夢追い人と捨て猫少女のクリスマス・キャロル

栗ご飯

第1話

 「ちょっとここで止めてもらえるかな」


雪と人々の笑い声が積もったクリスマスの街の喧騒から少し離れた高架下に差し掛かった時、僕は運転してくれているマネージャーに声をかけた。


今年もクリスマスライブを大盛況で終えて、家まで送って貰っていた途中のことだった。マネージャーは少し怪訝な顔をしながらもうなずくと、少しずつ車は減速しだす。聖夜を祝福するようなタイヤの高い声がなくなると、車内にはこの時期ラジオでヘビロテ中のクリスマスソングの音だけが残った。


ドアを開けて高架下に入る。ひとっけもなく冷えたアスファルトの上に、大きな開いた段ボールがあるのを見つけた。中を覗き込んでみれば、そこには小さな小さな白い子猫がいた。捨て猫だというのはすぐに分かった。手入れの行き届いたつやのある毛並みを寒さに震わせながら、恐らく飼い主の最後の愛情の証であろう厚い毛布の上に身を小さくしていた。


「珍しいですね、このご時世に捨て猫なんて」


心底帰りたそうな声で隣に立ったマネージャーがつぶやく。去年大学を出たばかりだという彼女は上質な鼈甲べっこうの髪飾りでその長い髪をとめている。きっとこの後は彼氏と夜を過ごすのだろう。


「今年は鼈甲の櫛がプレゼントかな?」


「そしたら私はプラチナの鎖をプレゼントしないとですね。でもプレゼントなんてなくても、彼とこの夜を過ごせるのが一番の特別なんですよ」


普段クールな彼女だが、彼氏の話になるとよくしゃべるようになる。半年を彼女とすごして、大分色々なことが分かるようになってきた。


「結城さんもどなたかいないんですか?」


「この子飼ってあげて下さいよ」と毛布ごと差し出された子猫を両腕に受け取る。小さい鼓動を抱いて、子猫が寝ていることを知った。


「いないよ。たった一年だけいたけどね」


頭をなでてやると、子猫の寝顔が少し和らいだ。


「あれ、もしかして、聞いちゃいけませんでしたか?」


気まずそうにする彼女に慌ててかぶりをふる。素直で優しいのも、この半年に分かったことだ。


「そんなんじゃないんだ。寧ろそろそろ誰かに話したかった事さ」


彼女を落ち込ませないように、少しおどけた口調で言う。実際誰かに聞いてもらいたかったのは事実だ。


「ちょっと聞いてくれるかな、寒いし、車で移動しながらでも」


車に戻り彼女がエンジンをかけると、またクリスマスソングが車内に流れ出す。


「彼女は僕がきっかけでね。いや、彼女だけじゃないか。彼女ともう一人のおかげかな」


「もったいぶらないでくださいよ、何やらロマンティックなにおいがするじゃないですか。気になって運転できませんよ」


「ひょっとしたら事故起こしちゃうかも」と脅迫じみた軽口をたたく彼女に苦笑いして、続きを語りだす。


「これはあの日、この子猫と同じように段ボールに捨てられてた一人の女の子とのお話さ」


そうして僕は語りだす。彼女とあの老人がくれた、素敵で不思議なかけがえのない一夜に想いをはせて。



===※===


当時の僕はかなりあれていた。まだ大学生だった僕はそのころから一流の歌手を目指して駅前で路上ライブや弾き語りとかをしていたものの、はっきり言って毎回誰も聴いててくれてはいなかった。


僕は自分には絶対に売れる素質があるって信じてたから、毎回誰からもそっぽを向かれるのはかなりこたえた。しかしそれよりもっとこたえたのは、両親から家を追い出されたことだった。ろくに大学にもいかず就活もせずに夢を追い続けてばかりの僕に愛想がつきたと言われた時は正直かなりショックだったが次第に怒りの感情が強くなっていった。結局両親も街にいる赤の他人と同じように自分の音楽の価値も分からない馬鹿なんだと思うと勘当されたことなどどうでもよくなり、悔しさと絶対にいつか認めさせてやるという復讐心だけで胸をいっぱいにして雪の降る夜の街を歩いた。


ギターとアンプ、厚手のジャケット一枚と手切れ金20万円が入った封筒が数少ない持ち物だった。


そしてその年のクリスマスイブ、僕は一年で一番幸せな夜を一人孤独に歩いていた。


「クソッ、かさばるな!」


他のものはリュックに入れられても、ギターだけはケースに入れるしかない。カフェかどこかで少し休もうかとも思ったが、アルバイトしかしていなかった僕は手切れ金などとっくに使い終え、アパートを退去させられて大学の友達にも多くの借金を作っていた。なのでお金に余裕はなかったし、なにより幸せそうにお互いのドリンクを交換し合う男女や、特別に親に飲むことを許してもらえたホットココアをすする子供の顔を見るのは耐え難かった。自分よりも幸せそうな人間を見るのを苦痛に感じるほどに僕はこじらせていた。


