2,魔法少女の世界
前回までのあらすじ①
ラン
「どっかで聞いたことのあるようなありきたりなRPG勇者ゲームの世界で、異世界から道の侵略者が現れた!! 日本からテンプレのような転生をしてこの世界を守っていた勇者はピンチに陥り、めそめそ情けなく泣きじゃくれていた。そのとき現れたのは、数々の異世界を渡り歩く風来坊であるナイスガイ、『将星 ラン』だった!!!」
幸助
「ありきたりな世界ってなんだよ……つか俺がそんなめそめそ泣いているシーンなんてないぞ!!」
ラン
「勝手に入って来んなようるさい。こうほざいているコイツはその世界でたまたま手に入れたチート性能を鼻にかけて使っていた勇者『西野 幸助』。仲間を攫われてその鼻をへし折られてかわいそうなほど号泣していたのを見かねた紳士の俺は、仕方な~くコイツの仲間を助け出して勇気づけてあげたんだ。
そしたら調子に乗った幸助は、何とこれまでいた仲間をあっさり見限って俺にゴマを擦り無理矢理旅仲間に入って次の異世界に向かって行ったのだった!!」
幸助
「だから話を勝手に脚色するな!! こっちは三人に一生のお別れ覚悟で話を付けて来たんだぞ!! 挙げ句お前がその気になればいつでも帰れることが分かったし完全なやり損だよ」
ラン
「とまあ少々どころかかなり先走りの目立つ危ないテンプレ勇者を引き連れて俺達は次の世界に向かって行くのでした。さてここからどうなるか第二章!!」
幸助
「テンプレ付けなくてイイだろ!!」
ラン
「いちいちやかましいんだよ……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます