第9話 怪物と2回目のボス戦

ボス部屋に入ると9✕9✕9の正方形の部屋がありのその空中には3メートルぐらいの巨体に真っ白な体のボスことロック鳥が飛んでいる。

ボスはこちらを見ても降りてこず私は飛べますがあなたは飛ばないでしょうみたいな目をしている。なぜこうもボスは腹立つ顔ばっかしてんのか気になる。

まぁそれはいい…さてそんな目をするな見せてやろうじゃないか俺も飛べるってことを…

(怪物化!)

俺は背中から鉄のツバメの翼を生やす。

突然羽が生えたことにボスは不思議そうにこちらをみていた。

これで準備は整った。

ぶっつけ本番だがスキルを使うとどうやったら飛べるか分かる。

見せてやるぜ俺の空中戦法をよぉ俺は翼を広げ空に舞った。

ボスはそれに驚いた表情を見せなぜお前が飛べるんだと言った目を俺に向けてくる。


「さぁ行くぜぇ!俺のロマンのために死んでくれ!」


そう言って俺は戦闘態勢に入る相手も戦闘態勢に入ったようで大きな声を出して威嚇してくる。


「グォォォォ!!」


相手は風魔法を使い空気の刃を連続で出してくる

それを俺は大きく円を描くように避け火魔法をボール状にして相手に叩き込む。

だが相手は風魔法を使いその風圧で火魔法を押し返してきた。


(まじか!よくあるファイヤーボールとかじゃだめなのか!?流石に力では負けてそうだしなぁどうするか…)


そう思っている間にも風魔法がいくつも飛び交いそれを俺は避け続けている。


(なんとか打開策を見つけなきゃなんねぇな)


その時突然ロック鳥の風魔法がピタリと止まった。

何ごとかと様子を見ていると相手は一番高くまで飛び上がりおれに向かって高速で突っ込んできた。


(おいおい、嘘だろその速さは洒落にならん!これは避けれない!)


俺は咄嗟に翼でガードし何とか被害を最小限に止めようとする。

だがあまりにも相手の攻撃は重かった。

ゴブリンの時とは逆で今度は俺が壁に打ち付けられるのだった。


「かハッ…やるじゃ…ねぇーかよぉ!!」


俺はそこに1分1秒でもいたらだめだと直感スキル特有のピリッとした感覚に襲われすぐに行動する。

そして行動しながら回復魔法をつかい折れた骨などを修復していく。

そして移動した直後風の刃が俺のいたところへと直撃する。


「あっぶねぇなぁおい当たってたら細切れだぞ!?

だがどうするか…」


(魔力はまだあるが果たしてあいつが火魔法をくらうのかどうかだなぁ…しかもあのスピードの突進防げはしたものの結構な損傷を受けただがさっきは油断したがもうくらわねぇ…あいつの攻撃は早いが狙いが定まってないと撃てねぇはずだだからよぉこうやって!)


俺はあいつを翻弄すべく素早く飛び回りあいての狙いを定められないようにする。

また相手がそれでもおれに向かってあの突進を食らわせようとしているときは火魔法を使ってそれを阻害する。


(これで相手はあの突進はできないだがこちらも有効な手立てがあるわけではないので早く手立てを考えないといけないんだが…あ、そうだ火魔法を使ってレーザーみたいにして発射すれば相手風圧でも跳ね返せねぇんじゃねぇか?よしやってみるか!)


「オラッ!喰らえ炎のレーザーだぞ!」

相手は急な俺のレーザーを避けきれずレーザーは相手の横っ腹を貫いた。


 「ギャオオオン!!」


相手は痛そうに悶えているが俺はお構い無しに翼を切るようにレーザーを発射する。


「ギャン!!」


短い悲鳴とともに相手の片翼がレーザーで綺麗に切れ落ちる。

相手は翼が切れたことにより地面へと落下していく

そして俺はその落下に合わせて身体強化をつかい最高速度で相手めがけて翼を当てに行くだが相手も風魔法でこちらに攻撃させまいと落ちながらも打ってくる。

だが俺はそれを体を捻ることで避けそのまま翼を相手の胴体へ叩きこみ胴体を亡き者とする。


「グォォォォ…」


相手は俺の身体強化した速さで鋭く硬い翼をくらったことにより胴体が真っ二つになりボスの命は終わりを迎えるのであった…


「俺の勝ちぃぃぃ!!!!ギャハハハハハ!」


どっちが敵かわからないような笑い声をあげ俺は勝利な余韻を楽しむであった。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□





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(ふぅ~あぁ気持ちよかったぁやっぱり最高だな戦闘は…レベルアップもしたみたいだしなとりあえずこいつ食わねぇとなクククッ空は飛べるとはいってもこいつで空を飛ぶのは格段に気持ちがいいだろうなぁ…)


そんな事を言いつつ手をスライム化させロック鳥を食っていく。


(だがなんか物足りないんだよなぁ…あ、そうかあれだやっぱり怪物と言えば肉を食いちぎったらもっと野性味があったりするのか、まだ俺にはそれが足りてないつまり次のダンジョンは牙が鋭くて肉を食いちぎれるようなやつがいいなぁあ、そうだステータスみとかねぇとなぁステータス)


道長恭介 20歳 レベル7

【スキル】

・直感レベル2

・咆哮レベル2

・体術レベル2

・腕力強化レベル2

・脚力強化レベル2

・状態異常耐性レベル1

・アイテムボックス

【魔法】

・身体強化

・火魔法

・風魔法

・回復魔法

【ユニークスキル】

・怪物化レベル3


「おお!スキルが軒並みかさ上がってやがるさらに怪物化が3になってやがるなぁさてさてどんな事ができるようになったのかねぇ詳細っとなになに?

レベル3では2種類の魔物の部位を付け加えることができまたある程度大きさが変えることができるさらに怪物化する速度が速くなる。おぉ大きさも変えれるようになったかしかも速さもか…いいねぇどんどんやることが増えてくぜ2種類の部位を付け加えることができるってことはよぉキメラみたいになれるってことなのか?それだったらキマイラとか作ってみたいなぁまぁ今後に期待だな食べ終わったしとりあえず宝箱開けて一旦外出るか…」


俺は中央の宝箱までより宝箱を見る。


「お、今回の宝箱は銀色なんだなさてさて何がでるかねぇとスキルオーブが欲しいがなかなか出ないだろうしな…まぁとりあえず開けるか」


宝箱の中身を開けるとそこには分厚い本とスキルオーブが入っていた。


「おお!スキルオーブじゃねぇかしかも魔導書もあるぜ!え〜とスキルオーブの方は素早さUP、魔導者は風魔法の魔導書か…スキルオーブはあたりだなだが魔導書はあいつ食ったからいらねぇんだよなぁまぁ売ればいいかよしっ一旦外出るか」


俺は大きな扉から外に出ていった。

俺がでていくと次の探索者のパーティーが俺の横を通り抜けてボズ部屋入っていっただが入っていく前に俺の事をなんか変な目で見たのは気の所為なはずだ。

て言うか他の奴らにも同じような目で見られている気がする。

俺なんかしたか?

そう思いつつ俺はもう一回戦おうか悩んだが今日は気分がいいのでこれぐらいにしておいた。

帰る前にダンジョン組合によって換金しに行くのであった。



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