これまでの事 2
ギデオンにミステリーハウスを取られてからというもの、僕たちはスースの家に泊まることになった。どうやったら、ギデオンから権利書を取り戻すことができるんだろう。
ギデオンとは、いつも土壇場で僕たちが勝つのに、今回は違った。僕たちは、初めてギデオンに負けたんだ。
ミステリーハウスを取り戻す良い方法が無いかと考えていると、テレビから「ミステリーハウスで重要な話がある」とギデオンが話していた。
僕たちは、ミステリーハウスに向かうことにした。変装をしてね。
すると、ギデオンはこの場所を遊園地みたいなものに作り替えると発表した。
それを聞いた時、もう驚いたよ。スタンは黙っていられず、スピーチ台へと乗り込んだ。
でも、屈強なガードマンに追放されてしまった。
その後スースの家に帰ったけど、食料はあんまりないし、お金もない。
突然として、スタンがこう言った。「二人の世話ができなくなった。家もないし金もない。だから、家に帰るんだ。明日のバスのチケットだ」
確かに、スタンの言う通りだった。スタンは、ギデオンに負けた。
バズのチケットを置いた後、家を出て行った。
スタンが取り戻せないのなら、僕とメイベルで取り戻す方法を考えた。
僕には本が。メイベルにはフックガンが——いいや、僕の本だ。
————
次の日。もう一度、ミステリーハウスへと向かった。
本の中に、何かいい方法があると考えた結果、ノームを使うことに決めたんだ。
僕たちを追放したガードマンを倒すには、それなりの軍隊が必要だってことさ。
それで、ノームたちと一緒にミステリーハウスを取り戻すことにしたんだけど、結果としては大失敗に陥った。
ギデオンの方が一枚上手だったのさ。謎の笛を吹くと、ノームたちはギデオンの方へと寝返った。
ノームに捕らわれ、ギデオンに本を奪われてしまった。
「力もない。知恵もない。何もできない。この本が無ければね」
その言葉の通りだったよ。僕は、いつも本が頼りだった。
本があったから、ビルにも勝てた。本があったから、色々な現象に対応できた。
その後、バスの時間が刻一刻と迫る。僕は、そこで諦めたんだ。
荷物をまとめて、バスへと乗り込む。
バスに乗ってからどれくらいたったんだろう。後ろから何かが迫ってきているのに気付いた。それをよく見てみると、ギデオンロボットだという事に気づいた。
運転手にスピードを上げてくれと頼むと、なんとその運転手はスースだった!
どうやらいろんなバイトをしてお金を稼いでいたんだって。
崖の所まで追い詰められた僕たちは、バスから降りて橋を渡っていた。
けど、行き止まり。すると、ギデオンは「本の第一巻はどこだ」と、意味不明なことを言った。
メイベルはギデオンロボに掴まれ、僕は放り投げられた。
「力もない。知恵もない。何もできない。この本が無ければね」
その言葉がよぎり、僕は力を振り絞ってギデオンロボの中に入ることに成功した。
ギデオンとの格闘の末、僕はメイベルを助けだすことができた。
それと同時に、僕の本も取り戻せた。
その時、スタンが大急ぎで僕たちの所までやってきた。
ギデオンがこれまでやってきた悪事を暴き、刑務所へと連行された。
これでミステリーハウスは取り戻すことができて良かったよ。
——シーズン2に続く。
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