雪の中の湧き水

葉っぱ

第1話 明日への行方

 夢のように、ふわふわと雪が舞う。

 次第に雪がカスミソウの花びらより、

 小さくなり、雨粒が降ってゆく。

 みぞれだ、みぞれだ、と、

 ぐちゃぐちゃと音を出しながら、

 帰る、まるで、昔買ってもらった、

 苺味のかき氷を思い出しながら、

 冷たい、冷たい、冷たいっ、

 と思いながら、歩く、

 すると、

 今度は、"わたあめ"のような雪の姿に、

 すると、

 今度は雪の姿が遠くから見れば、

 花の花びらのようだ。

 マーガレットの花びらより、

 短い花びらが舞う、そしたら、

 風がびゅっうと音を出して、

 私の後ろに行った、

 何だ、今度はと、前を見れば、視界が、

 真っ白になった。

 ホワイトアウトか、またか、厄介な、

 久しぶりだな、と、思いながら、

 時間を携帯で見た後、

 後、少しで着く、駅までは、

 あと、21分だ。


 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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雪の中の湧き水 葉っぱ @kourogi1278

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