第6話

私の子供はメンサ会員です。

こんな私に子供が出てきたのも驚きなのだが。

二度目の婚姻については後日にしよう。


勉強なぞ学校の宿題以上は全くやらないほど努力という言葉が嫌いな子なのですが、

あまりにも先生方の言うことを聞かず、問題児扱いされ続けた幼少期から小学低学年。


注意を受けたり先生から問題児扱いされ嫌味を言われることもあり悩みましたが、

小3でテストを受けたら普通の子供とは違った。

飛び抜けていた。

メンサに申し込んでみた。

すんなり入れた。

集いに行ってみた。

浮かない我が子を見た。


変わってる。

変わってた。


学区でもいわゆるギフテッドと認定されましたが、

変わってる。


良かったのは日本でなかったこと。

私は何故知能テストを受けるのか、

そこの意味から説明されないと分からなくて、分からないまま問題を始めることは出来なくて、

何故、何故がすごくあるのに疑問を抱くことは許されない社会。

親も。


なので、子供の思う疑問には分かる限り全て細かく対応するようにしていた。

2-3歳の頃から。


…一歳にもならない頃から私の会計学のテキストを引っ張り出して読んでた(見ていた)けども、

そんなことも本当なら気づくべきだったのかもしれない。


そして、話し出したら止まらない子だった。

話し出すまでは少し遅めだったと思うのだけれど、話し出したら止まらない。

5歳の頃にやっと、たまたま街中で会った人に「ごめんなさい、この子止まらないの。」

と申し訳無く言ったところ、

「何言ってんの?!頭いいから(スマートだから)止まらないのよ!お母さんしっかりしなさいよ!!」

とピシッと言われて


えええ!!と目からウロコが落ちて。


確かに学校でキンダーで同級生になった子とはずーーーっと二人で話してたけれども、後日数年後にその子もGATE (ギフテッド)の子だと分かった。


まさかそれでもまさか頭が良いなぞとは思ってもいなかったけれども、

後日GATEテストで明らかになったので、認めざるを得ず。


それでもまさかうちの子が、私の子が、とまだ思っていたけれど、薦められてメンサに試しに問い合わせてみたら、一瞬で入会できて、

んー…… 。。。


そうなのか。この子はそぉいう子なのか。

と、子供が生まれてから初めて彼の特性を知りました。 

当時10歳。


早めに分かって良かった。


今は小6。

アメリカでは小6から中学校に通うが、

算数だけは得意らしく、小6と中1前半の内容は飛ばして、小6で、中1後半と中2の内容をやるクラスには入ってます。


ですが本人は自分はギフテッドではないよ。

算数が得意なだけだ、と言ってます。



また、女はめんどくさい。

ゲイじゃないけど、結婚しないでいい、と去年辺りから言っています。




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