そして、仕方なく町のはずれにある高架下でせめて雪をしのごうと考えた。タンポポが生えて公衆便所もある高架下は、まだ寒くなかった秋頃よくお世話になっていた場所だった。でも何より素晴らしかったのは、他の野宿スポットと違って誰ともかち合ったことがないというところだった。


しかし珍しいことに、今日は先客がいた。七十歳は過ぎていそうな老人が、段ボールの中を覗き込んでいたのだ。


捨て猫だろうか、邪魔しちゃ悪いかな。とも思ったものの、もうここ以外に今日寝る場所はなかったので仕方なく声をかけてみた。


「あの、こんなところでどうしたんですか?」


彼は一瞬ハッとしたような顔で振り返ると、すぐに困ったような顔をして話しかけてきた。


「いいところに来た若者よ。ちょっとこの子を見てはくれんかね」


老人が指し示したダンボールの中を見て思わずギョッとした。そこには猫ではなく、なんと一人の少女がいたのだ。温かそうなコートと耳当てを身に付けた彼女は僕たちのことなどお構いなしに、中で丸まって幸せそうに寝ている。


「彼女はいったい?」


「さあ?前も一回あったんじゃがな、詳しいことはわしにもわからんよ」


驚く僕の問いに老人は落ち着いた声で答えた。


「そうじゃなくて、あなたのお孫さんか何かですか?」


若干のいら立ちを込めた言葉だったが、意外なことに彼は愉快そうに眉をあげた。


「ほう、そう見えるかね? はてはて、どうだっただろうか」


この爺さんボケてるな、とすぐに分かった。まともに会話も出来ないのに僕が絶対に買えないようなブランドの時計をしているのを見つけてしまい、余計に腹が立った。


「まさか捨てられてたなんていんじゃないでしょうね」


ぶっきらぼうに吐き捨てた僕に、今度こそ老人は声をあげて笑った。


「いやいや失礼。 しかしこれほど面白いのはいつぶりかな」


彼は睨む僕に気づいて謝罪すると、すぐに真顔に戻ってこう尋ねてきた。


「ところでどうだ若者よ、今日一日、この子の世話をしてくれんかね?」


「……は? えちょ、ちょっと!」


思わぬ要望にあっけにとられていた僕を背にして、声をかける間もなく老人は雪の間に消えて行ってしまった。


「なんなんだあのジジイ!」


突然のことで頭が混乱していた僕は、暫く辺りを右往左往していた。そして少しして、段ボールの中で寝ている少女のことを思い出した。


「そ、そうだ! 彼女は……警察か? それとも救急車か?」


慌てて段ボールに駆け寄りながら携帯を操作する。


「ああもう! 反応しろよポンコツ!」


「うるさいなあ、お兄さん」


ムク、っと段ボールの中の彼女が起き上がる。寝ぼけ眼を目でこすりながら、いたずら好きそうな笑顔でこう言ってきた。


「襲われたって通報しちゃうよ?」


—※—


「ねー悪かったってばぁ。捨て子ジョークじゃんかよ~」


「分かったから、コート掴むのやめてくれ。重いんだよ」


それから三十分ほど後、僕は彼女と街を歩いていた。ただでさえ肩のギターが重いのに、背中に人までくっついていたら歩きにくくて仕方がない。何より煩わしかったのが彼女のはしゃぎようだ。すこし埃をかぶった彼女の格好も相まって、にぎやかな街で僕たちはひときわ浮いていた。


「大体君は何なんだよ?ここにきて何がしたい訳?」


「んーとね、えーとね、親に捨てられたかわいそうな十六歳の美少女で~、やりたいことはウィンドウショッピング!」


屈託なく笑う彼女を見ていると、本当にこの子は捨てられていたのかと不思議に思えてくる。それほどに楽しそうだった。


「お兄さんのことも教えてよ! お名前は何?」


「結城ヒロっていうんだ。いずれこの国にとどろく名だから覚えておくといい」


「どっちが名前なの? 変なの~」


「ユーキさんって呼ぶね!」と笑う彼女を無視して、僕たちはそれから何も言わずにただ黙々と歩いた。次の僕たちの会話は街で1番の高級レストランの前を歩いていた時、彼女のお腹がなったのがきっかけだった。


