私に恋愛をする価値なんてない。だって、所詮世の中は顔なんでしょ?

凪@マイペース更新中

第1話 価値観なんて人それぞれ?

皆さんは、今日までに「恋人」がいたことがあるだろうか。

もしくは、現在進行系とか。


私、望はいたことはあるのだが、全然好きじゃなくてむしろ彼氏がほしかったためだけに付き合ったという人がいるだけだ。


私が彼との思い出で覚えているのは、夏祭りに行ったことかな。彼の家族と一緒に。

あの時が一番彼カノしてた気がする。今となっては自分でも意味がわからない経験だ。


というわけで、現在フリー☆だが、彼氏はほしい。甘えたい。


ここで問題になってくるのは、私の外見。別に太ってるとかそういうのではなく、普通に顔がブサイク。鼻はでかいし、目は小さいし離れてるし、眉毛はないし。

とにかくパーツがだめ。こりゃ、男も振り向いてはくれません。


毎回毎回の恋愛が私から一方的な好意。最近も告白したのだけど、そういう目では見てなかったと言われ、申し訳ないけど友達って関係で留まらせてと振られた。


今まで経験上、私はまあまあなクズ男を好きになる傾向があるらしい。

友人には「それ良くないよ。もっといい人探しな」と言われ、結局探してもクズ男。

ほんと、ツイてない。


ブサイクなりに、食事するときのマナーとか、美女は許されるけどブスは許されないことは徹底的に気をつけるけど、そもそもの性格が内気だから、誰も私に話しかけては来ない。


「はあああああ…」

「どうしたよ、そんなでかいため息ついて。」


この子は同じクラスで唯一仲の良い内田楓うちだかえでちゃん。楓ちゃんは私の友達にはとてももったいないくらいの可愛い子で、ポジティブで、陽キャ。私とは正反対。


「いや…彼氏ほしいけど、ブスだからできないなって」

「なんだそんなことか。大丈夫だよ。望ちゃんはかわいいよ?」


可愛い子の「◯◯ちゃんは可愛いよ?」は信用ならない。一度も信用したことがない。あれでしょ?「◯◯ちゃんは、ブスなんかじゃない。可愛いよ!自信持って!」みたいなことでしょ?それで、用がなくなったら、男の子のところに行ってなにしてんのー?って突っかかりに行くんだもん。


「あのさぁ、その言葉、本気で言ってたら私はあなたの目を疑うよ?」

「どれだけ私の言葉に信用ないのよ」

「そりゃそうでしょうよ。大体ね、そういう言葉は慰めで言ってるようなものなんだから、ほぼそれはお前ブサイクだねって言ってるんだよ。裏では。」


こんなネガティブなこと言ってるから、すべてがブサイクになっていくのは承知の上ですけどね!


「えーだってさ、可愛いなんて、人それぞれじゃん。ブサイクっていうのも人それぞれ。私の主観では、望ちゃんは可愛いなって思う。一個人の意見だから、それに左右されるもよし。」

「うーんでも大体本当に可愛い子のところには、真っ先に可愛い女の子たちがよってたかるじゃない。私のこと可愛いって言ってくれるの、家族と楓ちゃんだけだよ。」

「それを言うなら逆を考えてみれば?望ちゃんがあの韓国アイドルぐらい可愛くて、男子が毎日10人くらい望ちゃんのこと囲むの。」

「うっ…疲れそう…」

「だったら、少数の人が本当に望ちゃんのことを可愛いねって言ってくれる方が嬉しくない?」

「確かに…」

「言っておくけど、私でもそれは疲れるよ。一人の時間欲しいし。」


なるほど。美女でもモテすぎると疲れるのか…


やっぱり、美女って大変ですね!!!!!!(泣)

まあ、それと同じくブスでも大変ですよ!!

何しててもブスだし根暗だし!到底顔では勝負できない。

せめて、礼儀だけは守らないとね…


外見がすべてじゃないっていうのはいつもインターネット様に言われているからわかってはいるんだけど、スマホの画面に映る私や、ノーマルカメラの自分を見ると悲しくなる。同時に、私はいつも人と話すときこんなぶっさいくな顔してたんだって。


性格を重視してくれる彼氏に出会いたーーーい!!!

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