詩人

雨水

詩人


ホットケーキに黄色載せ

黄金をとろりとかけてフォーク持ち

ぐちゃりと混ぜて乳白色にする私は色を書くのに向いてない


朔太郎や藤村の静やかな詩に思いを馳せて

眠気に沈む私には静寂がきっと向いてない


雨の音に耳すませ

傘を打つ粒に意識を傾け

鼻をつく匂いに地面に戻される私は恐らく情緒に向いてない


私は詩人にはなれない

あんな美しいものにはなれない

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詩人 雨水 @amamizu415

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