「ねえ、ここでお食事しない?」


上目遣いに聞いてくる彼女に、僕はため息をつきながら教えてあげる。


「いいかいお嬢ちゃん。このお店は一握りの金持ちしか入れないところなんだ。それに服装も、もっとちゃんとしたものじゃないと入れてすら貰えないよ」


ガラス窓から見える店内には様々なアクセサリーが飾られたクリスマスツリーと、ステーキやらケーキやら豪華な料理を美味しそうに食べている人々がいた。


「えー、みんないい人そうだけどなぁ〜」


「嘘だと思うなら入ってみればいいさ。本当だってわかるから」


冗談で言ったつもりだったが、どうやらまにうけられてしまったようだ。「うん!」と頷いた彼女は扉をあけて店の中に入っていってしまった。


「あーあ追い出されるぞあいつ。かわいそー」


ほくそ笑みながら窓から様子を伺う自分の性格の悪さに少し嫌気が差しながらも、彼女が恥をかくのを心待ちにしていた。


「おっ、店の人がきた。……な? やっぱり無理だった」


頬を赤らめながらドアの方に戻ってくる彼女を迎えるために、愉快さを押し殺して同情しているような表情を貼り付ける。


「やったよユーキさん!入っていいって!」


すぐにその表情は剥がされ、立て続けに起こる不思議に思わず頭がくらっとした。


—※—


「いいんですか店長さん、僕ら本当にお金持ってないんですよ?」


席に座るとすぐオーナーを名乗る人物がやってきた。ベテラン料理人の威厳と人懐っこさを同居させたような中年の男だった。


「いいんですよ。こういう特別な日にお二人のような方々をご馳走するための稼ぎだと代々教えられていますから」



「ん〜素晴らしい! それでこそ一流レストランのオーナー!」


文庫本ほどの分厚いステーキを切り分けながら少女がおだてる。照れる様子もなく「光栄です」というオーナーに、尚も僕は尋ねる。


「本当にいいんですか? 皿洗いでも何でもしますよ?」


オーナーは少し悩むそぶりを見せると、思いもよらないことを言ってきた。


「では、何か曲を演奏してくれませんか? 今日来るはずだったアーティストが体調不良でこれなくなってしまって。ギターもお引きになられそうですし」


唐突に訪れたチャンスに全身がざわめく。こんな高級レストランでこれほどの人を前に演奏できるなんて……。想像しただけで胸が踊った。


でもすぐに胸は踊るのをやめた。今までの路上ライブで向けられた目や無関心だった人々を思い出すと、僕はオーナーに言った。


「すみません。それだけはできないんです。今までどんなに演奏しても誰も聴いてくれなかったんです。今回もきっとそうです。誰にも僕の曲の良さを感じてもらえないと考えただけで悲しくなってしまうので、できません」


「何それ〜! シンミョーな顔しちゃってさー!」


「うるさい! 調子乗るな!」


思わず机を叩く。店中が一瞬静まり返った。人々は僕たちを見て何か納得したような表情をすると、すぐにまた店内は談笑の声で溢れかえった。


「あ……ごめんなさい」


「私こそ、ごめんなさい」


オーナーに向けて謝ると、勘違いした彼女が僕に謝罪してきた。それまでの元気を全く感じさせないような、しおらしい姿だった。


「こんな美味しい料理を誰かと食べたのなんて、初めてだから……」


その言葉が僕の心にグッと刺さった。ひょっとしたらこれが彼女本来の正確なんじゃないかと思った。一人で高架下にいる寂しさを紛らわせるためにあえて明るく振る舞うようになったのだろうか。もしそうなら、一体なんて健気な少女なんだ。僕は初めて彼女に同情した。そして同情以上の変化が、僕の心に起こっていた。


