は、なんだかとても懐かくも感じ、微笑ましくなる。
学校の放課後、教室に残って他愛のない話で笑い合う。そんな空気が、この短歌とエッセイから伝わってくるのだ。
学生時代を終えている人でも、今まさに学生の方でも、共感できる言の葉が散らばっている事だろう。
あなたも、この星の瞬きのような言の葉を、一緒に楽しんでみませんか?