改めてオーナーの方に向き直る。覚悟は決まった。


「やらせてください。お願いします」


「最後に一つだけ」


店内のステージに行く僕に、オーナーがそう話しかけてきた。


「誰かに対して何かをするときは、まずその誰かのことを第一に考えるといいですよ」


「それも代々教えられてきたことですか?」


そう聞くとオーナーは誰かと同じような笑みを浮かべて「いえ」と言った。


「これは私の持論です」


—※—


「今日はありがとうございました」


演奏は大好評だった。店から帰る時、オーナーがドアまで見送りに来てくれた。


「即興であれほど素晴らしい曲を弾いて頂けるとは。他のお客様方にも大変満足していただけたようですし」


「一飯の恩ですよ。いつもこの町のどこかをうろついていると思うので、またご依頼ください。なによりあなたが大切なことを思い出させてくれてこその成功でしたから」


そういうとオーナーは少しうれしそうにして、「実はあなたに会いたいと仰っている方がいらっしゃるんですよ」と店内の誰かに向けて目くばせをした。


初老の男性だった。手入れの行き届いた白髪と整えられたシャツから、その人が偉い人だという事が分かった。


「君の演奏を聴かせて貰って、何やら奇妙な縁を感じたんだ」


差し出された名刺には、日本で知らない人はいない音楽業界最大手の事務所のプロデューサーと書かれていた。


「前向きな返事を期待しているよ」


あまりの衝撃に、返事をしようとしても自分でも何を行ったか分からないようなかすれ声しか出せなかった。男性は背を向けて手をふると、レストランの奥に消えていった。


「え! え! ユーキさんまさかの大出世⁉」


少女が今日で一番うれしそうな声をあげて喜ぶ。僕も思わずオーナーの前で「よっしゃぁ!」とガッツポーズをした。


「奇妙な縁ですか。不思議ですね」


オーナーが面白そうに笑う。


「実は私も感じていたことなのですよ」


—※—


段々と静まっていく街を、僕たちは歩いた。今度はきた時とは違い、二人で色々なことを話した。


「そういえば、君の名前はいったい何なんだい?」


高架下までもうすぐというところで、僕は彼女に問いかけた。


「えー? どーしよ、いっちゃおうかなー!」


次の言葉で、僕は彼女のいたずら好きそうな笑顔の秘密を知ることになる。


「私の名前は……」


少女はもったいぶって、じれる私の反応を楽しんでいた。


「結城ヒロちゃんでーす!昔のあなたでーす!」


もう何が起きても驚かないつもりでいたものの、さすがにこれには面食らってしまった。「あっ!」と思いよく彼女の顔を見てみると、確かに昔の僕の顔にそっくりだった。


「何で黙ってたの⁉︎」


彼女の肩を掴むと、彼女の腕がボロッと崩れた。肩以外も、彼女という存在が静かに雪と崩れていった。今度は驚きはしなかった。ああ彼女は幽霊だったのかと妙に納得した。


「じゃあね、未来の私」


地面に積もる雪に消えていく中で、そっと彼女の声が聞こえた。


「あなたの曲、好きよ」


彼女が完全に消えて声も聞こえなくなって、僕は全力で高架下へと走る。彼女が過去の僕だとしたら、最初にあったあの老人は……。


「やあ、彼女から話は聞いたかな?」


高架下、老人は会った時と同じようにダンボールの前に立っていた。僕の方に振り向くと、ブランドの腕時計が街灯を反射する。「あの!」と息を切らしながら言う僕を手で制止して、老人は静かに話し始める。


「まだわしの商売がうまくいっていなかった頃、急に家に借金の取り立てがきてな。金が返せないなら子供を売れと言われたんじゃ。まだ小学校に入って間もない、たまのような子じゃった。わしはそんな可愛い子の人生を悲しいものにしたくなかった。児童養護施設に保護してもらおうと思ったが、妻はそんな時にまで世間体を気にして断固反対してきた」


老人は悲しそうに目を細めた。一筋の涙が頬を伝っていた。


「ロクでなしに売られるよりはと思って、わしはお前をここに捨てたんじゃ」


少女の時と同じように、老人の体が崩れていく。


「父さん!」


ギターケースを地面に落として、まさに今消えかかっている父親の元に駆け出す。抱きしめたらいなくなってしまいそうで怖くて、ただ近くにいることしかできなかった。


「ああ……ヒロ、ごめんなぁ。いい人に拾われたんだなぁ。よかったなぁ」


僕と父、2人の泣く声が、街から離れた寂しい通りに響く。


「お前の歌、聞いてたよ。わしの弟がつくる飯はうまかっただろう」


「すごいおいしかったよ。あの人のおかげで事務所とも契約できそうだよ」


「そうか、そうか。よかったなぁ」


そして、父は最後の言葉を言った。


「曲名を、教えてくれるか?」


涙ぐんで、僕は答えた。


「『高架下からのキャロルソング』だよ」


===※===


「と、いう訳さ。どうだったかな?」


時は戻って十年後の今、車は僕の家の前の交差点で信号を待っていた。


「結城さん、私今信号が青になったら事故っちゃいます」


ズビッと鼻をすする音が運転席から聞こえる。


「涙があふれて前が見えない……」


どうやら僕の話に感極まって泣いてくれていたようだった。恥ずかしくなって、「そんなにかな……」と鼻をかく。


「それにしても意外でした。家族おもいで知られている結城さんにそんな過去があったなんて」


「まさか自分が養子だったなんて知らなかったからね。次の日に土下座で謝ったら許してもらえたよ。大学にも音楽活動の合間に行くようになったしね」


車が僕の家の前に着いた。「ありがとう」と言ってドアを開け家に入ろうとすると、「結城さん!」と彼女の声がした。


「「メリークリスマス!」」


気のせいか、いたずら好きそうな笑みの彼女の声も聞こえた気がした。




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